ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中]   作:恋愛紳士

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えー……大変お待たせしました……理由としては……







あかん……ジャンヌ・オルタのヒロイン力が高過ぎる……!それもコウキとの相性が良すぎた……!それせいで書く量が増えてしまった……アンデルセンの気持ちがよくわかったよ……(中の人繋がりがゲス野郎とオナジ(白目)

あとですね……このFGO番外編、まだ他にも書きたいものがありますから……またスランプに陥ったら書くかも……?まぁもういい加減本編書きますけど!!

では……どうぞ!!


番外編・もしコウキがFGOの世界に跳ばされたら?ジャンヌ・ダルク・オルタ編

前回のあらすじ、ランサーが死んだ!!この人でなしぃ!!!

 

ジャンヌ・ダルク・オルタの場合

 

ジャンヌ・ダルク・オルタサイド

 

光輝の部屋前

 

アイツと相対して何日……何ヵ月経っただろうか……それにこの部屋に訪れるのも何度目だろうか……?

 

なぜ来るかって?決まっている……アイツに『奪い取られた物』を取り返す為だ……今度こそ……今度こそアイツに勝って、私の『奪い取られた物』を取り返す!!

 

練習もした、奴が取るだろう手段も予想し、それによる予習もした……あとは勝つだけ……いざ!!

 

バサッー!(自動ドアが開く音)

 

ジャンヌ・オルタ「勝負しなさい光輝!!」

 

光輝「……いや

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たかだかゲームの連敗したぐらいで何その回想?厨二なの?エドモンなの?」

 

ぐふぅ!

 

ジャンヌ・ダルク・オルタサイドエンド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光輝「で?今度は何で勝負する気だ?トランプ?ボードゲーム?それともテレゲーでマ○カーか?」

 

ジャンヌ・オルタ「…………」

 

一応来客なのでお茶と茶菓子を出してやる光輝……目の前にはこたつに潜り込んでいる……俺に何かを奪われたと言う……若干顔を赤くしてる聖黒処女(笑)……ジャンヌダルク・オルタ……通称、黒ジャンヌ……

 

光輝「あのよぉ……今日は他にも予定があるからあまり相手してやれねぇぞ?」

 

ジャンヌ・オルタ「……何よ?今日は出動もないからゆったりできるでしょ?」

 

光輝「いや今日は……」

 

ピンポーン!!

 

すると部屋の呼び鈴が鳴り響く!

 

光輝「あれ?やけに早いな……はいはい!」

 

そういってドアを開けにいく……開くとそこには……!

 

???「(トナカイ)二号さん!こんにちは!!」

 

???「光輝さん、おはようございます……今日もお願い致します」

 

ジャンヌ・オルタ「……げっ」

 

するとジャンヌ・オルタは苦虫を噛んだような顔をする……それもその筈……その来た来客は自身のオリジナルであり……最も嫌悪している……彼女……ジャンヌ・ダルク本人と自身の黒歴史(笑)っと言ってもいい……幼い自分……ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ、略してジャンヌ・リリィが来たのだから……

 

ジャンヌ「……いたんですか」

 

ジャンヌ・リリィ「あっ!未来の私!こんなところにいたんですね!!」

 

ジャンヌ・オルタ「…………」

 

光輝「……(汗)」

 

お互いがお互いをにらみあう……そんな中……黒ジャンヌがこたつに入りながらにらんでいる為、若干シュールだけど……

 

光輝「あの~……白い方のジャンヌとリリィ?予定の時間より一時間早くないか?」

 

ジャンヌ「えっ?あっ!そ、そうですね……今日はいつもの日課が早く終わりましたので少しお早めに勉強しようかと」

 

ジャンヌ・リリィ「私も以下同文です!」

 

ジャンヌ・オルタ「……勉強?」

 

光輝「ん?ああ、時おり時間があるときにだけ二人に勉強を教えてるんだ、まぁ漢字などの読み書きとか計算の仕方とかたいしたことないことけど……あっ、リリィのだけはサンタの歴史の勉強がついてるけど」

 

ジャンヌ・オルタ「ふーん……あっそ……」

 

光輝「……そうゆうわけだから黒ジャンヌ、来てもらって悪いが……」

 

ジャンヌ・オルタ「別にいいじゃない」

 

光輝「えっ?何が?」

 

ジャンヌ・オルタ「察しが悪いわね……だから二人を勉強を教えながら、私と遊べばいいじゃない」ニヤリ

 

光輝「……えぇ?」(´・ω・`;)

 

意地の悪い笑みを浮かべながら言うオルタ……それに対して何故そうなるっと困惑する光輝……するとジャンヌは……

 

ジャンヌ「なんでそうなるんですか……そちらかこちらがまた時間を改めて来ればいいじゃないですか?」

 

光輝「ジャンヌ……」

 

ジャンヌの正論に目を向ける光輝……が!

