ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中] 作:恋愛紳士
前回のあらすじ、シノン「目標をセンターに入れてスイッチ。目標をセンターに入れてスイ(ry」
シノンの訓練のコーチした次の日、朝食後、ユイちゃんはこんなことを聞いてきた……
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エギルの店
コウキ「ふむ……たまにはソーダとシュワシュワしたものを飲みたくなるもんだな……」
ユウキ「そうゆうものかなぁ?」
いつものように二人でくつろいでいる……ちなみにテーブルの上にはコウキが頼んだソーダと何故か新メニューのフルーツグミ、そしてユウキが頼んだピーチティーにドライフルーツの盛り合わせを各自で交換しながら食べては飲んでいた……
ユイ「あっ、コウキさんにユウキさん、おはようございます!」
コウキ「ん?おう!ユイちゃん、おはよう」
ユウキ「おはよう!ユイちゃん」
ユイ「コウキさん、少し……お聞きしたいことが……」
コウキ「なんだい?」くいっ……
ユイ「子供って……どうやって作るんですか?」
コウキ「ぶふぅ!?」
コウキは飲んでいたソーダをかなり派手にぶちまけた!それこそ、マーラ○オンの如く!!
ユイ「だ、大丈夫ですか!?」
コウキ「げっほ、げっほ……な、なんでそんなことを聞くんだい……?」
ユウキ「……そのまえに言うことあるよね?」
コウキ「えっ?……oh……」
コウキは噎せながらそう言うがユウキが何か言ってきた、顔を上げると、そこには水浸し……ならぬソーダ浸しのユウキがいた……黒いオーラを出して……
コウキ(もしかしなくても、俺のせいですね、本当にありがとうございました)
コウキ「本当にすみませんでしたユウキ様、お顔など拭きますのでお許しを」ガクブルガクブル(´д`|||)
ユウキ「……いいから拭いて」
コウキ「イエス!マスター!!」
コウキは急いでアイテムメニューからタオルを選択し具現化させ、ユウキの顔や髪を拭く……
ユウキ「コウキ……くすぐったいよ……///」
コウキ「すみませんマスター!!」
コウキはユウキの顔……特に目を見ないよう目を伏せがちに拭いている……ユウキはコウキに拭かれて……少し恥ずかしくって顔を赤くしていた……そのあとは
ユウキ「今度から気をつけてね?コウキって案外抜けているところあるんだから」
コウキ「(小声)……人のこと言えないだろ」ボソッ
ユウキ「なにか言った?」
コウキ「イイエナニモ」
ユウキから説教をくらっていた……それもユウキは足組んでイスに座り、俺はそのまえに正座で座っている……回りは興味半分に見てくる……く、悔しい!!けどビクンビク(ry
コウキ「……さて、ユイちゃん、なんでそんなことを聞くんだい?」
ユイ「えっと……それはですね……」
直訳すると前にアルゴに聞いたことのある内容だった、そのときの出来事のあとで……
……………………………………………………
ユイ『あの……パパとママに質問してもいいですか』
アスナ『なに?ユイちゃん、わたしにわかることならなんでも聞いて』
ユイ『さっき、みなさん、どうしたら子供が作れるかを尋ねてきていましたよね』
そこからだった……
ユイ『現実の世界ではどうやって子供を作るんでしょうか?』
アスナ『えっ……』
キリト『いや……それは……なあアスナ、こういうのは母親の役目だよな?』
アスナ『ちょっ、ちょっと!キリト君、ずるい!』
キリト『そう言われても俺からユイに説明するってほうがその……問題じゃないか?』
アスナ『それは、まあ……ええと……そ、そうだ!』
アスナはなにか思いついたようにユイにこう言う
アスナ『ユイちゃん、簡単に言うとね、愛し合う二人の共同作業でできるんだよ』
うまいこと言った!っと思ったアスナ、だがしかし!!
