ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中] 作:恋愛紳士
なんせ親父の風邪が家族全員にかかって、お互いに風邪の交換っこしてて中々治らず……今も喉と鼻が治りきってないです……真にすみません……ではどうぞ!!
前回のあらすじ、傷だらけの蒼剣士
コウキサイド
コウキの部屋
ガチャ!
俺は部屋に入り、そのままお風呂場に向かった……
ジャー……
コウキ「…………」
今はただ体にシャワーを浴びて……目を閉じ、考えを募らせていた。
コウキ(フィリアの様子の変化……PoHの登場、そして今日のフィリアのホロウエリアに来たときの……『もう一人のフィリア』との死闘の話……、最後にPoHが出てきたとき……フィリアは事前にPoHが現れることを知っていた……?……裏でフィリアとPoHは繋がっていた?……けどなんだ?この……なにか腑に落ちないみたいな感じ……)
ふっと俺は自分の右手……昔やられた傷と自分でつけた傷で合わさった傷……十字架状の傷を見る……
コウキ(……また、繰り返すのか……あの……人の欲望と絶望に染まった闇の日々を……)
俺はまた目を瞑り、かつて自分が『表舞台』から去り、『裏の舞台』に入ったあの頃……後に『狂残光の銀目』と言われるようになったあの頃の自分を……
………………………………………………………………………………
狂残光の銀目コウキ(以後銀目コウキ)『…………』
オレンジプレイヤーA『あん?なんだてめぇ?なに睨みつけてんだゴラァ!』
オレンジプレイヤーB『ひゃははは!新しいカモみっけ……!』
オレンジプレイヤーC『へへへ……てめぇも運がわ(ry)』
シュ!……ボトン!!ピキ、パリィーン!!
オレンジプレイヤーC『……あ?……ああ?……ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!?』
銀目コウキ『…………』
片手斧を向けながらこっちに歩いてきたオレンジプレイヤー、次の瞬間には右手首から先から消えた……!すると上から片手斧を手に持ったまま落ちてきた右手……次は右手は音をたててポリゴンに変わった……!オレンジプレイヤーは茫然とするも次第に自分の身に起きたことを気づき叫び声を上げた!!
オレンジプレイヤーB『て、てめぇ!!!』
オレンジプレイヤーA『調子のんな!!!』
今度はそれぞれ短剣と刀を抜き放ってこっちに迫ってくる……が!
ゴスッ!
オレンジプレイヤーA『がっ!?』
オレンジプレイヤーB『うげっ!?』
ズサッ!!
俺は先頭に走ってくる刀使いに体術スキル・閃打を体に叩き込む!鎧で貫けなかったが体には鎧の隙間からダメージエフェクトの赤い光が見える、更に閃打の衝撃で刀使いの体はくの字に曲がり、そのまま後ろにいた短剣使いを巻き添えに地面に転がる。
オレンジプレイヤーA『あ、あの野郎……あじな真似を!?』
このときすでに俺は剣を二人のオレンジプレイヤーの足に向けて振り抜こうとしていた!……そして!!
ザシュ!!ザシュ!ザシュ!ザシュ!ザシュ!!
オレンジプレイヤーA・B『『ぎぃやあああ!!?』』
銀目コウキ『…………』
二人のオレンジプレイヤーの両足を一息に切り飛ばし、更に俺は二人のオレンジプレイヤーの肩から先の両腕を切り飛ばした!
オレンジプレイヤーC『てめぇえええ!!!』
すると手首を切り飛ばされたオレンジプレイヤーが左手で片手斧を振り上げて後ろから襲ってきた!が
ザクッ!ドサッ!
オレンジプレイヤーC『な……に?』
俺は右腰の鞘に仕舞ったままの二本目の片手剣を抜刀し、そのまま脇の間に後ろに突き出す!すると後ろにいたオレンジプレイヤーの腕に突き……そのまま腕を切り落とす!
銀目コウキ『…………』スッ
ズバッ!!
オレンジプレイヤーC『がっ!?』
俺は腕を切り落としたままの体勢で反す刃でそのままオレンジプレイヤーの両足を切り飛ばし、更に右手首を切り飛ばした腕も切り飛ばす……これでここにいるのは俺とダルマ状になったオレンジプレイヤーが三人いるだけ……
銀目コウキ『……おい』
オレンジプレイヤーC『ひっ!?』
銀目コウキ『……貴様らのボス……PoHの居所をはけ』
オレンジプレイヤーC『な、なんのことだ?PoH?だ、誰のこ(ry』
銀目コウキ『とぼけるんじゃねぇてめぇと他の奴らの腕にしかとラフィン・コフィンの紋章があった……無駄な抵抗はよせ、じゃねえと……
殺すぞ』
オレンジプレイヤーA・B・C『『『!!?』』』
このとき、オレンジプレイヤーはわかった、この男が言っていることは本当に……殺す気で言っていることを……冗談などではないとゆう……『凄み』があった!