 

ジャンヌ・オルタ「……なに?今私は光輝と喋っているの、話しかけてこないでよ」

 

ピキッ!

 

光輝(ひぃ!?)

 

そのとき!光輝は恐怖した!!光輝が見た先には……顔は笑顔……顔は笑顔だが後ろに般若面を被ったマル(ryゲフンゲフン!……何かがいた……!

 

ジャンヌ・オルタ「……何よ?その笑みは」ゴゴゴゴ!!

 

対するオルタは……復讐の怨念でも纏っているように見えるエドモ(ryゲフンゲフン!……何かがいた……!

 

光輝(ヘルプ!リリィヘルプ!!)

 

っとジャンヌ・リリィを見るが……

 

ジャンヌ・リリィ「(((°Д°;;;)))」

 

光輝(ダメだ!?まるで生まれたての小鹿になってる!?)

 

出入り口のドアの片隅にて恐怖に震えている白い幼女……今にも泣きそうだ……

 

光輝「あーもう!はいはいそこまで!!」ビシィ!

 

ジャンヌ「………………」

 

ジャンヌ・オルタ「チッ……」

 

光輝は諦めて二人の仲裁に入る……とりあえず二人は矛を納める……

 

光輝「……とりあえず……黒ジャンヌの相手しながらジャンヌ達の勉強を見るよ……とりあえず……今は仲良くしてくれ……(疲労)」

 

そう言って疲れたように顔に右手を押さえる光輝……が!しかし!!

 

ジャンヌ・オルタ「仲良く?仲良くなんか出来るわけないじゃない?バカじゃない?」

 

ブチッ!!

 

まだ開戦しようとするオルタにプツンした光輝は……

 

光輝「……黒ジャンヌ」

 

ジャンヌ・オルタ「(ふ、雰囲気が変わった……?)な、なによ?」

 

光輝「……いい加減にしないと……そのカールなアホ毛引き抜く」

 

ジャンヌ・オルタ「な、なんでよ!?アンタにそんなことされる言われは(ry)」

 

光輝「あ"ん"?」(よいこには見せられない表情)

 

ジャンヌ・オルタ「ひぃ!!?(サッ!)」(アホ毛を隠す!)

 

光輝「…………(ジロリ)」(ジャンヌとジャンヌ・リリィの方を見る)

 

ジャンヌ・ジャンヌ・リリィ「「ひっ!!?」」

 

光輝「……二人共……もし事を荒立てるようなことをしたら……わかってるな?」

 

ジャンヌ「し、しません!!(アホ毛……無くて良かった……!)」

 

ジャンヌ・リリィ「絶対にしません!!(サッ!)(なんで私にまで……!?)」(アホ毛を隠す!)

 

光輝「……よし、それじゃあ始めようか……あっ、追加の茶と茶菓子……それとボードゲームを持ってくるから先に入っててくれ、あっボードゲーム……オセロでいいか?」

 

ジャンヌ・オルタ「えっ!?えっ、ええ……」

 

光輝「それじゃあ用意してくる」

 

そう言って茶の準備しに行く光輝……それを見届けてから三人のジャンヌは同じような事を考えていた……

 

三人(((光輝(さん)(二号さん)を怒らせると恐い……!)))

 

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カキカキ……パチンパチン……カキカキパチン……パチンパチンカキカキ……

 

ジャンヌ「………………」

 

光輝「……よしと……これで宿題の採点は終わりだな……前まで勉強出来なかったことに比べれば……まぁまぁか……あっ、そこ間違えてる」

 

ジャンヌ「あっ……すみません、ありがとうございます」

 

ジャンヌ・オルタ「グヌヌヌ……!」

 

光輝「ねぇねぇ大丈夫ですか黒ジャンヌゥ~?www角取りされまくってるけど大丈夫?wwwほとんど白で埋め尽くされてるけど大丈夫www」

 

ジャンヌ・オルタ(この顔……!突き刺して焼いてやりたい……!)スッ!

