ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中]   作:恋愛紳士

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遅くなり申し訳ありません!話の構成に悩んでしまったり仕事先が仕事する人が減ってしまい、自分の負担が増えてしまって休日の日は寝てばっかりになってしまい......気付けばこの小説の三周年を過ぎてしまった......本当にすみません!!

ではPoH戦、どうぞ!!


狂気との戦い・PoH戦前編

前回のあらすじ、紅紫色の輝き

 

ユウキとランのラフィン・コフィン上位幹部、ザザとジョニーの勝負に勝利、そして時はコウキとPoHとの戦いに戻る!

 

ガキン!!

 

コウキ「っ!!」

 

PoH「フッハァ!!」

 

それぞれの一撃がぶつかり、その衝撃がお互いを身体を後退させた......!

 

コウキ(俺の剣と奴の中華包丁との威力が互角......やはり奴のレベルはこっちより上......後はあの剣自体も性能が底上げされてるな......!それならそれで戦い方はある!)

 

コウキ「セィ!セィヤ!ハァ!!」シュンシュンシュン!!

 

PoH「チッ......!」

 

コウキは次々とPoHに向けて斬撃を繰り返し、PoHの戦闘力を推し測る中、PoHも避けたり防いだりしながらコウキ自身を観察していた。

 

PoH(まず武装は......奴の持っている片手剣が一つ、首回り左右に例のトリガーユニット付きの......長さを見るにサバイバルナイフサイズの鞘が二つ......胴回りには幾つも大小様々なホルダーが着いてんな......たぶん前と同じで鉄球とクナイでも入ってんだろ......んで後ろに着いてるのは......サイズ的にチャクラムか?背中には片手剣と太刀位の鞘が翼状に背部の鎧板に計4つ着いている......腰には......あれは確か昔使ってた先端で貫いてから捕まえる厄介な鞭だったか?そして両腕は前と同じ......首回りのナイフと同等のサイズのナイフ......だがこっちは持ち手があるな......鎧全体はあのガキ......ユウキとかいったガキの防具と所々似ているな......大方色は蒼と銀目の混合で鎧はガキの防具をベースに銀目の鎧を混ぜたが......武装自体ほぼ銀目のをそのままバージョンアップ......ってところか......なら問題ねぇ!)ニヤリ

 

ガチン!ガキン!!

 

PoHは笑みを浮かべながら、コウキの剣を弾き!そのままコウキに向けて振り下ろすもコウキは剣を横にして防ぐ!!

 

PoH「安心したぜ!!」

 

コウキ「っ......!なにが......だ!!」ガキィン!!

 

コウキはそのまま力を入れてPoHの身体ごと弾き返す!

 

PoH「お前のその装備!さっきの剣の講釈たれていたがぁ......お前自身、銀目としての自分を忘れてないんだな......!そのことで安心したんだよぉ!!」

 

コウキ「......そんなことか、下らねぇ......な!!」

 

シュン!ガキン!!

 

PoH「ぬっ!?」

 

コウキはPoHに向かって斬りかかり、つばぜり合いにさせた!

 

コウキ「俺は、銀目として自分を忘れてなんかいない!俺は俺自身、銀目としての自分も受け入れて......これからの自分の為に......この装備を使う!!お前が考えているようなことではない!!断じてな!」

 

フィリア「コウキ......」

 

ガチン!!

 

PoH「ぐっ!?」

 

コウキはそのまま力を入れてPoHを弾く!

 

コウキ「......ふぅ」カチン!

 

コウキは自分の余分な力を抜きながら......一度剣を鞘に戻し......そのままPoHに向けて構えを取る......!

 

コウキ「......全力だPoH......ついてこいよ!」

 

シュン!!

 

フィリア「はっ!?(速い!?)」

 

PoH「っ!!?」

 

コウキ「ハッアア!!」

 

ガチン!!

 

コウキはほぼノーモーションでPoHに差し迫り!首回りのトリガーユニット・ナイフでクロスにして斬りかかる!がPoHはそれを咄嗟にメイト・チョッパーを横にして防ぐ!......が!

 

コウキ「ハッ!」

 

バッ!ガチン!!

 

PoH「なっ!?」

 

コウキはすぐさま手に持つナイフを逆手に持ち替え、先とは違うクロスにして斬りかかり、それがPoHの腕を跳ね上げた!そしてPoHの剥き出しの腹に目掛けて!

