ソードアート・オンライン ・ホロウフラグメント・蒼の竜剣士と紫の少女の出会い [改稿中]   作:恋愛紳士

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今回の一言、コウキマジドンマイ(笑)

ではどうぞ!!


二人で銭湯に行くようです。(後編)

前回のあらすじ、いい湯かぁな?♪

 

コウキはなぜかユウキに「今度はボクがコウキを洗ってあげるね?」と言われた……

 

コウキ「はっ?いやいや、いいぞ別に?」

 

コウキは手をふりながら断ると。

 

ユウキ「ふ~ん……ボクはコウキにやってくれたのにボクがコウキにやってあげないなんて、不公平でボクはやだな……」

 

コウキ「……はぁ……勝手にしろ」

 

ユウキ「うん、勝手にする」

 

コウキ「……」

 

コウキとユウキは席を交換し、コウキが前へ、ユウキがコウキの後ろに座った……

 

ユウキ「じゃあやるね?」

 

コウキ「……おう」

 

ユウキはコウキがやったように、シャンプーを手に着けて少し動かして泡たたせてからコウキの髪を洗い出した。

 

ユウキ「お~……触って気持ちいい……まるで毛並みのいい猫を触っているみたい……」

 

コウキ「……なんか、だいぶ前に言われた気がする」

 

ユウキ「そうなんだ?」

 

そうしてさっさとコウキの髪洗いを終えると……

 

ユウキ「さて、あとは身体だね」

 

コウキ「へっ?いやいや今度は本当にいいぞ」

 

ユウキ「サービスだよ♪」

 

コウキ(なんのサービスだよ……)

 

コウキは頭を抱えるもそんなコウキをほっといて、ユウキはスポンジに石鹸をつけて、コウキの身体を洗い出した……

 

ユウキ「よいしょ、よいしょ、よいしょ……」

 

コウキ(……時おり、ユウキの柔肌が……)

 

ユウキ「……コウキの背中……思ったより大きいんだね……」

 

コウキ「……そうか……ん?」

 

ぴとっ!

 

コウキ「!!?」

 

突然!コウキの背中にユウキの頭が!手が!腕が!そしてタオル越しのユウキの胸が!!

 

コウキ(ちょ!?やわらか、くぁwせdrftgyふじこlp!?)

 

ユウキ「……この背中が……色んな人たちを安心させてくれていたんだ……」

 

コウキ「!……」

 

ユウキ「そして……この手が……悪い人たちから皆を守っていたんだ……」

 

コウキ「……」

 

ユウキ「けどねコウキ……ボクね……前からコウキが時々銀色の目になるとき、ボク……怖いんだ……」

 

コウキ「ユウキ……」

 

ユウキ「まるで、別人になっていくコウキが怖いんだ、ボク……あのコウキが……どんどん変わっていく……もう……あの笑顔が見れないんじゃあないかと……思うぐらいに……」

 

このとき、コウキはユウキが震えているのを感じた……それは寒さで震えているのではなく、怯えや哀しみによる震えだと……

 

コウキ「ユウキ……俺は……」

 

ユウキ「……分かってる、こんなこと言ってコウキが止めるはずがないって……だけど言わせて……どんなことがあっても……コウキ、自分の命を大切にして?」

 

コウキ「!」

 

零華『必ず、どんなことがあっても、自分の命を大切にしてね?』

 

コウキ(レイ……)

 

コウキは昔、零華に言われたこととユウキの言葉が記憶の中に重なった。

 

コウキ「ユウキ……ごめんな、心配させて」

 

ユウキ「コウキ……」

 

コウキ「約束する、どんなことがあっても、自分の命を大切にする……約束する」

 

ユウキ「……うん」

 

コウキ「……さて、このままじゃあ湯冷めしちゃうな、今日は銭湯を楽しもう!!」

 

ユウキ「!うん!!……?」

 

そしてコウキは自身の身体についた泡を落として、湯船へと向かっていた、そのときユウキは見た、コウキの右手の甲に二つの傷あとが。

 

ユウキ(あれは……刀傷のあと?けど傷の形……まるで十字架……)

 

コウキ「どうした?早く来いよ!」

 

ユウキ「う、うん。待ってよ!」

 

ユウキ(……とりあえず今はいいか)

 

ユウキはコウキのあとを追いかけた……

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薬湯

 

コウキ「お~これは……疲れが身体から抜けていく感じが……」

 

ユウキ「たまらないねぇ~……」

 

コウキ「あぁ……きもちえぇ……」

 

ユウキ「……いや、力を抜いて浮かばないでよ……」

 

コウキ「きもちえぇ……きもちえぇわぁ……」

 

ユウキ「なんかとろけているんですけどこの人!?」

 

………………………………………………………………………………

 

打たせ湯

 

コウキ「打たせ湯かぁ……そういや親父が昔は打たせ湯がもっとあったらしいけど、ある日に使用禁止と各温泉宿なんかに通告されてしまって、打たせ湯が好きな親父は嘆いていたな……」

