ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中] 作:恋愛紳士
ではどうぞ!
前回のあらすじ、ハンク「情報を制する者は世界を制する。」
キリトアフター
コウキたちがアスナたちと話しているあいだ、俺はここまで来るまでのことを思い出していた。
忘れもしない…あの戦い…ヒースクリフ、茅場晶彦との戦い……いや殺し合いを……
第75層迷宮区ボスフロア、2024年11月7日
キリト「悪いが、1つ…頼みがある」
ヒースクリフ「なにかな?」
キリト「簡単に負けるつもりはないが…もし俺が死んだら……しばらくでいい…アスナが自殺を出来ないよう、はからってほしい…」
ヒースクリフ「ほう…よかろう」
アスナ「キリト君ダメだよ!そんなの…!そんなのないよ!!」
あぁ……アスナが泣いている声がする……遠くからでもエギルやクラインが止めようとする声が聞こえる……そのあいだもヒースクリフ、いや茅場は不死属性を解除した。
それから茅場は十字盾から長剣を抜き放った。
これはデュエルじゃない……これは殺し合いだ……そうだ…俺は…この男を……
キリト「殺す!!」
どこかで涙が落ちる音がした…
これをかわぎりに殺し合いが始まった。
キリト「はあアアッーー!!」
離れた距離を床を蹴り、すぐに距離が縮み、右手の剣で切りつけたが茅場はなんなく盾で防ぎ、それからも左右の剣で数撃与えようにもすぐに盾で防がれる、攻撃に集中しすぎて無防備になっていたか茅場が俺の攻撃の隙間を縫って鋭い突きの一撃を放った!
俺はどうにか反応したものの、頬を浅く切られた!
キリト(もてあそばれているのか!?)
キリト「くっ!」
後方に下がり、また床を蹴り、左右の剣で突き刺そうとした、だが茅場はそれを見て笑ったように見えた
キリト(笑った!?くっ!)
キリトは自分を奮い立たせるように声をあげ、左右の剣を振るが茅場になんなく防がれる。
また茅場が攻撃をしようとした時にそれは起きた
茅場が先ほどと同じように突きを放とうとしたが突然歪みが茅場の右腕に起きた!
茅場「!?」
すると次の瞬間にそれらがキリトと茅場のあいだに歪みが広がり、一時、時が止まった。
それからも歪みが広がり、ビビィーンビビィーンと音がするも次第に歪みが消え、時が動きだした。
キリトと茅場は後方にさがり、キリトが走り込みながら茅場に剣を振った、茅場はさっきの事態に動揺したのか動きが鈍くさっきの歪みも茅場自身にキリトの斬撃が盾や剣に当たった後にビビィ!っと出ては消える
今度は茅場自身も歪みがでていることも、だがキリトはそんなことにも気にせずに茅場に向け数々の斬撃を放つ!最後には左右の剣でVの字に降り下ろしてからの切り上げて茅場の体勢を崩した!
キリト「うおおぉー!!」
キリトはそのまま左手の剣、ダークリパルサーで突き刺した!
ザスッ!!
茅場「ぬっ!」
すると突然の歪みが茅場とキリトのあいだに絶つように出て、そのまま景色を塗り替えるように歪みが広がり、気づいた時には茅場がその場から消えていた……
キリト「終わった……のか?……」
トスッ!
すると突然背中に小さな衝撃を受けた、そこには愛するアスナがいた、終わったんだこれで……
キリト「…………」
アスナ「キリト君っ!」
キリト「アスナ……」
アスナ「バカバカバカッ……グスッ……ほんとよかった……キリト君……キリト君……」
そんな心配してくれるアスナの姿にキリトはこう言った
キリト「ごめんアスナ……でも生きてるよ俺……」
アスナ「グスッ……よかった……キリト君生きてる……本当によかった……」
キリト「茅場……ヒースクリフは?」
アスナ「グスッ、ん……わからない……でも団長は見当たらないよ……」
キリト「そうか……俺はあいつを倒した……のか?」
クライン「おい……おいおいおいっ!やったじゃねーかキリの字っ!!」
キリト「クライン…」
クライン「なにぼさっとしていんだ!倒したんだよ!ラスボスを!おめえは勝ったんだよっ!」
バシン!
キリト「痛て!」
クラインが騒ぐのを見て攻略組も徐々にだが歓声を上げた、キリトはそれを見て…
キリト「そうか、俺はあいつを……」
アスナ「キリト君……よかった……」
キリト「……アスナ」
キリトとアスナが互いに見つめ合ったその時にクラインが邪魔してきた。
クライン「ウホン……あーお二人さん?見つめ合うのはエンディングテーマが流れてからにしてもらえますかね?」
それを見て攻略組もからかってきた、やれ「見せつけんなよなーご両人~」とか「うらやましいなこのっ!」とかなど、そんな彼らにキリトは苦笑いした。
キリト「あっあのな~……」
アスナ「茶化さないでよ……みんな」
アスナの赤くなる顔にクラインはうらやましかったのか一人で騒いでいた!
クライン「いいさ!見てろよっ!オレだってリアルに戻ったら彼女を作って幸せになってやるからな~~!」
するとクラインに向け、ある一言が聞こえてきた。
時空ハンク「無駄無駄っ!!」
クライン「ひでー!!」
キリト「なに騒いでいるんだクライン?」
Orzになっていたクラインが立ち上がり何を思ったのか神妙な顔しながらキリトに聞いてきた。
クライン「なぁキリトよぉ……」
キリト「……ん?」
クライン「……オレたちいつ戻るんだ?現実によ……」
キリト「……あっ」
攻略組全員「「「あっ…………」」」
攻略組全員が思いだしたかのように口を揃いて言った。
キリト「……いつって……それは」
アスナ「…………」
キリト「………………」
クライン「ヒースクリフは倒したんだよな……それで終わりじゃねぇのか?」
キリト「……ヒースクリフ、いや茅場晶彦は自分を倒せばゲームはクリアされて全プレイヤーが自分を倒せば解放されると間違いなく宣言した」
アスナ「わたしもそう言ってたの聞いていてたよ……」
エギル「……嫌な感じがしてきたな……」
キリト「エギル……」
クライン「じゃあなんで終わらないんだよ……本当は……元に戻る方法なんてないんじゃねーのか……?」
エギル「クライン落ち着け……」
クライン「けどよ……」
キリト「いや……ヒースクリフ……茅場はそんな嘘をつきはしないはずだ」
キリト(ならなぜクリアにならない?他に条件があるのか……?)
クライン「キリト!俺たちはこれからどうすりゃいいんだよ!」
キリト「……俺にも解らない、確かなのはこのゲームは今も動き続けてるってことだけだ」
アスナ「……そんな……私達はまだ戦わなきゃならないの……?」
クライン「おいおい……マジかよ……」
エギル「…………」
さすがのエギルも落胆を隠せないでいた……するとエギルの仲間の一人がこっちにきた。
両手斧使い「おいエギル!先に進む扉が開いている!」
エギル「そうか……」
キリト「……」
アスナ「キリト君」
クライン「キリト……」
キリト「……ゲームが終わらない以上今は先に進むしかない……か……行こう…………76層へ」
そして俺たちは76層へ続く階段に進んで行った。
時空の狭間からクラインに一言言いにやってきたハンクマン(笑)
シリアスなのを耐えきれずに出した(笑)反省はする、けど後悔しないス!
では今回は続けて書きます!