ユイ『そうなんですか!だったらわたし、妹がほしいです!』
アスナ『ええっ!? 』
ユイ『パパとママは愛し合ってるんですから可能ですよね!』
キリト『いや……ユイ、落ち着いて考えてみてくれ、ユイならわかるだろ?SAOに子供を作るシステムが実装されているかどうか 』
ユイ『ええと、ちょっと待ってください……確かに、わたしの中に残ってるデータを見る限りないですね……』
するとユイはシュン……っと落ち込んだような顔をしだした……
ユイ『残念です……妹ができて、二人でお留守番なら楽しそうかなって思ったんですけど……』
キリト『ユイ……やっぱり一人で留守番はさびしかったのか』
ユイ『あ……その、ええと……さびしくないというと、確かに嘘になっちゃいます』
アスナ『ごめんね……これからはもうちょっと、ユイちゃんと一緒にいられるようにするから』
キリト『俺もだ、ただ……それでもやっぱり時々は一人にしてしまうことになると思う、そこは申し訳ないが我慢してくれ』
ユイ『わたしこそごめんなさい、これからどんどん攻略が大変になってパパもママも忙しくなるのに……』
アスナ『もう、子供がそんな気を遣わなくていいの!わたしたちはママとパパなんだから、わたしたちだって、子供のユイちゃんと一緒にいたいってだけ、わかった?』
ユイ『……はい!ええとそれじゃ話を戻すんですけど……さっきママが言った、現実生活で子供を作るための共同作業って、具体的になんなんですか?』
アスナ『ま、まだ続いてたの!?』
ユイ『はい!どうやって子供が作られるのか知りたいものですから』
アスナ『えー……ええと……そ、そう!キスよキス!』
ユイ『なるほど!キスだったんですね、確かに二人の共同作業です!』
キリト(……アスナ、嘘でごまかすつもりか…とはいえ、本当のことを教えるというのもためらわれることではあるが……)
ユイ『それで、キスをすると、どうやって子供は現れるんでしょう?』
アスナ『えーと……そ、それは……』
キリト(ここはアスナのためにも早めに話題を切り替えよう……)
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コウキ「……ユイちゃん……前もそうだったがそこ、こだわる場所ちゃう」
ユウキ「……アスナも苦労しているなぁ……」
ユイ「それで昨日のことなんですが……」
コウキ「まだあるのか!?」
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エギルの店
アスナ『ユイちゃん、ただいま』
ユイ『パパ、ママ!お帰りなさいです!今回も帰ってきてくれて本当によかったです……だいぶ、おつかれみたいですね、今日はこのまま、ここで休みますか?』
キリト『ああ、そのつもりだ』
ユイ『わかりました、ゆっくり休んでください』
アスナの部屋
アスナ『はぁ……今日はもうへとへとだよ』
キリト『もうかなりの上層なんだ、ただのフィールドでも楽な戦闘はないよ』
アスナ『キリト君……ねえ、ちょっとこっち来てみて?』
キリト『……?どうしたんだアスナ……わふっ』
ダキッ
アスナ『ふふっ……ぎゅー』
キリト『む、むぐ……』
キリト(む……胸が…………やわらか苦しい……)
アスナ『あははっ、キリト君、赤くなっちゃってるー!……ねえ、今日はキリト君に甘えさせてほしいな』
キリト『アスナ……』
アスナ『ね……キリト君……』
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コウキ「のろけかぁ!?のろけ話かぁこれぇぇ!!?」
ユウキ「ちょっとうるさいよコウキ(ドス気味の声で)」
コウキ「あっ、はい、すみません……」
ユウキ「それでそれで続きは!?」
コウキ「…………………………」
……………………………………………………
ユイ『ああっ!もしかしてこれから、子供を作るんですか!』
キリト君『うわぁ!?』
アスナ『ユ、ユイちゃん!?いたの!?』
ユイ『おつかれのようだったので温かいお茶を持ってきました、よく眠れるかと思って……パパ、ママ、子供を作るところだったんですか?』
キリト『いや、子供っていきなりなにを言い出すんだ!?』
ユイ『だって、パパとママ、キスしそうな感じでした!キスで子供ができるってこの間、ママが言ってたじゃないですか』
アスナ『あ、ああ……そうね、確かにわたし、そう教えたんだった』
ユイ『あ、でもSAOの中じゃ子供は作れないんですよね……』
キリト『そ、そうだぞユイ、だからその、子供をつくろうとかそういうわけじゃなくてさ……』
ユイ『なるほど、わかりました!つまり、予行演習ってことですね!無事現実世界に戻ったらいつでも子供がつくれるように!』
アスナ『ちょ、ちょっとユイちゃん、そんな大声で子供を作る作る言わないで……』
キリト(今、この宿屋に他に誰かいたか……?せめてスグには聞かれてないことを祈るぞ……)