 

光輝「あっ、ジャンヌルール禁止な?最も……やったところで勝てるけど」

 

ジャンヌ・オルタ「くっ!?(見抜かれた!?)」

 

ジャンヌ・リリィ「えーと……この方は……まる……ひ……しゃ……しん……しゅう?」

 

光輝「ちょっと待て、それ誰からだ?」

 

ジャンヌ・リリィ「えーと……『世界一の黒船長』さん?」

 

光輝(あいつ(黒髭)かぁ!!!)

 

ジャンヌ・リリィ「あの……これってどんなのですか?」

 

光輝「聞かないでくれ、あとコイツのは送らんでいい……」

 

ジャンヌ・リリィ「はぁ……?」

 

光輝(藤丸に頼んで自害されたろうかあの野郎……!)

 

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数時間後……

 

光輝「……よぉし……今日のノルマは達成だな……二人共、お疲れ様」

 

ジャンヌ「はい!ありがとうございました光輝さん!」

 

ジャンヌ・リリィ「二号さん!ありがとうございました!」

 

ジャンヌ・オルタ「まだよ……まだ……終わって……ない……!」(; Д)ノ"

 

光輝「いや、諦めろよ……この数時間……一度も勝ててないじゃないか……」

 

今までの時間、光輝はジャンヌには中学一年の数学を、リリィは今年のクリスマスプレゼントをする人の願い事を見ていたり、サンタの歴史などの勉強していた(読めないところは光輝が翻訳してあげている)、オルタは……この数時間の間……オセロの他チェスやポーカーなどボードゲームやトランプなどのゲームを興じていたが……一度も勝ててないのである……!

 

光輝「はぁ……しょうがない……二人共、ちょっと今度はこっちに付き合ってくれ……」

 

ジャンヌ「はい……?」

 

ジャンヌ・リリィ「何ですか二号さん?」

 

光輝「あのな……」

 

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今光輝達はそれぞれで炬燵を座り直している……左に光輝……上にジャンヌ……右にリリィ……下にオルタといった具合に……

 

光輝「え~……お題目は『ババ抜き』!さぁやらないか?」

 

ジャンヌ・オルタ「ちょっと待ちなさい、何でこの二人まで一緒にやるのよ?」

 

光輝「いやお前……お前ばっか遊んでいて……悪いだろ?それにこんなでもないとこのメンツで遊ばないだろう?」

 

ジャンヌ・オルタ「むぅ……(言い返せない……)」

 

ジャンヌ「あの……別に私は気にしてませんが……」

 

光輝「(小声)黒ジャンヌに勝たせてお帰り願うために……少しの間頼むわ……」

 

ジャンヌ「(小声)はぁ……わかりました……貸し一つ取り消しですからね?」

 

光輝「(小声)おう」

 

ジャンヌ・オルタ「ちょっと……なにそこで内緒話してんのよ」

 

光輝「いや別に……リリィはいいか?」

 

ジャンヌ・リリィ「あっ、はい私はいいですよ!」

 

光輝「そんじゃあカードを配るぞ~」

 

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その後……ババ抜きは一番に勝っているのは光輝だが……3~4回の内の1回にジャンヌが勝ち……他は……

 

ジャンヌ・オルタ「いい加減に……(ジョーカーを)引きなさいよ!!」

 

ジャンヌ・リリィ「絶対に嫌です!!」

 

……三位と最下位の争いを二人で繰り返していた……何故この二人が残るかと言うと……

 

光輝・ジャンヌ((顔に出過ぎだろ……(です……)))

 

そう……オルタとリリィはジョーカーを掴むと喜びがこぼれ……逆だと絶望する……そのお陰で光輝とジャンヌは勝ち抜いているのだ……終わりにしようもオルタは「光輝に勝つまでやる!!」と言う……それもわざと負けようとするも感づいてやり直しになるのだ……

 

そのせいで晩飯後にまでもつれ込み……そして今……

 

光輝「オーイ……起きろ~……」

 

