ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中] 作:恋愛紳士
前回のあらすじ、2つのタラン饅頭( ゚∀゚)о彡゚
これは……お料理教室のつもりが事件になってしまった悲しい事件……ことはこの会話が始まりだった……
キリト「ん?どうした?みんな集まって……」
キリトの目の前に大体のメンバー揃って話をしていた。
リズ「あ、キリト!今リーファとシノンとユウキにアインクラッドのことを教えてあげているところなのよ」
コウキ「まぁ食べ物関連だけどな」
キリト「へぇ」
リズ「で、アインクラッドでの食べ物は脂肪にはならないというわけ!」
シノン「ふうん……それでいくら食べても太らないと……」
リーファ「ダイエットにはもってこいだよね」
コウキ「もしここでの食事で太るなら酒と肉ばっか食っている兄貴は中年腹決定だなwww」
ハンク「ああ大丈夫、お前をボコすのに体重を減らすからなぁ!!」バキッ!
コウキ「げふっ!?」
コウキの頭に拳骨が飛んできた……
キリト「……本当に食べ物の話なんだな……」
リーファ「食べ物も大事な話のひとつだよ、この世界の数少ない楽しみの一つなんでしょ?」
キリト「まぁな」
コウキ「ここにはジェットコースターとか機械を使ったアトラクションはないが、釣りや栽培、雪山のエリアでモンスターに追いかけられながらスキーをするヤツなんかいるよ」
ユウキ「あっ立ち直った」
コウキ「特に釣りなんかは色々な湖や川、果てには海なんかで釣りを楽しめる、ここに来る前に61層で釣りしてるときに22層に居ると言われるヌシが釣れたって話を聞いたことがあるな」
ユウキ「ヌシ!?」
キリト・アスナ「「…………」」
コウキ「ん?どうしたんだ?」
キリト「それ……俺だ……」
コウキ「……はひ?」
キリト「そのときニシダさんと協力の元、釣り上げたが……あれモンスターだったぞ……」
アスナ「あれを見て驚いたキリト君……ぷふふ……!」
キリト「おい!……アスナたち……俺を置いてきぼりにして逃げてさ……」
コウキ「それはヒドイ」
アスナ「だっ、だって四足歩行の巨大魚だよ?逃げるに決まっているじゃあない!」
コウキ「けど夫おいて行くか普通?」
ユウキ「えっ四足歩行!?ちょっと見てみたい!!」
ラン「今は行けないんだから止めなさい」
コウキ「で?そいつは倒したんだろ?なにが出た?」
キリト「釣りざおだよ、ヌシを釣り上げた人用の非売品のレア物だったよ」
コウキ「それはどこに!?」
キリト「ニ、ニシダさんにあげたよ」
コウキ「……そうかぁ」(´・ω・` )
アスナ「そ、それはともかくとしてその前にニシダさんが釣り上げた魚で醤油を使った料理をご馳走したのよ」
コウキ「そうなんかぁ……てかこの世界の料理は和風の料理が少ないのをなんとかなんないかなぁ……」
ハンク「だな」
リズ「まぁ食べ物の種類は少し不足気味だけどそれでも美味しい食べ物はいっぱいあるわ」
シリカ「料理スキルを上げてる人に食材を渡して、オリジナルの料理をつくってもらうのもいいですよね、NPCの店で売ってない味は貴重ですもん」
アスナ「料理なら私たちに任せてね、どんな食材でも美味しく調理してあげる!」
シノン「アスナやランは分かるけど……コウキは意外よね」
コウキ「一言多い……料理スキルを取っていないころがヒドイ生活でよ……ただ焼いて食べる生活が嫌になって始めたんだよ、今は料理スキルをカンストするほどだ」
ラン「あれ?コウキさん料理スキルカンストしたんですか?」
コウキ「クラインに作ってやったあのときのスシでカンストしたんだよ」
ラン「そうだったですか」
コウキ「これからはアスナ、お嬢、俺で『味の三人衆』と呼んでくれ」
ハンク「『味の三人衆(笑)』www」
コウキ「ちょっとお!?」
アスナ「まぁまぁ……でも、下の層にも行ければもっといろんな食材が集まるんだけどねー」
リーファ「そうなんですか……」
コウキ「俺らが持ってきた補給物資の中には栽培すれば採れるものがあるがそれでも完璧には……」
