ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中] 作:恋愛紳士
ではどうぞ!!
前回のあらすじ、マジカル☆パティシエ、コウキ☆(笑)
コウキたちが目的地に着いたころハンクたちは……
ハンク「あぁストレアには俺と一対一のデュエルをしてもらう。」
ストレア「……えっ?」
ラン「ちょ!?団長どうして!?」
ハンク「なーに、デュエルと言っても模擬戦程度だ、モンスターの中にもリザードマンとか人型モンスターがいるからな……それにだ」
ハンクはストレアのほうに向き直る。
ハンク「装備である程度強さが分かる、けど『どれくらい強いか』は知らない……さっきの訓練じゃわからない……けどデュエルでなら嫌でも分かるだろ?」
ハンクはせせら笑いしながらストレアを見る。
ストレア「ふ~ん……」
ストレアは面白そうな目つきでハンクを見る。
ラン「ちょっとストレアさん?なんであなたもやる気になっているんですか!?」
ストレア「別にいいよ?私も動き回りた~い気持ちがあったし!ハンクの強さも知っておきたいしね!」
けどっとストレアは言う。
ストレア「どうせなら何か賭けをしない?」
ハンク「賭け?何をだ?」
ストレア「ん~それはあとで!さぁ!デュエルは何にする?半決着?それとも初撃決着?」
ハンク「初撃決着でいいだろ、そのほうが実力が分かる」
初撃決着モード、相手に初撃をクリティカルヒットをすると勝ち、お互いに初撃がクリティカルヒットしなかった場合はそのまま続行、相手のHPを半分にしたらその人の勝ちである。
ハンク「じゃあ他の者は離れててくれ」
ランたちはハンクとストレアから離れて、近くの芝生に座る。
リーファ「あのランさん」
ラン「なんですか?」
リーファ「ハンクさんてどれくらい強いんですか?」
ラン「団長は戦いの中で対人戦が最も得意なんですよ」
ラン「デュエルではあまりの強さにいっこうに人が近寄らなくなっていた時期がありました。」
シノン「そこまで強いの!?」
信じられないっと驚くシノン
ラン「まぁキリトさんとかの攻略組とのデュエルは殆どやっていませんけどね」
たまにクラインさんとデュエルで酒代の肩代わりを賭けてデュエルして勝ってますけど……っとランは言う
ユウキ「そんなに強いんだぁ~!!あとでボクにもデュエルして貰いたいな~」
ラン「……あとで嫌ってほどやるはめに……」
ユウキ「えっ?」
シリカ「あっ!始まるようですよ」
ストレアは両手剣、インヴァリアを腰だめに構えた、ハンクは片手剣、ブラッドイーターソード+6を腰の鞘に差したまま仁王立ちしていた。
リーファ「あれ?ハンクさんて両手剣使いじゃあなかったけ?」
ラン「本来はそうですけど、団長は両手剣使いでもあり片手剣使いでもあります」
シリカ「盾無しの片手剣士……前までのキリトさんと同じスタイルなんですね」
ラン「主に片手剣を使う時は素早いモンスターにですけど……あとは気分的に……です…かね?様子見もあるでしょうけど……」
ユウキ「どんな戦いかたをするんだろう……!!」
シノン「あっ!動き出した!」
ランたちが話始めたころと同時刻、ハンクたちも話していた。
ストレア「あれ?ハンクって私と同じ両手剣使いだよね?」
間違ってないよね?っとこっちを見るストレア
ハンク「あぁそうだが片手剣も使う……」
ストレア「にしても見たことない片手剣ね」
ハンク「こいつはあいつが設計した、名はブラッドイーターソード、中二くさいが名前の通りの性能だ……ストレアも同じオーダーメイド品だろ?」
ストレア「まぁね~……さぁ始まるよ?」
ハンク「あぁ……言っておくがこれは模擬戦だが俺らにとっては真剣勝負!手加減無用だ……」
ストレア「うん!けどお互いに頑張ろうね!」
ニコッっと微笑むストレアにハンクはぽかん…っとなるがフッ……っと笑う
ハンク(まったく……どこまで本気なんだか……けど)
ハンク「悪くない!!ではいざ!!」
ストレア「勝負!!」
デュエルのブザーは鳴り響いた……
ストレア「えぃやぁー!!」
ストレアはハンクにある程度近づき、両手剣ソードスキル、アバランシュを放った!!
ハンク「甘い!!」
ハンクはすぐさま地面に伏せてぐぐっと足に力を溜めるとそのまま大きく上へジャンプした!!
ストレア「えっ!?」
ストレアはてっきり横に逃げるかソードスキルで向かい打つと思っていたのか驚きの声を上げた!