ジャンヌ・オルタ「……zzz……zzz」( -ω-)zzz……

 

……炬燵にて寝落ちしたジャンヌ・オルタが……

 

光輝「……駄目だ……熟睡してる……」

 

ジャンヌ「全く……しょうがない人(私)ですね……」

 

ジャンヌ・リリィ「……zzz……zzz」( -ω-)zzz……

 

同じく寝ているリリィを背中におぶっているジャンヌ……その顔には呆れながらも優しい笑みを浮かべている……

 

ジャンヌ「これからどうするんですか?」

 

光輝「う~ん……無理に起こすのは嫌だからせめてベットに寝かしておくさ……青髭の旦那を呼ぶよりかはマシだろ?」

 

ジャンヌ「……ですね……ご迷惑おかけします……」

 

光輝「別にいいさ……そんじゃ今日はありがとうな?」

 

ジャンヌ「はい、こちらこそありがとうございました……また……今度はマリーとも一緒に」

 

光輝「ああ……いいなそれ……それじゃあおやすみ」

 

ジャンヌ「ええ……おやすみなさい、光輝さん」

 

そう言って部屋から出ていくジャンヌ達……さてとっと炬燵にいるオルタを見る光輝……

 

光輝「……ベットに寝かすか……よっと……!……案外軽いな……」

 

そう言いながらオルタを炬燵から引きずり出してからお姫様だっこでベットに寝かす……

 

光輝「……寝にくいだろうから上着だけは脱がしておくか」

 

そして光輝はオルタが身に付けている上着を脱がす……ちなみにオルタは新宿のときの服装をしている……

 

光輝「これでよし……ふわぁ……眠くなってきた……シャワー入ってから炬燵で寝るか……」

 

それから光輝は手早くシャワーに入り……自分の使っていた座布団を枕がわりにして横に寝だす……

 

光輝「…………」(チラッ)

 

ジャンヌ・オルタ「……zzz……zzz……zzz」

 

光輝「……おやすみ……オルタ」

 

そして光輝は……眠りについた……

 

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ジャンヌ・ダルク・オルタサイド

 

数時間後……

 

むくっ!

 

ジャンヌ・オルタ「……あぁ……寝ちゃったのか……」

 

まだ暗い時間の中……私は目を覚ます……自分がどこで寝てしまったか思いだし……そして自分の上着が脱がされて、それをハンガーに吊るされているのに気づく……そしてそれを誰がやったのかも……

 

ジャンヌ・オルタ「……またアンタか……」

 

光輝「……zzz……zzz……zzz」

 

そう言いながら……炬燵で寝ている光輝を見る……

 

ジャンヌ・オルタ「…………」(スッ……)

 

それから私は光輝の横に座る……

 

ジャンヌ・オルタ「……全く……気持ち良さそうな寝顔をして……むかつく……」(スッ……)

 

私は気持ち良さそうな寝顔をしている光輝に向けてほっぺでも引っ張ってやろうかと手を伸ばす……が

 

さわさわ……

 

ジャンヌ・オルタ「……案外触り心地がいいのね……」

 

ほっぺを引っ張ろうとするのを止めて光輝の髪を撫でる……

 

ジャンヌ・オルタ「…………」(スッ……)

 

ぴとっ!

 

光輝「んっ……」ビクッ!

 

次には光輝の頬を手を当てる……光輝は少し、体を震わせるが……直ぐにまた寝だす……

 

ジャンヌ・オルタ「……ふふっ……全く……この竜の魔女に対して……無防備じゃあ、ありませんか……?」

 

そして私は目を閉じ……光輝との今までの……それこそ霊基にまで刻まれた……記憶を思い起こした……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初に会ったのは……フランスでのことだった、そのときは力が弱まっているオリジナル(ジャンヌ)と当時はまだまだ未熟だったカルデアのマスターの二人とまだ成り立てでサーヴァントとしては未熟であるデミ・サーヴァントである二人(マシュとコウキ)のたったの五人……それに対してそのとき滅ぼした街の人のアンデットに無数のワイバーンに加え……私含めて五人のサーヴァントそれも他の四人のサーヴァントには狂化を施した……勝てる……勝てる戦いだった……結果だって既に当初の目的果たしていたからとっくに勝利していた……が、アイツはサーヴァントを仲間に任せてアイツはアンデットを斬り倒しながら、時には崩壊した塔や家の壁や屋根を足場にして飛び上がり、ワイバーンの首を剣で切断したり……ワイバーンに向けて特殊な武器や宝具(後に聞いた話であるが総称ソードスキルと言うらしい) を用いてワイバーンの群れの中を縦横無尽に立ち回りそれでいて……仲間が相手にしているサーヴァントに向けて飛び道具で牽制もしていた……明らかに異常……デミ・サーヴァントり立ての動きじゃない……明らかに並以上のサーヴァントの動きだった……