 

ユウキ「そうなんだ?それよりもはやくやってみよ?」

 

コウキ「だな」

 

コウキたちはそれぞれで打たせ湯に入っていく……

 

ユウキ「おっ!おっ!おっ!」

 

コウキ「あぁきくぅ……気持ちいいところに勢いのあるお湯が当たって……親父が気に入っていたわけだ……」

 

ユウキ「なんか……滝打たれ修行みたいだね?」

 

コウキ「たぶんそれが元なんだろうな、打たせ湯の……にしてもこれは……んんんん気持ちぃぃいい!!」

 

ユウキ「いや……コウキ、奇声あげないでよ……」

 

………………………………………………………………………………

 

寝湯

 

コウキ「これは……背中につけるぐらいのお湯で暖まりながら寝る場所のようだな」

 

ユウキ「……あっぬるい……けど不愉快なぬるさじゃないや」

 

コウキ「じゃあ寝てみるか」

 

ユウキ「えっ?」

 

コウキ「ほんじゃあお休み……zzz……zzz……zzz……」

 

ユウキ「はやっ!?の○太君並みにはやっ!?」

 

コウキ「zzz……zzz……zzz……」

 

ユウキ「お~い、コウキ~?」

 

コウキ「zzz……zzz……zzz……」

 

ユウキ「むっ~……!にやり(悪い笑顔)」

 

ユウキは寝湯から離れ、水風呂から桶で水を汲み、また戻ってきた……そして!

 

ユウキ「ふぅ……おっきろおおお!!!」バシャー!!

 

コウキ「だぶりゅしゅスプラァーシュ!!?」

 

キンキンに冷えた水を顔面にかけられ、コウキは顔面を押さえて跳ね起きた!

 

コウキ「な、なにするんだよ!!?」

 

ユウキ「まだ全部まわっていないのに勝手に寝出すコウキが悪いんだよ!」

 

コウキ「……にしてももう少しマシなお起しかたがあるだろ!?」

 

ユウキ「いやぁ……ちょっといきなり水をかけられる芸人みたいなのを見たいとか、そんな理由じゃあないからね?」

 

コウキ「ちょ待て、それが本音だろ!?」

 

ユウキ「……さぁて、他もまわってこぉよっと!」

 

コウキ「逃げるなぁ!!」

 

…………………………………………………………………………

 

サウナ

 

ユウキ「ふぅ……暑いね……」

 

コウキ「…………」( ˘•ω•˘)

 

ユウキ「……ふぅ」

 

コウキ(……ユウキの身体からどんどん汗が……なんかぁ……)(;˘•ω•˘)

 

黒コウキ(エロス、を感じるんだろ?俺よ?)

 

コウキ(……また出た……ってことは)(;˘•ω•˘)

 

白コウキ(いけませんよ!そんな不埒な考えなど!)

 

コウキ(やっぱり……)(˘•ω•˘;)

 

黒コウキ(成長途中の幼きバスタオル姿の少女……そんな彼女からサウナからの熱で身体から次々と出ている汗……顔や……腕や……足からも……それらは男から見たら妖艶さ、つまりはエロスを生み出す!!)

 

コウキ(うわぁ……(ドン引き))

 

白コウキ(うわぁ……(ドン引き))

 

ユウキ「…………?」

 

コウキ(お前……本当に俺か?流石にそれはドン引きだわ)

 

黒コウキ(なんだと!?)

 

白コウキ(そうですよ、私よ、あんな変態とゆう文字を具現化したような奴は否定しなさい、私達は私達でサウナを楽しんでればいいのです)

 

黒コウキ(んだとコラ!?白!てめぇ……やっぱりぶっ潰す!!)カチャ!

 

白コウキ(おやおや、今回は否定されたからって八つ当たりを……いいでしょう、望み通りにお相手いたしましょう!)カチャ!

 

コウキ(……またこの展開か……)

 

白コウキは自分と同じ色のレイピアを黒コウキは自分と同じ色の片手剣を抜き放った……そして!!

 

白コウキ・黒コウキ((ウオオオオオオオオ!!))

 

ユウキ「も、もうダメ!!先に出るね!!」

 

コウキ「えっ?」

 

白コウキ・黒コウキ((えっ?))

 

バタバタ、ガチャン!!

 

……突然ユウキが立ち上がり、足早にサウナ室から出た……残されたのは反対側に座っていたコウキとコウキの頭の中で戦い始めようとした白コウキと黒コウキのみだった……

 

コウキ「…………」

 

白コウキ(…………)

 

黒コウキ(…………)

 

コウキ「……俺も出るか」

 

白コウキ(……ですね)

 

黒コウキ(……だな)

 

そうしてコウキはサウナ室から出ていったのであった……

 

………………………………………………………………………………

 

その後もコウキたちは銭湯の施設を全部回り、銭湯を満喫していたその後……

 

コウキ「さて……銭湯は充分楽しんだし、帰るか?」

 

ユウキ「そうだね」

 

そう言って出入り口に手をかけると……

 

ガタッ!