 

コウキ「そこだ!!」

 

ズン!!

 

PoH「ぐおっ!!?」ズザザザッ!!

 

コウキの回し蹴りを叩き込まれる!PoHはそれをもろに喰らう......が、なんとか滑りながらも踏みとどまり、転倒するのを防ぐ!

 

PoH「っ!!やっろう!なっ!?」

 

蹴りを喰らわされたコウキを見ようと顔を上げたら、回転しながらこちらへと飛んでくる......ナイフの刀身が!

 

PoH「ぐうっ!?」ズバッズバッ!

 

PoHは咄嗟に首を反らしてその刀身を肩を少し切るに留まった......が!

 

コウキ「......せいっ!」

 

ドスッ!!

 

PoH「ぐがっ!!?」

 

コウキの左腕がPoHの腹に突き刺さる!そしてそこから!

 

コウキ「うおりゃあ!!」ゴスッ!

 

PoH「ぐえっ!!?」

 

ズドン!!

 

PoH「ぐっ!!?」バッ!

 

本日三度目の顔面パンチを喰らい、そのまま壁に叩きつけられるPoH!が叩きつけられたあとすぐさまメイト・チョッパーを構える!『あの』コウキがこのまま何もしないはずがないと思っているからだ!

 

コウキ「ステルス!奴を切り裂け!!」

 

シュン!!

 

コウキは腰に着いたホルダーからステルス・リッパーを取り出しそれを左右の指に挟んで、計八枚のリッパーをPoHに向けて投げつける!!

 

PoH「......オラッ!!」

 

バキン!!

 

が、PoHはそれらが重なる場所を見切り、そこを一閃し、ステルス・リッパーを全て砕いた!!が!

 

ズバッ!!

 

PoH「ぐっ!?」

 

PoHの左腕に楔......改良された、スピアアンカー・ウィップmarkⅡが貫いていた!!

 

コウキ「こっちへ......来い!!」グイッ!!

 

コウキはそれを......スピアアンカー・ウィップmarkⅡの持ち手とは別の手である右手で鞭を掴んで引っ張る!......が!

 

PoH「調子に......のんな!!」ガッ!!

 

PoHは一度引っ張られるも、すぐさま立て直し......メイト・チョッパーを一度腰に戻してから右手で逆にコウキを引きずりだそうとする!!

 

コウキ(っち、やはり力比べではアイツが上手か......だが!!)

 

コウキ「それがどうした!!」ダッ!

 

コウキは鞭を掴んだまま、PoHに向け走り出した!!

 

PoH「ちっ」カチン!

 

それをPoHは迎え撃てるようにメイト・チョッパーの持ち手を掴んで迎え撃つ準備する!

 

コウキ「そらっ!」

 

ジャリン!バシィン!!

 

PoH「なっ!?」

 

コウキはPoHに近づく中で、近づくことによってゆるんだスピアアンカー・ウィップmarkⅡを引っ張り、それをPoHのメイト・チョッパーを持つ右手に巻き付けて拘束する!

 

コウキ「っ!ハッアア!!」シュン!!

 

PoH「思い通りに行くかよ!!」ガキン!!

 

コウキはそのままシャイニングキャリバーで斬りかかるもそれをPoHは無理やり拘束された腕ごと持ち上げてメイト・チョッパーで防ぐ!

 

コウキ「こんのおおお......!」

 

PoH「っ......!ウザってんだよ!!」ドガ!!

 

コウキ「ぐおっ!?」

 

PoH「っ!......ふん!!」

 

ズリュ、ズバッ!!ガシャン!!

 

PoHは足でコウキを蹴り飛ばしてからスピアアンカーウィップmarkⅡの楔の部分を予備のダガーで切り取ってから拘束を自力で解いた!コウキはその間に体勢を立て直して、再度剣を構える!