リーファ「そうですかぁ……どうせこの世界にきたんだったら下のほうもどんなところなのかしりたかったなあ……」
ユイ「上の層にもおいしい食べ物はきっとたくさんありますよ!」
キリト「そうそう、この街で買える食べ物も結構いけるのが多いしな」
ユウキ「うんうん!そうだね!例えばホットドッグとかクレープとか!」
コウキ「けど前にユウキが買ってきた串焼き……残念な味だったなぁ……」
ユウキ「それを言わないでよ……」
リーファ「あっはは……ちょっと待って!あたしが食べ物だけを楽しみにしてるみたいに聞こえる!」
キリト・コウキ・ユウキ「「「違うの?(www)」」」
リーファ「もう三人ともハモって!違います!」
リズ「でも下の層かー……いいところもいっぱいあったわよねー」
シリカ「キリトさんと行った47層は花がいっぱいでとても綺麗でした!」
キリト「フローリアか、また行きたかったな」
シリカ「えっ!?ええっ!?そ、それじゃ行きましょうか!!」
コウキ「だから行けないちゅうねん!!」
キリト「なんで関西弁?」
コウキ「気にしたら負け」
シリカ「ああ……そうでした……うう……あと素敵なところと言えば全面、湖の層とか……」
アスナ「それって61層のセルムブルグのことだね、わたしの家があったところだよ」
ラン「あっ!私もそこに住んでいました!」
キリト「俺がホームにしてた50層のアルゲートとかもけっこうお勧めだな」
ハンク「ああ、エギルの店もあった場所か」
リズ「あそこは楽しめそうな場所なんかないんじゃない?ちょっと治安が悪そうだし」
キリト「その雰囲気がいいんじゃないのか?治安は別に悪くはなかったぞ……道には迷いやすいが」
コウキ「おい……セルムブルグもいいがリズの最初のお店が出来た場所のリンダースもよかったな、環境もいいし活気があってよかったな、そこでホームを建てたしな」
ハンク「だな」
シノン「……気になっていたけど治安が悪いって言っても街の中は安全だって言ってなかった?」
キリト「まあ……普通は安全なんだけどちょっと気をつけないといけないこともあってな」
アスナ「街の中は『アンチクリミナルコード有効圏内』通称『圏内』って言って……他のプレイヤーを傷つけたりはシステム的には不可能なんだけど……それでも抜け道があったりするの……」
コウキ「実際に兄貴にやられたが、寝ている人の手を操ってアイテムを勝手にトレードしちゃったりだとか……」
ハンク「こんなの序の口、寝ている相手に完全決着デュエルを申し込んで寝ている相手を殺すなんてことをしたヤツもいる」
シノン「……なるほどね、人間がやることなんてどこも同じってことね」
ユウキ「……」
リズ「まあ、そんなことするのは一部の人間だけよ」
ハンク「それにここに来る前に元アインクラッド解放軍のメンバーに見回りを信頼できる人に頼んだしそれは大丈夫だ」
ラン「もちろん用心はしないといけないですけれどずっと気を張り詰めていても滅入っちゃうだけですからね」
リズ「これから先にも楽しいことなんかがたっぷりあるわよ」
リーファ「そうですね!楽しめるところは楽しんでいきましょう!」
シノン「まずは……料理かしらね」
アスナ「ふふふ、いいわよ!この世界のいいところを存分に味わわせてあげるわ!」
キリト「…………」
コウキ「どうしたキリト?」
キリト「いや……二年も経つとここでの生活に慣れてきてしまっているのもたしかだ……でも、それでも必ずこの世界から抜け出さないとな」
コウキ「……そうだな……けど今は楽しもう!」
キリト「ああ!」
後日、コウキはリーファとユウキと一緒に料理教室を開いたが……リーファの料理を食べて、奇声を上げながら倒れたのであった……
ユウキ「コ、コウキーー!!!?」
リーファ「ご、ごめんなさーい!!」
おまけ、コウキの奇声
コウキ「ぐげええええぇぇぇぇえ!!?ぶっぼぅるぎゃぎょぎょぎょぐげええええぇぇぇぇえ!!ぶっぼぅるぎゃぎょぎょぎょ!?!?」バタッ!!
コウキ死亡、死因は食中毒による毒死……コウキイイイ!!?
コウキ「死んで……ないわ」ガクッ