オレンジプレイヤーB『な、なんだよう……俺達がなにしたんでんだ!?』
銀目コウキ『……なにした……だと?』
俺は今言ってきたオレンジプレイヤーの方へと向かった……そこで俺はこう言った。
銀目コウキ『貴様ら……先週のある日、ある小さなギルドのメンバー全員を惨殺した……だが生き残りが一人……一人の女性プレイヤーは死ぬ寸前でどうにか助かった……その女性が証言には胸くそのわりぃ話を聞いた……』
オレンジプレイヤーB『…………』
銀目コウキ『やれ家畜みたいに体の関節を一つ一つを切り落として殺したり……やれ一人が生き残るためにギルドメンバー同士を戦わせて……一人生き残っても結局そいつもを殺しやがった……』
オレンジプレイヤーB『…………』
銀目コウキ『どうだ?てめぇら、腐れ外道がやったことを思い出したか?』
オレンジプレイヤーB『だ、だから何だって言うんだ!?てめぇには関係ねぇだろうが!!!』
銀目コウキ『ああ……確かにそうだな……けど、てめぇらみてぇのが何も関係のねぇ人を殺すのはぜってぇ許せねぇ……!何より、もしそれが俺の仲間に手を出す可能性……それがあるのなら!そんなものは俺がぶっ潰す!!!』
オレンジプレイヤーB『て、てめぇ……その為に今度はてめぇが人に手をかけるのか!?』
銀目コウキ『ああ……それが俺が決めた道……仲間を守る為に俺はあえて……外道の道に進む……それが俺の覚悟だ!!さぁはけ!親玉の居所を教えろ!!』
オレンジプレイヤーB『し、知らねぇんだ!?お、俺らはギルドの中でも最底辺!ギルドの場所すら知らさねぇ下っぱ!先週の殺しだって暇潰しのようなものだ!?』
銀目コウキ『……そうか……なら仕方ない』チャキ!
俺は剣をそのオレンジプレイヤーの頭に向ける……
オレンジプレイヤーB『な、何でだよ!!?お、俺はちゃんと答えたぞ!?』
銀目コウキ『ああ……答えたな……だが殺さないとは言ってない……』
オレンジプレイヤーB『て、てめぇ!!!』
銀目コウキ『さぁ……
てめぇの罪を命で償え』
オレンジプレイヤーB『ひっ!?』
ギィヤア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!!???
…………………………………………………………………………
……そうやって俺はそんな日をほぼ毎日……繰り返していた……あるときは……
オレンジ女プレイヤー『な、何よ!?私はレアアイテムを』
銀目コウキ『そんな物の為にギルド仲間を罠に嵌めてアイテムや金をむしりとろうと?ふざけんなビッチが!』
ザシュ!
……外道に堕ちた女に手をかけ……あるときは……
オレンジ子供プレイヤー『離せよ!!何で止めんだよ!?止めるなよ……僕は……僕はもっと殺りたいんだよ!!』
銀目コウキ『…………』スッ……
……人に手をかけるのを……人殺しを楽しむ子供を手をかけ……
そんな人の欲望を塗りたくったような暗く……そして深い闇の世界にその身を置いていた……けど俺は逃げだそうとは思わなかった……それは。
銀目コウキ『…………』
アスナ『フフフ……!』
銀目コウキ『…………』
……俺は遠くでキリトがアスナと楽しくやっているのを見ていた……そして俺はいつも見てこう思う……
……あいつらの笑顔を守る為に俺は戦うんだ……と
そして後にラフィン・コフィンの壊滅後……俺は定期的に裏の情報を取りつつもまた『表舞台』に戻ってきたのだ……が
コウキ(まだ終わりではなかった……そして今度はフィリアまでも……!)
ガン!!
俺は壁に強く拳を叩きつけた……現実だと拳から血が出てるほどの力で叩きつけたがゲームの世界では血すら出ない……
コウキ(また……『戻る』のか……仕方ない……か)
そう言って俺はお風呂場から出る……このときすでに俺は銀目となっていたのだった……
ガチャ!
コウキ「ふぅ……」
クル「クル」
ドアを開けると部屋の真ん中にPoH達を追跡していたはずのクルがいた。
コウキ「クル!無事だったか!PoH達の居場所がわかったか?」
クル「クルゥ……」フリフリ……
俺はクルに聞いたがクルは首をふった……PoH達の居場所まで追跡出来なかったらしい……
コウキ「そう……か……けど手がかりはつかんだろ?」
クル「クル!」フリ!