キリト『……なあアスナ、これ、ユイに誤解させたままのほうがあとで大変なことになるじゃないか……例えば、街の中でキスしてるカップルをユイが見かけたとしてみろ』
アスナ『う……確かにそのとおりかも……』
ユイ『え?誤解って、どういうことなんですか?』
アスナ『ユイちゃん、ごめんね……実は、キスで子供を作るって話、あれ間違ってるの』
ユイ『え~~っ!?そうだったですか!ママ、どうしてそんなことを……』
アスナ『で、でも、ウソというわけじゃないんだよ、キスも……その……子作りに含まれているというかなんというか……その……はっきり言うと、説明するのが恥ずかしいことだからです!』
ユイ『子供作りが恥ずかしいこと、なんですか?でも、生物的には、種をつなぐ上でとても大事なことだと思いますけど』
キリト『そういう意味では大事なことって言うのはマチガイナイ……けど、それと恥ずかしさは別問題だからな』
ユイ『ふぅん……人間って、むずかしいんですね……それで、結局のところ、子供ってどうすれば作るのか、教えてくれないんですか?』
キリト『アスナ、任せた』
アスナ『ええっ!?キリト君ずるい!……ええと、なんていうか……そうだ!ユイちゃんにはまだ早い!だから、知らなくていいの!』
キリト『それだ!そうだな、子供は知らなくていいことなんだよ』
ユイ『子供だと教えてもらえないんですか……』
キリト『子供が子供を作っちゃうのは色々と問題があるってことなんだよ』
ユイ『社会的、あるいは責任能力的な問題ですか……なるほど、それなら理解できます、それに、ユイはまだパパとママの子供でいたいから聞かないでおきますね!』
アスナ『うんうん、それがいいよ』
キリト(ふぅ……これで一応、ユイには納得してもらえたってことでよさそうだな……まったく、下手なボスモンスターとの戦闘より緊張したぞ……)
……………………………………………………
ユイ「とゆうわけです」
ユウキ「…………」
コウキ「……なるほどな」
ユイ「ですけど……やはりわたしは知りたいです、なのでコウキさんたちに教えて貰おうかと……」
ユウキ「ボ、ボクも教えるの無理無理!ねっ、コウキ?」
コウキ「…………」
ユウキ「コウキ?」
コウキ「……わかった、教えてやる」
ユウキ「ちょ!?コウキ!?」
ユイ「あ、ありがとうございます!!」
ユウキ「ちょ、ちょっと来て」
コウキ「ちょ、く、苦しい……!」
ユウキはコウキの首根っこを掴んで強制的に隅に移動した……
ユウキ(ど、どうするのコウキ!あんなこと言って大丈夫なの!?)
コウキ(大丈夫……しかし、これにはユウキの協力が必要だ)
ユウキ(ボクの?)
コウキ(ああ、俺の言うとおりにしてくれ)
ユウキの部屋
ガチャ!
コウキ「ここだ」
ユウキ「ボクの部屋?」
ユイ「ここで何をするんですか?」
コウキ「まぁ、待ってな……まずユウキ、ベットで横になってくれ」
ユウキ「えっ?う、うん」
ユウキはコウキに言われた通りにベットで横になった
ユウキ「次は?」
コウキ「脱げ」
ジャキッ!!
ユウキ「コウキ?」
コウキ「……スミマセンコトバガタリマセンデシタ、スミマセン」
簡単に言うと、ユウキ、横になる→コウキ、脱げ発言→ユウキ、片手剣を突きつける→コウキ、反省今ここ
ユウキ「それでどうするの?」
コウキ「ハイ、フクヲメクルダケデヨロシイデス、オナカヲミセルクライデ」
ユウキ「……うん」
ユウキは服を捲り、大体胸の下あたりまで捲った……
ユウキ「……これでいい?」
コウキ「よし、ユイちゃん、ユウキの横に」
ユイ「わかりました!」
ユイはベットにハイ登り、ユウキの横についた……
コウキ「それでユウキのお腹に耳を当ててごらん」
ユイ「はい……」
ユウキ「んっ…………」
ユイはユウキのお腹に耳を澄ませた……
コウキ「そこが命、生命が生まれる場所、そこに今はなにもないがいつか、それこそ何ヵ月もかけて生命が誕生するんだ……」
ユイ「なるほど……ユウキさんのお腹……暖かいです……」
ユウキ「んっ…………」
コウキ「だから、今すぐ生まれるようなものじゃないんだ……何ヵ月もかけて……それこそ愛の結晶であるからこそ何ヵ月もかかるんだ……」
ユイ「そう……です……か……」
ユウキ「ユイちゃん?」
ユイ「Zzz…………Zzz…………」
ユウキ「…………寝ちゃった……」
コウキ「……まぁ、お腹の上って気持ちよくてついつい寝ちゃうからな……」
ユウキ「コウキって……こうゆうふうに教えて貰ったの?」
コウキ「ああ……母さんに聞いたらこうされて……そのまま寝ちゃったな……ってあら?」
ユウキ「Zzz……Zzz……」
コウキ「……寝ちゃったか……そうだ!」
コウキはメモ紙とペンを取りだし、ペンで紙に書いたら……それをユイのポケットに入れた……
コウキ「これでよし……こうしてみると……姉妹のお昼寝みたいだな……じゃあな」
コウキはユウキの部屋から出ていった……
その日の夜、キリトの叫び声が轟いたのであった……
さてキリトになにが?(白目)それは次回に……お楽しみに!