 

その後は私達は退くのだが……あろうことかアイツはワイバーンの体に取り付いていた……あり得ない……

 

アジトに着いたあと直ぐにサーヴァントどもにアイツを捕まえさせ、ジルにアイツを拷問させるように言った……余裕ぶっていたアイツが赦しをこいて泣き叫ぶの心待ちしていた……していたのだが!

 

あろうことかアイツはジルと肩を組んで牢屋に戻って……それも何かジルはいつも以上に嬉しそうな顔をして!?(このときコウキはキャスジルのことはゼロで知っていたのでジャンヌのことを称えたり、予防策としてジャンヌのとうさ(ゲフンゲフン‼)……隠し撮り写真を裏取引した)

 

その後も……アイツは牢屋から脱け出して普通はあり得ないことを何度もした……まるでここはアイツの家みたいに……!

 

やれご飯が不味すぎるから調理場を案内しろ!(実際にやらせたら今まで食べたものの中で一番美味しかった……)だの、やれそれぞれの部屋が散らかっているから清掃用具を貸せ!(暗かったアジトが見違えるほど明るくなった……)だの……それはいい……それはまだ寛容な私なら我慢は出来る……だが!!

 

何他のサーヴァントと仲良くなっているのアイツ!?例えばランサーに裁縫を教わってるし!?アサシンに最新の美容法を教えているし!?ライダーなんかは一緒に正拳突きの練習してるし!?セイバーとは剣の打ち合いをしてるし!?何なの!?何なのあれ!?コミュ力の化け物なのアイツ!?挙げ句の果てに私にまでカードのお遊びを誘ってくる馬鹿以上の大馬鹿ですよアイツ!?……そしてそんなアイツの誘いに乗る私は疲れ果てていたのだ……余談ではあるがそれが最初のコウキに(ゲームの)敗退した日でもあった……

 

……その後は手下のサーヴァントが減る中……いつもの晩飯後のトランプをしていたとき……私はアイツに聞いてみた……

 

ジャンヌ・オルタ『……ねぇ』

 

コウキ『なんだ?』

 

ジャンヌ・オルタ『……なんでアンタは私達のことを……その……』

 

何故かその先を言い出せなくなってしまう私……がコウキは……

 

コウキ『……俺さ、旦那から聞いたんだ』

 

ジャンヌ・オルタ『えっ?』

 

コウキ『……君(ジャンヌ・ダルク・オルタ)とゆう存在がどうゆうなのかをな……』

 

ジャンヌ・オルタ『っ!!』

 

私は多大な怒りを感じた……ふつふつと沸き起こる怒りを抑えて……聞く……

 

ジャンヌ・オルタ『……それで何?私を否定する?』

 

私を腰に着けている剣を手に忍ばせながら……聞いた……けどコウキが続けた言葉は……

 

コウキ『いや?』

 

ジャンヌ・オルタ『……えっ?』

 

コウキ『いやえっ?って……生憎、俺はその復讐を止めろとは言わない……言えるような奴じゃないんでな……まぁ幾つか言わせて貰えば……その復讐を駆り立てる相手のみだけ復讐を果たせ……無駄に関係のない国民を殺すんじゃない』

 

ジャンヌ・オルタ『っ……!!関係ない?関係なくない!!奴等は私を見捨てた!!国のためにこの身を捧げたのに……誰も助けようとしなかった!!どいつもこいつも……一人の少女が燃やされるのを罵倒するかただ見ているだけ!これで関係がないと!?』

 

コウキ『……でもその後に真実を伝えようお頑張っている奴等もいる……その証拠に後にジャンヌ・ダルクは聖人認定されているしな……』

 

ジャンヌ・オルタ『……だからって……だからって……!』

 

