ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中] 作:恋愛紳士
前回のあらすじ?
ユウキ「ねぇコウキ、コウキはどの妹がよかった?」
コウキ「どうした急に?」
ユウキ「答えてよ」
コウキ「…………ユウキかな」
ユウキ「えっ…………」ドキッ……
コウキ「ユウキが妹なら毎日退屈はしないかな」
ユウキ「そ、そうなんだ……ふ~ん……」
コウキ「?ほんとにどうした?」
ユウキ「な~んでもな~い」
………………………………
クライン「コウキのやろう……青春していやがって……(血涙)」
エギル「コウキも若いってヤツだろ、ほら酒飲んで涙を流せ」
クライン「エギル……すまねぇ~」
エギル「いいってことさ」
ハンク「…………やれやれだぜ……」
妹選手権から数日後……あれからキリトの間でなにがあったか聞いた、相変わらずキリトのところにはハプニングが起きるようだ、だいぶ前からリズやシリカの手伝いなどやっているようだ、前なんかはシリカが攻略中に植物型モンスターに襲われ、防具を酸かなにかで溶かされてしまい、仕方ないとゆうかついでに俺が元の防具をモデルに防具をバージョンアップ版の設計して、リズに防具を作って貰うなどが起きた……
俺のほうはほとんどホロウエリアの攻略を励んでいるがユウキといっしょになにかやっているか、畑の野菜や果物を収穫してからシノンの訓練に付き合ったて途中昼休憩をして、また訓練で、帰りは喫茶店でお茶するなど、まあまあ充実とした毎日だ……
今回はそんな毎日での出来事…………
シノン「ねぇ」
コウキ「ん?」
訓練の昼休憩でおむすびを食べていたらシノンに声をかけられた、ちなみにお弁当は俺作だお
シノン「スキル系統について聞きたいんだけど」
コウキ「ああ、そういえばシノンもレベルアップしてスキルスロットも結構増えてきてんだったか」
シノン「試しにいくつか習得したけど……見てくれない?」
コウキ「…………待て」
シノン「なに?」
コウキ「見てくれって、つまり……ステータス画面を見ることだよな?」
シノン「ええ」
コウキ「……はあ…………」
シノン「な、なによ突然溜め息ついて?」
コウキ「あのな、前にもユウキも同じことをしたんだがな、他人に自分のステータスを見せないこと」
シノン「どうして?問題あるの?」
コウキ「……自分のステータスを見せるってことは相手に対策を取られるってのも同義だ、実際に俺も兄貴といっしょにステータスを見せあいながらスキルをいじっていたが……」
シノン「いたが?」
コウキ「こっちのスキルを見て、それによる攻撃手段や弱点など見抜かれてデュエルで負けたことなど何度もある、だからあくまで人に聞くだけに留めておき、あとは本とか読んだり、習得して使ってみてスキルの良し悪し確かめるとか地道にやるしかないんだよ……っとユウキにも言った」
シノン「……けどコウキとデュエルすることはないでしょ?」
コウキ「……確かにそうだが」
シノン「ならいいじゃない」
コウキ「…………けどデュエルやPKを招くようなことは控えろよ」
シノン「わかったわ……じゃあ見てくれる?」
コウキ「わかった…………あれ?《精密動作》に《命中補正》……?」
シノン「……?それ取ったらマズかった?」
コウキ「……いやコレ……本当はまず出ないスキルなんだけどなぁ……」
シノン「どうゆうこと?」
コウキ「この《精密動作》や《命中補正》は俺の使っているクナイや鉄球、つまりは遠距離武器を使ってないとまず出ないようなものなのだが……しかも熟練値も高い…………シノンは遠距離武器持っていたっけ?」
シノン「いいえ…………分からないけどそれっていいことなの?遠距離武器を持っていれば役に立つ?」
コウキ「うーん……どうだろ?スキルの熟練値は高くっても遠距離武器はクセがあるし……物によってはセンスが問われるしなぁ……?…………はぁ!?」
シノン「ど、どうしたの?」
コウキ「これ!このスキル!《射撃スキル》、こんなの見たことも聞いたこともないぜ!!」
シノン「これ……私も知らない、昨日は習得リストになかったし」
コウキ「今回の訓練で習得可能になった?……けど……しかし……射撃スキルか……」
シノン「射撃ってことは……銃とか?」
コウキ「それはない、このゲームだと遠距離武器はピックやブーメランや俺の使っている鉄球、投擲スキルを上げていると派生で投剣、投擲と体術スキルを持っているとチャクラムとかになっていくが……銃なんか持ってのほか……」
シノン「…………」
コウキ「そもそもこのゲームの世界観だと銃はよくて火縄銃……いや弓やボウガンぐらいでしか……いや待てよ……弓?」
シノン「弓がどうしたの?」
コウキ「俺たちプレイヤーは弓などないが敵の中に……それこそゴブリンやリザードマンとか弓を使っている奴がいた!もしかしたらそのスキルは弓を使うことがスキル出来るかも!!」
シノン「そう……かな……?」
コウキ「そうかも知れない!!試しに習得してみろよ!」
シノン「わ、わかった」
コウキ(もしかしたらキリトや俺たちと同じユニークスキルかも知れない!!ワクワクしてきたぞ!)
