ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中] 作:恋愛紳士
ではどうぞ!!
前回のあらすじ、コウキ、ユウキと混浴する。
あのインチキ占い師プレイヤーのお騒がせとなった一件、あの鎖のお陰でユウキと混浴することになったりまたユウキと一緒に寝ることになったりとクラインだったら狼(クルじゃないよ)になりかねないことを俺は耐えきった……もう……燃え尽きちゃったよおやっさん……
けど……なぜかユウキになつかれた……
いやなんで?なんでなつかれた?いや今までもなんか小動物的な距離感があったのだが今はべったりとくっつき回ることがある……うん、なにこれ?
あとおかしかったのは鎖の取れたあの日、あの日起きたときに鎖が取れたのを見て「やったぞ!取れたぞ!」っとユウキに言ったら「う、うん……よかったね……」っとやや伏し目がちで顔も頬のところが少し赤くなっており思わず「どうかしたのか?」と聞いたが「べ、別になんでもないよ!!じゃ、じゃあね!!」と言われ、ユウキはそそくさ部屋から出ていった……あとに残された俺とクルはお互いに見つめ会い……そしてお互いに首を傾げた……その日の一日だがこっちから声をかけたら逃げ出し、けど完全には逃げずにこちらの様子をうがかっている……一度ユウキの後ろを取り、声をかけたらユウキはビクッ!!と体を跳ねた次には脱兎の如く全速力で逃げた……泣いていいか?(泣)
仕方ないから一人、今日もホロウエリアの攻略しに行こうとしたらユウキが戻ってきて「ボ、ボクも行くよ!」っと言ってきた……今日の出来事を聞きたかったが敢えて聞かずに一緒にホロウエリアに向かった……
簡単に言うと攻略はかなり進んだ……今日の出来事は何だったんだ?っと思うくらいユウキの調子が良く、フィリアもそれに「なにかあったの?」っと聞かれたが俺は「俺もなにがなんだが……」っと愚痴る俺……
その次の日からユウキはべったりとくっつく回るようになった……わけがわからないよ……
まぁこれは置いといて……今回の話はユイちゃんとのある出来事のお話……
畑・川
コウキ「すまないなぁユイちゃん、収穫の手伝いをして貰っちゃって」
ユイ「いえ、大丈夫です!私も楽しいですし」
コウキ「いい子だなぁ~」
ユウキ「ちょっと!ボクも手伝っているでしょ!?」
今、ユウキとユイちゃんと遅い野菜の収穫をしていた。
コウキ「はいはい、助かるよお~~」
ユウキ「……このぉ……」
ユイ「あっはは……」
コウキの言い様にユウキは拳を握り、むむむっ……と唸っているのを見て苦笑いするユイ……
コウキ「さて、野菜の収穫もこれぐらいでいいだろ、そろそろ帰るか」
ユウキ「そうだね」
ユイ「はい!」
コウキ「の前に川で軽く泥汚れを取っちゃおうか?」
ユイ「そうですね」
ユウキ「確かにボク……泥だらけ~……」
コウキ「全く、ちゃんと野菜の収穫用の服に着替えておけよ……」
ちなみに今みんなの姿、コウキは作業服にブーツと農作業に向いた服装、ユウキはいつもの服装、ユイちゃんはいつもの白のワンピースにコウキが貸した収穫用のエプロンに麦ワラ帽子とコウキほどでは無いにしろ農作業に向いた服装にしていた……
ユウキ「……コウキは着ているもんね、作業服にブーツ、それに軍手に白タオルを頭に巻き付けて……本当に農家の人みたいだね……」
コウキ「似合うだろ?」ドヤッアア
ユウキ「無駄にね」
コウキ「なん……だと?」
ユイ「あっはは……」
そんな他愛もない話をしながら川にむかう面々……
パチャパチャ!アパ○ャイ!!