コウキ『ああ……だからって君が復讐を止める理由にはならない……けどな……これで本当にいいのか?』

 

ジャンヌ・オルタ『……何がよ』

 

コウキ『……君さ、このままフランスを滅ぼして……その先はどうするんだ?』

 

ジャンヌ・オルタ『その先……?』

 

……考えたこともなかった……私はフランスに復讐する……ただそれだけを考えて……今まで動いて来た……いや……『そうゆうふうに生まれた』だと……薄々気づいていた……どっちにしろ……フランスを滅ぼそうが滅ばまいがどっちにしろ私は……正式なサーヴァントでもない私は……消える……存在理由も……その存在自体も……このとき、コウキはそのことを数少ない手がかりで気づいた……

 

ジャンヌ・オルタ『私は……けど、私は……っ!!』

 

コウキ『……復讐を遂げるのはいい……けどな……復讐を遂げた先には……何もない……ただ空しさしかないんだ……俺はそんな奴等を沢山見てきた……』

 

ジャンヌ・オルタ『っ!!たかだかデミ・サーヴァント(現代人)のくせに!私のなにが分かる!?』

 

コウキ『分かるさ』

 

このとき……私はあるものを幻視した……目の前のコウキが純銀色の防具を身につけ……その瞳にはいつもの蒼色の瞳ではなく……銀色に輝いていた……!

 

コウキ『『俺はそういう世界で戦ってきた』』

 

ジャンヌ・オルタ『っ……!』

 

……目の前にいるコウキが嘘を言っているようには見えない……それは本当に実体験したかのように……けどそれは私が今いる世界でも……この世界に来る前の世界でもない……まるで『別の世界』から来たでも言うような……

 

コウキ『……俺はな……ジャンヌ……君を救いたいと思っている』

 

……今何を言ったコイツは?救いたい?この私を?散々人々を殺し……コイツの仲間をも傷つけた私をコイツは……

 

ジャンヌ・オルタ『……救いたい?『竜の魔女』を救いたいとか……馬鹿ですねあなた?呪われますよ?』

 

コウキ『一人の少女を救うためなら呪いの一つや二つ何のその……それに俺だって『蒼の竜剣士』……竜の二つ名を持っているんだ、同類さ』

 

ジャンヌ・オルタ『……あなたは……全く……一緒に地獄に行く気ですか?炎で焼かれますよ?』

 

コウキ『上等だね、それに元から天国に行けるような小綺麗な魂でもねぇよ』ニヤリ

 

コイツは……自分でも似合わないと思っているのか頬を少し赤く染めながらもそう言い切る……コイツにとって何てことないことなんだ……けど……私は……

 

ジャンヌ・オルタ『っ……!……あなたって人は……(小声で)でも……ありがとう』

 

コウキ『ん?なにか言ったか?』

 

ジャンヌ・オルタ『何も言ってません!』

 

話してみて分かった……コイツは元からこうゆう奴なんだ……例え100人の内99人が悪者と言ってようと100人の内の1人として手を差しだして来るような……そんなお人好しだ……例えそれが本当に悪者で、何度も裏切られてもそれでも懲りずに手を差し伸ばす……そんな男……

 

コウキ『さて、暗い話は止めてトランプ続けようぜ?』

 

ジャンヌ・オルタ『……ふん!いいでしょう……とことん付き合って貰いますからね?』

 

コウキ『そう言って連敗記録を更新させるのであった……』

 

ジャンヌ・オルタ『余計なこと言うんじゃあありません!?』

 

……信じるのを止めた神様へ……今だけ……今だけは……私がただの少女のように……戻ることをお許しください……

 

そう胸の中で願いながら……私達は遊び続けた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジル(キャスター)『(扉からそっと)愉しそうですなジャンヌ……』扉´◉◞Д◟◉)

 

コウキ(……旦那……なんか扉から顔を出してこっち見てんだが……なに?トランプに混ざりたいの?)(;・ω・)?

