ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中]   作:恋愛紳士

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……誠に遅くなりまして申し訳ありません(泣)

色々家族の頼まれごとに巻き込まれ小説投稿が滞ってしまいました……これが今年最後の小説投稿なるとは思わなかった……さて愚痴はこれぐらいにして今回はストレアイベントです!ではどうぞ!!


ストレアを追え!その2前編

前回のあらすじ、コウキ「「勇気」とは「怖さ」を知ることッ!「恐怖」を我が物とすることじゃあッ!」

 

シノン「メメタア!!」

 

ユウキ「ツェ○リさん!?」

 

 

 

シノンの思いの打ち解けから数日後、エギルの店である話題を話していた……

 

コウキ「ストレアが……どうかしたのか?」

 

キリト「それがな、前リズと一緒に迷宮区まで攻略してたときにたまたま会ってな」

 

…………………………………………

 

84層迷宮区

 

ストレア『あ、キリト!こんな場所で会えるなんて嬉しいな』

 

キリト『こんなところで、なにしてるんだ?』

 

ストレア『ちょっと探しものがあったんだけど疲れちゃったから一休みしてたところ』

 

キリト『探しもの?なんにしても一人で迷宮に潜るなんて、危険だろ』

 

ストレア『うーん、それじゃあさ、一緒に迷宮攻略してくれないかな?足手まといになったりしないから!』

 

キリト『一緒に攻略って……今、疲れて休んでたんだろ?それなら一度街に戻ったほうがいい』

 

ストレア『大丈夫だよ、それに急いでるの!お願い……一緒にいかせて!』

 

キリト『ふむぅ……わかった、じゃあこうしよう、俺が危険だと判断したときは素直に従う、それでいいなら一緒に行こう』

 

ストレア『うん、キリトの言うことなら聞くよ』

 

キリト『よし、じゃあ行くぞ』

 

リズ(……せっかく二人きりになっていたのにこうなっちゃったんだろ?)(´・ω・`)

 

それからしばらくのあいだ、ストレアを入れた三人パーティで攻略は進んだ……

 

 

 

 

ストレア『ふっ!!』

 

ズバッ!パシャーン!!

 

ストレアが赤いスライム型モンスター、レッドアラームを両手剣で切り裂き、レッドアラームをポリゴンへと変えた!

 

ストレア『ふぅ~……ね?足手まといにならないでしょ?』

 

キリト『確かに言う通りだったな、でもそこまで必死になってなにを探しているんだ?』

 

キリトがそう言うとストレアはなにか、難しそうな表情を浮かべる……

 

ストレア『……この世界を壊してしまうなにか、それを探しているの……たぶん』

 

キリト『この世界を壊すなにか……』

 

ストレア『そう、だから急がないといけないの』

 

キリト『でも、それがなんなのかは自分でもわかっていないのか?』

 

ストレア『うん……でもだからこそ、たくさん探索に出て、いろんなものと出会わなきゃいけないんだ、アタシはこの世界を守らなきゃならないから……というか、アタシのことよりも!』

 

するとストレアは話を切り替えた。

 

ストレア『キリトはクリアのためにがんばってるんだよね?だったらさパーティのメンバーもよく考えてさ……』

 

そう言いながら話に加わらなかったリズベットを見る。

 

リズ『な、なによ?』

 

ストレア『キリトには、もっと強力で頼りになるおねーさんの助っ人が必要だと思う』

 

キリト『俺は自分が組んだパーティに不満を感じたことなんか無いぞ、そもそもそういったヤツとは元からパーティを組まないしな、あと、おねーさんってなんだよ……』

 

ストレア『ダメだよキリト、今で満足だなんて間違っていると思う、だってアタシが活躍できちゃうくらいなんだもん、もっとパーティとしてのバランスも必要だし、ひとりひとり、ソロでの強さにももっとこだわらなきゃ、えーと、具体的にいうと、リズベットは武器に頼らず身体能力を高めるべき』

 

リズ『あたし、筋力は結構上げてるほうだと思うんだけど……』

 

ストレア『ああ、ごめんごめん、もっと速度を上げたほうがいいってこと』

 

リズ『速度ねえ……鍛冶と関係が薄いのは、あまり上げたくないんだけど』

 

ストレア『でも、それだとキリトとつり合うパートナーになれないと思う』

 

リズ『パートナーって言われてもあたしは……』

 

ストレア『それに、キリトのパートナーには、アタシみたいにメリハリの利いた身体が必要だし、出るトコが出てて、引っ込むトコが引っ込んでる!そういった魅力的な身体が必要だと思うんだよね』

 

リズ『身体つきは別に関係……いや、でも、キリトだって男だし……』

 

ストレア『キリトだってスタイルのいい女の子がパートナーのほうが嬉しいよね』

 

キリト『いや……誤解されても困るから言うけど俺はスタイルでパーティ相手を選んではいないからな』

 