コウキ自身、余りにも興奮しすぎて冷静さを失っていた……が!唐突に冷静さを取り戻した!!
コウキ(あれ?待てよ、本当に射撃スキルなんてものが存在するのか?本当はシステムエラーの爆弾的なあれじゃあないよな?…………やべ)
コウキ「それに触るんじゃあない!!」
シノン「えっ!?」ポチッ
コウキは思わず壁に埋め込まれている宝石を触れようとする息子を止める父親のセリフを言ってしまったが、時は遅すぎた……宝石を触れてしまった息子のようにシノンは習得するボタンを押してしまった!!
コウキ「ああああ!!」
コウキはその場を縮こまった……だがいつまで経っても予想したようなことは起きなかった……
シノン「いったいどうしたのよ?」
コウキ「…………ナニモオキテナイ?」
シノン「なんでカタゴトなのよ?」
コウキ「……ふぅ……よかった、なにも起きてない……」
シノン「???」
コウキ「……ステータスも特に異常や文字化けは起こってない……よかったぁ……なにもな~い」
シノン「いったいなんの想像したのよ……」
コウキ「ボタン一つで世界滅亡」
シノン「そんなものあってたまるもんですか!」
コウキ「デスヨネ、……正規のスキルなら今できる一つの可能性だと投擲系スキルだが……一応試してみるか……ほら」
コウキはクナイを二つ出し、一つをシノンに渡した。
コウキ「このクナイを同時に投げる、的であるあの木に何らかの変化があるか調べってみよう」
シノン「わかったわ」
コウキ「じゃあ行くぞ、……一斉のせっ!!」
シュシュ、カッカッ!!
クナイは木に刺さったがむしろコウキのクナイのほうが深く刺さっていた……
コウキ「……少なくとも投擲系スキルではないようだな」
シノン「そうね……」
コウキ(やはり別の……ユニークスキル……なのか?キリトの《二刀流》、ヒースクリフの《神聖剣》、俺の《小太刀》、兄貴の《斬馬刀》、お嬢の《蛇剣》……)
シノン「ねぇ」
コウキ(……俺や兄貴、お嬢……たぶんヒースクリフのもオーダーメイドの特注品……まぁ俺たちのは俺設計のだが……けどシノンの場合は……とちらかとゆうと普段は使えないもの……売ってあるとすれば……骨董品屋か?そういえば前にキリトが役にたたないアイテムがいっぱいある骨董品屋があると言ってたな……そこに行けばあるいわ…………)
シノン「ちょっと!!」
コウキ「わあああ!!?び、びっくりしたぁ……なんだよいったい……」
シノン「なんだよいったい……じゃあないわよ!一人で考えにふけて……どうしたのよ?」
コウキ「あ、ああ……ちょっと考え込んでた」
シノン「それは分かるわよ、それでなにか分かった?」
コウキ「もしかしたらその答えが分かる場所があるかも知れない……けど」
シノン「けど……」
コウキ「まずはメシだ」
ズコッ!!
シノンこけたぁ、シノンがずっこけたぁ……なんか笑えるwww
コウキ「行くにしてもまずはメシを平らげよう、話はそれからだ」
シノン「……まぁそうね……はぁ」
シノンが頭に指をやりながら溜め息吐かれた……解せぬ
商業区
シノン「で?場所はどこなの?」
コウキ「俺もキリトに聞いただけで来たことは……」
シノン「ちょっと、アンタ答えが分かる場所って言っておいて場所分かんないの!?」
コウキ「しゃーないやろ……まぁ大丈夫だろ、あっこの路地に入ったところだ」
シノン「……それで路地に入ってどこに行くのよ」
コウキ「この先に役にたたないアイテムの置いてある骨董品屋があるそうなんだ」
シノン「なんでまたそんなところに?」
コウキ「射撃スキルなんて今まで聞いたこともない、きっとアインクラッドでシノンしか持ってないスキルだ」
シノン「そう……」
コウキ「骨董品屋に行けばもしかするとそれは普通は役にたたないアイテムが射撃スキルがあると使えるアイテムになるかも知れない、だから行ってみるのさ」
シノン「なるほどね」
コウキ「まあ、もしかしたらそのスキルは攻略度か時間的に解放されるスキルかも知れないがな」
シノン「……なんか自分のことように楽しんでない?」
コウキ「まあな、今までユニークスキルはいくつもあったが遠距離武器のユニークスキルはなかったからな、興味が尽きないよ♪」
シノン「ふーん……まあいいわ、私もちょっと気になってきた、私の新しいスキルのこと」
コウキ「そうか、じゃあ興味が出てきたところで早く行ってみよう!」
シノン「ええ」
二人は路地裏に入って行った……
路地裏
コウキ「……ここか?」
シノン「あ、着いたみたいね骨董品屋」
見た感じからぼったくられそうな骨董品屋な感じで店主らしい老人のNPCもこれまた怪しい雰囲気を醸し出した……