 

……その光景をジルはこっそり扉から見ていたそうな……

 

……こうして楽しい日々を送っていた……けれどそれもすぐに終わる……カルデアのマスターたちがアジトのすぐそこまで来ていたのだ……そして私達は……

 

コウキ『……どうしても戦わないといけないのか……?』

 

ジャンヌ・オルタ『……何を今更……元々私達は敵同士……こうなるのは必然です』

 

コウキ『……そうか』

 

そう言ってコウキは剣を片手で構える……私は……例えこの戦いに勝ててもすぐに他のサーヴァント達に倒されるだろう……なら後悔しないように……この戦いに全力を出し尽くす!

 

コウキ『……なぁ、ジャンヌ』

 

ジャンヌ・オルタ『……なんですか?』

 

コウキ『……俺との日々は……楽しかったか?』

 

ジャンヌ・オルタ『……えぇ……とっても……』

 

その問いに……私は素直に答えられた……最も嘘を言ったところでコウキは見抜くだろう……コウキはそれを悲しげに笑う……

 

コウキ『……そうか……良かった……』

 

コウキは悲しみを消して、覚悟を決めた……!

 

コウキ『では……(デミ)サーヴァント・ルーラー!シャドーナイツ副団長!二つ名『蒼の竜剣士』!!』

 

ジャンヌ・オルタ『……同じくサーヴァント・ルーラー!二つ名は『竜の魔女』!!』

 

コウキ『我が真名(まな)は!剣崎・光輝!!』

 

ジャンヌ・オルタ『我(われ)!真名(しんめい)ジャンヌ・ダルク・オルタ!!』

 

私は槍としても使える旗を構え……コウキは腰を低くして構える……!

 

コウキ『いざ尋常に……!』

 

ジャンヌ・オルタ『勝負!!』

 

ダンッ!!

 

今、蒼色の剣士と漆黒の魔女との始まった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………………………

 

その後戦いは私は旗を用いた近距離攻撃、魔術による炎術や魔力で出来た魔力剣を飛ばすなど中距離攻撃も用いて近~中距離を保った……剣での接近戦ではあっちのほうが上手だと分かっているからだ……

 

それをコウキは回避しながらも片手剣による接近戦を仕掛ける……炎で焼かれようと……体を斬られようと……それでも前へと……!そして私は宝具を発動させる……!

 

ジャンヌ・オルタ『これは憎悪によって磨かれた、我が魂の咆哮!『吠え立てよ、我が憤怒(ラ・グロントメント・デュ・ヘイン)』!!』

 

コウキ『っ!』

 

辺りを容赦なく燃やし尽くす憤怒の炎がコウキを呑み込む……勝った!っと次の瞬間!

 

コウキ『ウオオオオオッ!!!』

 

ザンッ!!

 

ジャンヌ・オルタ『なっ!?』

 

コウキは私の炎を切り裂いて……その身を私の憎悪の炎で焼かれながらもこっちへと飛び込んで来る!!

 

コウキ『これで……!終わりだっあああ!!!』

 

ジャンヌ・オルタ(……ああ……そうか……)

 

何故宝具を食らっても動いてられるかわかった……それは私の炎は憎悪の炎……嫌悪するものであれぱ……その思いが強ければ強いほどその者を焼き尽くす……逆にいえば、嫌悪しない者に対してその能力は半減する……そう言うことだった……

 

ズバッ!!

 

ジャンヌ・オルタ『……かふっ』

 

……コウキの剣が私の体を切り裂く……私はそれによって血を吐き出し……体が後ろへと倒れる……がそれを。

 

ガシッ!

 

コウキ『…………』

 

倒れる体を受け止めるコウキ……

 

ジャンヌ・オルタ『……私の負けね』

 

コウキ『ああ……』

 

……コウキの顔は私を看取る為か……その顔は慈愛で満ちていた……

 

コウキ『……ごめんな……君を救うって言っておいて……君を助けられなくて……ごめんな……』

 

ピトン!

 

ジャンヌ・オルタ『…………』

 

コウキの……『銀目』から……一筋の涙がこぼれた……コイツは本気で救おうとしていたんだなって……本当に……

 

ジャンヌ・オルタ『……全く……本当に……呆れますね……もう……救っているじゃあないですか……?』

 

コウキ『えっ……?』

 

ジャンヌ・オルタ『……こんな……救いようもない……堕ちた私を……あなたは救おうとしてくれた……悪の側面を持ったジャンヌ・ダルクという竜の魔女として見ているんじゃなく……ただのひねくれた少女としてしか見てくれている……私はそれだけでも救われています……』

 

コウキ『……けど』

 

ジャンヌ・オルタ『……なら一つ……お願いきいてください』

 

コウキ『……なに?』

 

ジャンヌ・オルタ『……手を握ってくれませんか?』

 

……さっきまで殺し合いをしていた相手に……手を握って欲しいだなんて……私も頭が可笑しいですね……

 

コウキ『……ああ』

 

カチャカチャ……ギュ!