コウキ「……なんか余計なの入っているような」
ユイ「?」
ユウキ「なに言ってるのコウキ?」
今川で各々、川に足を浸けていた……
ユウキ「あぁ~~……気持ちいいなぁ……」
ユイ「そうですねぇ~……」
コウキ「…………」
何故コウキが黙っているかとゆうと、今川で足を浸けているときの服装を見て黙っていた……
コウキはブーツと靴下を外し、作業服のズボンの裾を捲ってから足を川に浸けている、ユイはコウキが貸した物を全部外して靴を抜いで足を川に浸けている。
問題はユウキの姿、普段着の腰巻き、それを外すとまるで金太郎みたいな姿になる……つまり足先から太ももまで丸見えに……それにコウキは……
コウキ(……脚フェチじゃなくてよかった)ハァ……
ユウキ「なんで溜め息ついてるの?」
コウキ「……お前の今の姿に呆れているんだよ」
ユウキ「えっ?なんで?」
コウキ「……そんな足を丸出しにして……恥ずかしくないのか?」
ユウキ「?別に……なんとも……なに?コウキ、脚フェチなの?」
コウキ「なんでそうなる……そろそろ帰るぞ」
ユイ「あっ、はい……あの」
コウキ「なんだい?」
ユイ「ちょっとお願いしたいことがありまして……」
コウキ「俺たちにか?」
ユイ「いえ、コウキさんかユウキさんのどちらか一人いれば大丈夫です」
コウキ「そうか、ユウキ先に帰ってていいぞ」
ユウキ「えっ?なんで?ボクも付き合うよ?」
コウキ「いや、俺とユイちゃんが帰ってきたようにオヤツを作っておいて欲しいんだ、頼めるか?」
ユウキ「……うん、分かった」
コウキ「頼んだぞ?さぁユイちゃん行こうか?」
ユイ「はい!ありがとうございます!」
悠遠たる風の街道
ここはアークソフィアの街から出てすぐの場所、二人の目的の場所はここだった……ここで二人は……
コウキ「ここで《アイリスの花》をゲットするんだな?」
ユイ「はい、コウキさんには花を取る間の私の護衛をお願いします」
コウキ「分かった、これも『例』の物を作るのに使うんだね?」
ユイ「はい……すみません、度々お願いして……」
コウキ「いいってことさ、ユイちゃんのお願いぐらいお安い御用さ、さぁ早速採集しちゃおうか?」
ユイ「はいです!」
コウキ(さて、まずは安全確保しないとな)
コウキの見た先には蜂型モンスター、デスホーネットが左側に3匹、右側に2匹、計5匹がブンブン!っと飛び回っている……
コウキ(さて、あいつらは飛び回るから飛び道具をメインに片手剣で近づく奴を片っ端から切るか……服は……別に大丈夫か、まぁ盾は出しとかないとな)
コウキは装備ウィンドウを操作し、片手剣・メタルリザードマンソード+6、盾のライトアーマーリザードマンシールド、さらに今回のメインになる飛び道具がいっぱい収まった、腰アクセサリのサブウェポンラックベルトを装備して……
爆!誕!闘う農家さん!!……凄く……シュールです……
コウキ「……さてやりますか」カチャ
ラックから鉄球を取り出して……デスホーネットに目掛けて……
コウキ「俺の鉄球を喰らえええ!!!」シュ!!
ドゴッ!ポトッ!
ソードスキルを纏った鉄球は、一匹のデスホーネットに当り、デスホーネットは当たった衝撃で落ちてきた、そこをコウキは……
コウキ「もういっぱあああつ!!!」シュ!!
ドゴッ!ピキッ!パシャーン!!
また同じように鉄球をソードスキルでもう一発喰らわせ、デスホーネットはポリゴンへと姿を変えた……
コウキ(……前までならこの2倍の量じゃあないと倒せなかったが……やはり強くなっているな俺も)
コウキ「さぁどんどん撃ち落とすぞ!」
あれからもデスホーネットがリポップしては鉄球で撃ち落とすの繰り返していた……そして!
ユイ「コウキさん!見つけました!」
コウキ「よし、街に戻るぞ」
するとユイの近くとコウキに近くに3匹ずつ、デスホーネットがリポップした!
コウキ「な、なに!?」
ユイ「コ、コウキさん!!」
コウキ(やべぇ!ユイちゃんが危ない……けど!)
コウキ「ユイちゃん!街へ逃げるんだ!!」
ユイ「は、はい!」
コウキはユイを守ろうとするがコウキのまわりにいるデスホーネットが既にアクティブ状態になっており、それも一匹一匹がコウキの飛び道具を封じるかのように、ヒットアンドアウェイに徹しており、コウキが鉄球を投げようとするともう一匹のデスホーネットが攻撃してくる、それを避けようと防ごうとまた次の攻撃をしてくる
コウキ(通常の攻撃が無理なら!!)