シノン「……ここ、本当に営業しているの?」
コウキ「……まぁ店主ぽい老人NPCがいるから……たぶん」
老人NPC「…………らっしゃい」
コウキ「ほ、ほら、あいさつしてきたよ」
シノン「……私ひとりだったら絶対に入らないわね、この店」
コウキ「……だな、いかにもキリトとかユウキが入りそうだな、前者は「こうゆうところが掘り出し物があるだよ」後者は「なんか面白そう」だな」
シノン「……ありえるわね」
コウキ「俺は入いるが以後二度と入ることはないな……余程のことがない限り……」
シノン「…………今のところ、本当に役に立たないものしか転がってないみたいだけど……あっ、これじゃない?」
コウキ「どれどれ……ビンゴだシノン」
シノンが見つけたものは……シンプルな形状でシノンと同じ防具の色をした弓、だが確かに他にはないものだった……
コウキ「店主さん、これは?」
老人NPC「……そいつは《弓》だな、数日前に偶然に手に入ったんだ、珍しいものだが役には立たんよ」
コウキ「……ところがどっせい」
シノン「そこはどっこいじゃあないの?」
コウキ「わざとだ……シノン持ってみろよ」
シノン「分かったわ」
コウキはシノンに弓を持たせてみた……
コウキ「どうだ?」
シノン「……うん、持てる、撃てそう」
コウキ「当たりだな、よし買おう……って、たか!?なにこの値段!?役に立たんとか言っておいて……」
シノン「なに?高いの?」
コウキ「レア武器並みに高いってどうなのよ……まあ買うけどさ」
チャリーン!
………………………………
商業区
シノン「……借りはあまり作りたくなかっただけど」
コウキ「別にいいさ、宝箱に出てきた武器をいくつか売れば問題ないし……とにかく射撃スキル習得おめでとうプレゼントとして気持ちを切り替るさ……いや待てよ、新たなユニークスキル発見記念のほうがいいかな……」
シノン「そんなのどっちでもいいわよ……でもありがと……そうだ、ちょっとおなか空いてきちゃったし、どこかで食べていかない?お礼に私がおごるから」
コウキ「……レディのお誘いに断れないな……じゃあ行こうか」
シノン「気取ってもいいけど似合わないわよ?」
コウキ「ショボーン(´・ω・`)」
……………………
喫茶店
コウキ「ここは……来たことないな、よく来るのか?」
シノン「何度かね、ほとんどはあなたに教えて貰ったところばっかだったけどね」
コウキ「俺はアルゴに教えて貰ったものをそのまま教えただけだ、行ったことがある場所は数える程度さ、にしてもこういった場所が好きなのか?」
シノン「ええ、雰囲気がね、落ち着ける感じがね」
コウキ「確かにな、本読みながらお茶をするのにぴったりだからなこういった場所は」
シノン「まぁおしゃべりはひとまずこれぐらいにして注文しましょ?期間限定メニューはリンゴのシブースト」
コウキ「あっ、それがいいな、あと紅茶は……」
注文終えてからもシノンとおしゃべり……とゆう名の情報交換して楽しんだ……
数分後……
コウキ「おっ!来た来た!おお!美味しそう!」
シノン「これを目当てに何度も通っちゃてたんだから」
コウキ「ほうほう……シノンのお気に入りってことか、ますます期待できるな」
シノン「……それにしても、なんだか不思議、リアルでは会ったこともないアンタと喫茶店で一緒にお茶してるなんて、でもこれってゲームの中の出来事なのよね、実体のない、夢みたいなもの」
コウキ「なにをいまさら、何回もお茶しているのに?……それにゲームの中だからって生きてる俺らは夢なんかじゃない、だから出来事も、思い出も確かに本物さ」
シノン「ふうん、なるほどね」
コウキ「もちろん、こうやって二人でお茶をしてるのも本物だしな、まるで部活帰りのひとときのようだな」
シノン「ふふ……そうね……」
シノン(悪く……ないわね……こんな時間も……)
コウキ「さて、頂きますか……あっ!これ美味しいな!なるほど……これは通っちゃうなうん!」
シノン「そう……よかった……ねぇ……コウキ」
コウキ「ん?」
シノン「いつか……リアルでも喫茶店に行ったりできるといいわね」
コウキ「……ああ……いつか……かならず一緒に行こうな」
シノン「ええ……さて、私も食べようかな……アンタが食べてるの、もらいっ!」
コウキ「ちょ!?なんで自分のあるのに……!?迎撃だ!シノンの頂きだ!!」
こうして二人はお茶を楽しん……だ?
コウキ「ほとんどやられた……うつだ……」
案外コウキとシノンの相性は悪くない……次回をお楽しみに!!