 

……その相手のお願いを聞くコイツも変わり者だ……自分と私の右手の手甲を外してぎゅっと掴む……

 

ジャンヌ・オルタ『……温かいですね』

 

コウキ『……そうか』

 

……いつも私の体はうちなる憤怒の炎でいつも熱い……けどコウキの手はそれを温かく包む……ああ……ここで消えてしまうのか……また会えるのだったら……コイツとは別の出会いかたをしたかった……

 

コウキ『また……会えるさ……きっと……俺が君という存在を忘れないかぎりきっと……また出会えるさ』

 

ジャンヌ・オルタ『……忘れたら……炎で焼いてから……地獄に落としますよ?』

 

コウキ『……わかった』

 

……そろそろ限界だった……体が光になって消えていく……けど恐怖はなかった……だって私の中には……絶望の中には希望を宿しているから……

 

ジャンヌ・オルタ『……約束よ……また……ね』

 

コウキ『……ああ……約束する……またな』

 

シュイン!

 

…こうして私は光となって消えていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてそれから時が経ち……色々あったが私達はカルデアにて共に肩を並べるようになった……

 

ジャンヌ・オルタ「…………」サワサワ……

 

コウキ「…………」

 

コイツは自分より年下のクセに……どこか似た者同士なのに……私より前に行っている……私はそんな彼に……『大事なもの』……『心』を奪われた……だから私はそのために彼に向かって言う……

 

ジャンヌ・オルタ「一緒に地獄を行かないと……赦さないんだから……」

 

ジャンヌ・ダルク・オルタサイドエンド

 

オマケ・翌朝……

 

ジル(キャスター)「光輝どのおおお!!!我が聖処女と一夜共にしたとはどうゆうことですかぁあああ!!?(血涙)」≡≡≡海(##◉◞益◟◉)海

 

光輝「ぎゃあああ!!?俺はベットで寝かしたぐらいで何もしてねぇ!!?」ΞΞΞΞΞ⊂二二(;°Д°)二⊃

 

……左右に海魔をうねらせながらも……血涙流しながら光輝を追いかけるジル(キャスター)……光輝はそれから全速力で逃げていた!!……が!

 

ジル(セイバー)「だからと言って……貴方がしたことは……ジャンヌ・ダルク・ファンクラブの立派な条約違反ですぞおおお!!!」≡≡≡(##◉◞益◟◉)

 

光輝「増えたぁあああ!!?」Σ(゜Д゜;;;)

 

すると通りすぎた横通路から剣を持って追いかけるジル(セイバー)が出てきた!!

 

……その後光輝はジャンヌ・ダルクの元へたどり着き……ジルたち二人は仲良く目潰しされたのであった……

 

ジャンヌ・ダルク「いい加減になさい二人共!!」ブスッ!!

 

ジル(キャスター・セイバー)「「おおお!!!ジャンヌゥゥゥ!!?」」

 

光輝「し、死ぬかと思った……(海魔の相手していた……)」

 

作者コメント・まさかの一万字越え……やはりコウキと銀目コウキとの併せでジャンヌ・オルタとは相性がいいんですよね……もうなんかメインヒロインじゃねぇか!?てか銀目コウキとジャンヌ・オルタとジャックとジャンヌ・リリィで家族絵図を思い浮かんでしまった……!

 

ちなみに光輝のジャンヌ達との関係は……

 

ジャンヌ・ダルク

お互いに同年代で田舎生まれなのでよくそれに関して話をする……親しい友って感じ

 

ジャンヌ・オルタ

どこか昔の自分と重なっていたからほっとけないってのが強い……今ではリズやアルゴみたいな悪友

 

ジャンヌ・(略)リリィ

ほぼほぼジャックと同じ関係である……けど真面目な分いじりがいのある子である




次こそは本編を……!次回もお楽しみに!!

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