するとクルは首を縦に振った。
コウキ「そうか……クル、今日はもう休め……」
クル「クル……」
そう言うとクルは俺のベットに乗り……そのまま体を丸めて寝だした……
コウキ「…………」
俺はそのまま本棚の前へまで歩き……そこでいくつかその本棚の本を『引く』、すると
ギッギッギッギッ……
本棚は一度前に出たあと、左右横にスライドした……そしてそこには……!
コウキ「……『また』……着ることになるとはな……」
そこにはかつて……自分が『狂残光の銀目』と言われていた頃の数々の武具が楔に引っ掻けて飾られている……
まず見るのは……額の部分に肉厚な短剣が角のように伸び……口元も装甲で覆われた銀色の兜……
胴体部分は銀色のマントの中に隠れてよく見えないが、最低限の装甲で、あとは幾つもの色々な武器が仕舞える鞘やホルダーが沢山、前や後ろに着いている……
両腕部分は肩にはマントを止めるようの金具謙装甲が、そして肩から下は胴体部分と同じように投擲武器用のホルダーが着いており、両腕にはガントレット……それも装甲→隠しダガー・衝撃吸収布防具の三重構造で作られている……
両足部分は前の足関節と足先部分だけ装甲が着いており、足の裏も踏ん張りが着くようにゴム性で出来ており、太股部分にはまた投擲用ダガーのホルダーが両太股側面に三つずつ、下斜めに並んで着いている。
この防具はまさに多対一でも……『人を分解出来る』……そうゆう設計の元に作られていた……
そして今使っている防具……『ブルーリザードシリーズ』も元はこの防具で、通常戦闘用に設計を作り替えたものである……
そして武器もこれまた『変わり種ばかり』である……
先ずはメインである片手剣……片刃タイプの剣でクラインの持つ太刀と似たタイプの剣であるが……ただ違うのはそれ『ら』が短長様々で普通の片手剣としての普通のサイズもあれば小太刀のサイズもある……そしてもう1つ違うのはそれらには『刀身』のみで『持ち手』がなかった……
それは元からそういう設計だった、これ自体の設計元となったのは進○の巨人で主人公達が持つ剣と同じで、切れ味が損なったらすぐに取り換える……悪くいえば使え捨てである……なので持ち手は持ち手であり、鞘に差し込んである刀身に持ち手を差し込めば一つの剣となる、それが予備を含めて四つある。
なぜそんなことをするかと言うと多対一で戦う場合どうしても剣の切れ味が損なってしまうからである、それに剣はどれも切れ味を特化してて耐久性がほとんどない代物であったから……そして剣の短長も間合いによって使い分けているからだ……
他には鞭……『スピアアンカー・ウィップ』、これは逃げ出すプレイヤーを捕らえて引き寄せる為の武器で……先端が槍状になっており、突き刺したあとは船とか着いているアンカーのように割れて、楔となって突き刺されたプレイヤーは引き抜けなくなって逃げられなくなる、とゆう設計で作られている……
あとは……副武器で投げナイフ(麻痺毒付き)に手投げとしても使えて、指弾としても使えるペアリング弾、そして小振りだが切れ味抜群のチャクラム(円月輪)でそれらそれぞれホルダーの中に収納されている……
これら全部『狂残光の銀目』として動いて頃の武具である……
コウキ「これで……すべてを終わらせる……」
コウキ(この血生臭い……人同士の殺し合いを……)
ふっと俺は……キリト達の顔を脳裏に浮かべた……そして。
コウキ(アイツらとは……もう会えなくなるな……前みたいに正体を隠して会っていたが……PoHの野郎に正体をバラされた……はぐらかそうとしても後に知られるだろう……こんな奴が友達面でいたなんて……どんな反応するんだろうか……失望か?……蔑みか?どちらにしろもう友達としていられないだろう……な……けど)
俺はギュ!っと……右手に握りこぶしをつくる……そして月の光で浮かび上がる十字架状の傷を見て心の中で叫ぶ!
コウキ(もう二度と……あの『過去』を!繰り返すようなことは起こさせない……!!だから!!)
目の前にあるかつての防具に拳を当てる!
コウキ「また……力を貸せ!!」
そのとき、兜の目のところからキラリと銀色の光が光った……
コウキサイドエンド
銀目コウキの設定元になったのはスター・ウォーズの暗黒面へと堕ちて行くルーク(後のダースベイダー)をモデルになっております……(なお容姿などは関係ない)
防具の設定の殆んど、SFよりの暗殺兵をモデルにしてますが頭の防具はスパロボOGのアルトアイゼン(角の短剣はアーマリオンが元になっている)の頭をモデルにして。
腕の防具はGガンのシャイニングガンダムを元になっている。(あれも三重構造ような物)
次回もお楽しみに!!