ストレア『まあでも、キリトに一番お似合いで役に立っているのは、やっぱアタシかな、さあキリト!先に進も!』

 

キリト『自由奔放なやつだな……』

 

キリト(とはいえ、ストレアの戦闘能力……ハンクたちの話とボス戦のときでしか見たことなかったが……今回の戦いで俺が思った以上に高いのも確かだ、なにか探しものをしているようだけど見つかるまでは攻略組に入ってもらうのもありかもしれない……)

 

リズ『ほらキリト!はやく行かないとストレア先に行っちゃうよ!』

 

キリト『あ、ああ!』

 

それからまたしばらく3人で迷宮区の攻略を進めた……そしてまた……

 

ストレア『ごめんキリト、ちょっと用事思い出しちゃった、今日はここでお別れ』

 

キリト『探しものはいいのか?』

 

ストレア『うん、少しは前に進めたかなって思うから今日はそれでいい』

 

キリト『……そうか、それならそれでいいがここで別れても大丈夫か?』

 

ストレア『うん、大丈夫だよ、ありがと、じゃあまたね』

 

カッカッカッカッ……

 

そう言ってストレアは歩き去った……

 

リズ『……行かせちゃって、よかったの?』

 

キリト『止めても無駄だと思ったし、なにを探してるかわからないんじゃな……結局、ストレア自身の問題で俺たちが協力できることも限られてるだろ?』

 

リズ『ふうん、たしかにそうね』

 

キリト『さて、じゃあ俺たちも行くとしようか』

 

それからまたリズと一緒に攻略進め……ボス部屋を見つけたのだった……

 

キリト「……これで話は終わりだ……コウキはどう思う……」

 

コウキ「ところどころでキリト爆発しろ!と思ったが……」

 

キリト「なんでだよ!?」

 

コウキ「まず、気になる点1は……ストレアの言う『世界を壊してしまうなにか』だ」

 

キリト「ああ」

 

コウキ「今までバグとか出ていたからもしかしたらストレアが言う『世界を壊してしまうなにか』に関係があるかもな……まぁこれはあるかない分からないはなしだがな……気になる点2はストレアの言った『この世界を守らなきゃ』ってこれもなにか気になるな」

 

キリト「……だな……けどなにからこの世界、アインクラッドを守ろうとしているだろうか……」

 

コウキ「それも分からんな、もしかしたら悪い侵略者がこのアインクラッドに来ていて、それから守ろうとする守護者ことストレア……とか話かもな?」

 

キリト「……どこの映画の話だよ……」

 

コウキ「……まぁ冗談はさておき、気になる点3はストレアの言ってた言葉……『キリトはクリアのためにがんばってるんだよね?』ってところ……」

 

キリト「ああ……それが?」

 

コウキ「おかしくないか?」

 

キリト「えっ?」

 

コウキ「べつにキリトがクリアのためにがんばっているんじゃあなくてそれは全プレイヤーの目標だと過言じゃあない、ストレアが言っていることは……まるで自分は関係ないようなことじゃあ……」

 

キリト「……」

 

コウキ「まぁ考えすぎかもしれないがな?さあ!次のボス攻略の準備でもしようか?」

 

キリト「あっ、ああ……じゃあまたな」

 

コウキ「おう!」

 

そうしてコウキはキリトと別れた……

 

コウキ「……さて」

 

コウキ(ストレアのこと……気になるな……ちょっと接触してみるか……もしかしたらキリトたちと会った場所にいるかも知れない……)

 

コウキ「……よし!行ってみるか」

 

ユウキ「どこかに行くのコウキ?」

 

コウキ「ユウキか?」

 

先ほどまでに部屋にいたらしいユウキが階段から降りてきながらコウキに話しかけた。

 

コウキ「ちょっとストレアに会いに行こうかなって思ってな」

 

ユウキ「ストレアに?なんで?」

 

コウキ「ちょっと気になることがあってな」

 

ユウキ「ふーん……ボクも行くよ!」

 

コウキ「えっ?なんで?」

 

ユウキ「ボクもストレアと会いたいからね……ダメ……かな?」コテン

 

コウキ「うっ……」

 

ユウキ「…………」ウルウルウルウル……

 

ユウキが首をこてん、と傾げながらこちらを見てくる……その潤んだ瞳を見てコウキは「なにこの子可愛い 」ってテロップを思い出してた……

 

コウキ「…………はぁ……わかった、わかったからそんな目で見てくるな」

 

ユウキ「やったあ!!」

 

コウキは激しく精神値を消費し、ユウキはぴょんぴょん跳び跳ねて喜んだ!

 

コウキ(なんでそんなに喜ぶんだか?)

 

ユウキ「じゃあ早速行ってみようか!」

 

コウキ「……ああ」

 

そしてコウキたちは84層迷宮区へと向かって行った……




ちょっと少ないですがこれまで!次はサービスシーンに入りまーす!!次回もお楽しみに!!

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