ハンク「フン!!」
ハンクは懐から投げナイフを左右の指に4本ずつ、計8本を自身をクルっと回転し、投げナイフを投げつけた!
ストレア「くっ!」
ストレアはすぐさま両手剣を盾にし、投げナイフを防いだが一本だけ肩口に刺さってしまい、少し仰け反った!
ハンク「まだまだ!!」
ハンクは投げナイフを投げたときの遠心力を使い、片手剣を真正面に構え、自身を回転させ、ストレアに片手剣を叩きつけた!
ストレア「きゃっ!!?」
ストレアはもろに衝撃を受け後ろに転がり、HPを8割まで減った。
ストレア「いたたた……まさかそんな戦いかたをするんなんて思っても見なかったよ……」
ハンク「意表をつき……なおかつ最大限の一撃を加える……これは戦略的な攻撃方法だ……」
ストレア「意表……戦略的ね……」
ハンク「リザインするか?」
ストレア「まさか!これからこれから!」
ハンク「……だろうな」
お互いに剣を構え直した。
その光景を見たランたちは……
リーファ「なにあのわざ!?」
ラン「またなんか技を作りましたねあの人は……」
やれやれっと首を振るラン……
シノン「けど考えているわね……あんな大きなモーション……普通なら避けられるけど……」
ユウキ「投げナイフで動きを鈍らせてからのあの動き……凄いね……」
シリカ「はいそうですね……わたしなんかあんな技見たらリザインしちゃいますよ……」
ピナ「キュルル……」
シノン「けどストレアはまだやる気みたいよ」
ユウキ「ストレアー!!頑張ってー!!」
ユウキはストレアに応援した!!
ユウキ「ストレアー!!頑張ってー!!」
ストレア(!ユウキ?応援してくれてるんだぁ……)
ハンク「俺の応援は無しかよ……」
訓練の時のお返しか……ガクッとうなだれるハンク……そんな姿にフフッ…っと笑うストレア
ハンク「なに笑っているんだ?」
ストレア「いやね……私、勝つよ!」
ハンク「……やってみろ!」
そしてストレアたちは剣を切りつけあった!
それからもストレアは善戦したもの、ハンクのHPを1割減らしたがストレアはそれから2割減らし、ハンクの残りHP9割、ストレアの残りHP6割とストレアは負け寸前に追い込まれていた……対人戦の経験差がついてしまった。
ストレア「まっ……まさか片手剣でここまで差がつくなんてね……」
ハンク「のんのん!ストレアはよく頑張ったほうだぞ?俺は盾無しの片手剣だからどうしてもスピードが違うからな、両手剣だったらほぼ互角だと思うぞ?」
ストレア「……お褒めの言葉ありがとうございます……かな?」
ハンク「だろうな、さて終わりにするか?」
ストレア「…………」
ハンクはそれを了解の意だと思ったのかストレアに近づいていった。
ストレア(ここで負けちゃうのか……悔しいな……)
ハンク「これで終わりにする!!」
ハンクは片手剣を降り下ろそうした!
ストレア(けど!)
ストレア「くっ!」
ストレアはハンクの一撃を避けた!
ハンク「?なんで避けた?」
ストレア(一か八かこれに賭けてみる!)
ストレアはハンクに向き直った。
ハンク「ん?」
ストレア「……ウフッ❤」
ストレアはパフパフをした!
遠くのユウキたちが「……えっ?」っと言ったような気がした、ハンクは
ハンク「…………ぶふっ!!?」
ハンクはこんらんした!!効果抜群だ!!
ストレア「今だぁー!!」
ストレアは両手剣ソードスキル4連撃、ライトニングをハンクに打ち込んだ!
ハンク「うげぇー!!?」
ハンクは気をつけの体勢で勢いよくぶっ飛び、そして小岩にぶつかった!
ストレア「とどめ!」
ハンクに近づき、体勢を立て直す前に両手剣ソードスキル2連撃、ブラストを放った!
ハンク「アッー!!」
ハンクのHPは2割まで減って、ウィンドウが現れた。
勝者ストレア…っと
ストレア「やっ、やった!ユウキ勝ったよー!」
ユウキたちが駆け寄ってきた。
ストレア「ユウキ!勝ったよー!勝ちましたよー!」
ユウキ「ストレア……今のはちょっと……ね…」
ユウキ以外のみんなも頷く。
ストレア「えっー……だってハンクも「意表をつくのも戦略の1つ」みたいなこと言ってたよ?」
コテンっと首を傾げるストレア
ユウキ「いやまぁそうだげど……」
シノン「所詮は男…ってことね」
冷たい目でハンクを見るシノンであった……
波乱の幕開けであった!(笑)