 

PoH「......へへへ」

 

コウキ「......何を笑ってやがる」

 

PoH「いやぁ、なに......やはり殺し合いはこうでなくちゃいけねぇな、っと思っただけよ」

 

コウキ「......そうかよ」

 

PoH「無防備な奴から死んだことにも気づかず殺すのも、抵抗出来ない奴から一方的になぶり殺しするのも愉しいけどよ......やはりたまにはこうやってお互いに、どっちかが死ぬまで殺し合うのも、すごーくすごーく楽しいのよ」

 

コウキ「......」

 

PoH「その点に置いては、お前はナンバーワンだ!!本当に......楽しいぜ?コウキィ?」

 

コウキ「......こっちは楽しくなんてない」

 

PoH「......へっ!けどまぁ俺様が一番楽しいのは何もかも希望を根こそぎ無くして、絶望に瀕した奴の顔を見ながら殺すのがいいんだが......さっきまでのその女みたいにな」

 

フィリア「っ......!」

 

コウキ「PoH......てめぇ!!」

 

PoH「だけどよ、それを一番してぇのは、お前じゃねぇんだコウキ、お前じゃあ......おめぇは二番目だな」

 

コウキ「......っ!?まさかてめぇ!!」

 

PoH「ほほぅ?気づいたか!?」

 

コウキ「......このクソ野郎......!てめぇ......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キリトを狙っているのかぁ!!?」

 

フィリア「!?」

 

PoH「......!」(ニヤリ)

 

コウキの答えにPoHは満面な笑みを浮かべる!

 

PoH「そうさ!その為にもあの世界にホロウエリアをダウンロードしてから、アイツの仲間ら全員殺して!!絶望に歪むであろう顔をみながら殺してやるんだ......!想像するだけでもエキサイティング!!......それがおめぇの仲間でもあるんだからなぁ!!一度で二度おいしいって奴だな!!」

 

コウキ「っ!!テメェェェ!!!」シュバ!!

 

ガキン!!

 

PoH「ハッ!」

 

コウキは物凄い勢いでPoHに斬りかかる!!PoHはそれを予測出来ていたのか、余裕で受け止める!!

 

コウキ「そんなことさせるかぁ!てめぇは俺が!!止めてやる!!キリト達に手を出させてたまるか!!」

 

コウキはPoHの考えることが理解した!PoHがしようとすることは、コウキが今までキリト達にしていることの反対、コウキがキリト達や他の人達に希望に向けて歩き始めるようにしていたに対してPoHはその逆、キリト達を含めたこの世界(アインクラッド)全員を絶望に貶めようとしていることを!

 

コウキとPoHとは正にコインの裏表、分かり合うはずもなかったのだ!!

 

コウキ(コイツが十層到達する前からキリトを襲ってたのは、知っていたが......その頃から執着していたのか......!?これ以上PoHの奴に好きにさせるか!!)

 

PoH「あぁ......心地がいい......その殺気!実に気持ちがいいぜコウキィ......?」

 

コウキ「......さっきからコウキコウキと......!馴れ馴れしいんだよ!クソ野郎がああ!!」

 

バシン!!

 

PoH「っ......!」ズザザザッ......!

 

コウキはそのままPoHを押し返す!!PoHはそのまま滑るように後ろへ下がる......!

 

PoH「ハッ!やはり一筋縄ではいかねぇな......だけど、そろそろ飽きてきたな......そこでだ」

 

PoHはウィンドウを出して操作する。

 

PoH「俺がここで手に入れた......コイツ自身の本来の『力』を見せてやるよ!!」

 

コウキ「っ!?何をする気だPoHゥ!!」

 

PoH「さぁ......新しいショウタイムの始まりだ!!」

 

ポチッ!!

 

PoH「くぅ......!あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!」

 

ドクン!!

 

フィリア「なに......あれ?」

 

コウキ「メイト・チョッパーが大きく......!?」

 

今、コウキ達の目の前でメイト・チョッパーが大きくなっていき、今ではメイト・チョッパーは『中華包丁の形をした片手剣』といったまでに巨大化していた......!

 

PoH「ふぅふぅふぅ......さぁ、再開と行こうじゃねぇか!!」

 

コウキ「くっ!」

 

コウキ(奴の剣から禍々しいオーラが......何なんだあの剣は......!?......ん?あれは......?)

 

するとコウキはPoHの太もも辺りから何かが見えだした......それは......あの日、キリト達攻略組が失踪して、消えたキリト達のいたボスフロアの調査で初めでそれからも何度か見た......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの『歪み』だった。




PoH超強化、果たしてコウキはPoHに勝てるのか?時間をお楽しみに!!

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