コウキはクイックチェンジで細剣・クイーンズリザードレイピア+7に持ち変えて、デスホーネットが攻撃してきたところを!
コウキ「せいやぁ!!」
シュ!ズバン!!パシャーン!!
デスホーネットの攻撃をカウンターで細剣ソードスキル・リニアーで迎え撃ち、デスホーネットの体を貫いてデスホーネットの体をポリゴンに変えた!!
コウキ「よし!まず一匹!」
すると今度は二匹同時に攻撃してきた!そこを!
コウキ「甘いわ!!」
細剣ソードスキル・ストリークでまとめて横に切り裂き、ポリゴンへと変えた!だが!
ユイ「こ、こっち、こないで下さい!」
コウキ「ユイちゃん!?」
ユイのまわりにいるデスホーネットがユイに迫っていた!
コウキ(くそ!ここからじゃあ間に合わない!!)
すぐにユイを助けに行くが距離が離れていて間に合わあわず、デスホーネットの針がユイに当たる、そのとき!!
???「「「はっあアア!!!」」」
ズバン!!ピシッ!パシャーン!!
3匹のデスホーネットの体がそれぞれの剣で切り裂かれ、その身をポリゴンに変わった!そしてそこにいたのは!!
ユイ「パパ!ママ!」
コウキ「ユウキ!お前もか!どうしてここが?」
そこにはコウキと別れたユウキとキリトとアスナがいた!
キリト「ユイを探していたときにちょうどユウキが帰ってきて」
アスナ「それで話を聞いたんだけど……なぜか胸騒ぎして……」
ユウキ「それで二人と一緒に探しに来たんだよ」
コウキ「そうか……助かった」
キリト「ああ……それよりユイ……」
ユイ「はい?」
キリト「どうしてこんなところに来たんだ?コウキが一緒とはいえ、危ないってことくらい、わかるだろ?」
コウキ「キリト、それはだな」
ユイ「パパ……ごめんなさい……あの……どうしてもこれが欲しかったんです」
ユイは自分が採集した、アイリスの花を見せた
キリト「ん?それは……花?《アイリスの花》か」
ユイ「はい、そうです」
キリト「それぐらい、言ってくれれば俺でもアスナでも、それこそコウキが取ってきてあげたのに」
ユイ「いえ……これは自分で採らなきゃ意味がないんです」
キリト「意味がない?そんな特殊な条件がないと手に入らないものだったか?」
ユイ「それは……その……」
コウキ「…………だぁあああもう!!」
ユウキ「コウキ!?」
突然コウキが叫び!それにユウキが驚いた!
コウキ「あのよ、ユイちゃんはある物を作りたくってその《アイリスの花》を求めていたんだ」
アスナ「えっ?」
コウキ「それでそのある物を作るんだったらできれば自分一人で作りたい、が外に一人で行くには危険があるから俺に頼んだんだよ、なっ?ユイちゃん?」
ユイ「は、はい」
キリト「そうなのか?いったい何を……」
コウキ「キリト……」
ユウキ「そこはユイちゃんが内緒にしてたんだからそこも聞かないべきだよ!」
キリト「アッ、ハイ……」
コウキ「たく……これだからキリトは……」
ユウキ「女心がわからないんだから……」
キリト「…………」
アスナ「ふふふ……そっか……それじゃ私からは何も言わないでおくね」
コウキ「さて、そろそろ宿に戻るか」
キリト「そうだな」
アスナ「だね、お風呂に入りたいし……」
ユウキ「ボクも~」
ユイ「……あの、パパ、ママ!三人で手を繋いで行きませんか?私が真ん中で……」
キリト「一応、このあたりはモンスターがポップする可能性があるんだが……」
コウキ「そんなの俺たちが倒してやるからいいから手を繋いでやれ!」
ユウキ「そうだよ!全く……」
キリト「……ひどい言われよう……」
アスナ「ふふふ……じゃあ私がユイちゃんの左ね」
キリト「しょうがないな……じゃあ、俺はこっちで」
ユイ「ありがとうございます! えへへへ……」
コウキ「全く……世話のやける奴等だ……」
ユウキ「そうゆうコウキもだけどね」
コウキ「なんやて!?」
そうしてふざけあいながらも5人は宿に帰っていった……
やっぱりユイちゃんはいい子!次回もお楽しみに!!