 

コウキ「あれ?開かない……ふん!ふ~ん!!」

 

ユウキ「大丈夫?一緒に開けて(ry」

 

すると突然!!

 

バシャーーン!!

 

ユウキ「な、なに!?」

 

コウキ「風呂の上から、なんか変なのが落ちてきた!?」

 

それが風呂から出てくるとそれは……

 

ユウキ「スライムタイプのモンスター!?」

 

そう、風呂から出てきたのは4体の透明感のある、スライムだった!

 

コウキ「なんでこんなのが風呂の天井から落ちてくるんだ!?ちぃ……ユウキ、武器あるか!?」

 

ユウキ「ス、スロットに入ってるよ」

 

コウキ「……防具を着ける暇はないか、時間がないから武器だけで行くぞ!」

 

コウキは片手剣と盾を装備し、スライムへと向かっていった!

 

ユウキ「ええ!?こ、この格好で戦うの!?…………もうっ!?」

 

ユウキも片手剣を装備してスライムへと向かっていった……

 

………………………………………………………………………………

 

コウキ「おうりゃあああ!!!」

 

ユウキ「やっあああ!!!」

 

ズバッズバッズバッ!!ピキッ、パリィーン!パリィーン!

 

コウキとユウキはそれぞれでスライムを一体ずつ倒した……

 

ユウキ「それほどレベルは高くないようだね、このまま!」

 

するとスライムが!

 

スライム「「……!」」

 

ブシャー!!

 

コウキ「あぶね!?」

 

ユウキ「わっ!?」

 

スライムの口(?)から液体のようなものを吐き出した、コウキたちはそれぞれギリギリで避けるが……

 

ユウキ「なっ!?タ、タオルが!?」

 

コウキ「えっ?」

 

ユウキ「こ、こっちを見ないでよコウキ!!」

 

コウキ「わっ!?俺のタオルまで!?」

 

スライムの吐き出した液体は飛沫だけがコウキたちのそれぞれのタオルを『溶かして』いった。

 

ユウキは左横腹にかかり、今では左横腹からヘソの辺りまでタオルを溶かされてしまった。

 

コウキは一滴しか、かからなかったが、腰巻きぐらいのタオルしか着けてないコウキにとってはヤバく、少ない布面積をさらに減らした……

 

コウキ(装備品の耐久地を下げるのか!?)

 

コウキ「ユウキ!お前は下がれ!!こいつはお前にとってヤバイ!!(別の意味で)」

 

ユウキ「ご、ごめん……」

 

スライム「「……!」」

 

ブシャー!

 

コウキ「ま、まず(ry」

 

ユウキは後ろへ下がろうとするとスライムたちはユウキに向けてブレスを放つ!後ろへ向いて走りだそうとしたユウキは隙だらけで、気づくのが遅れた……そしてコウキはそれを……

 

コウキ(助けないと!)

 

黒コウキ(ちょっと待てよ、このままスライムの攻撃を見逃せば、ユウキにそれが当たり……そこには桃源郷が見れるぞ?)

 

コウキ(なっ!?)

 

白コウキ(ちょっと!?こんなときになに言ってるんですか!?)

 

黒コウキ(これがラストチャンスだぞ?)

 

コウキ(……俺は)

 

白コウキ(…………)

 

コウキ(俺は……桃源郷を見るよりも、その桃源郷を守る!!だから!!)

 

コウキ「させるかあああ!!!」

 

バッ!ボシャ!!

 

コウキはブレスとユウキの間を割って入り、盾でブレスを防いだあと!

 

コウキ「オラッアアア!!!」

 

シュ!ズバッ!!ピキッ、パリィーン!!パリィーン!!……パサッ

 

コウキは片手剣ソードスキル・ホリゾンタルで二体のスライムを切り裂き、スライムをポリゴンへと変えた……

 

コウキ「……ふぅ……ユウキ、無事か?」

 

ユウキ「う、うん……あり……がと…………!!?///」

 

コウキ「んっ?」

 

コウキが剣を鞘にしまい、ユウキの無事を確認すると突然、ユウキが顔を真っ赤になっていた……

 

コウキ(?いったいどうしたんだユウキは?顔を真っ赤にして?……んっ?なんか腰当たりがスッースッーする…………!?)

 

コウキはこのとき、気づいた!なぜユウキが顔を真っ赤にしていたか……そして今気づいたがユウキが見る視線が、コウキの顔をよりずっと下を向いていると。

 

そしてコウキ自身にも異変があった、コウキは自身の腰をギギギッと、油の切れたロボットのような動作で見る、そこには着けていたはずの腰巻きのタオルが無く、少し辺りを見渡すと……元腰巻きタオルらしき布きれが落ちていた……そしてまた自身の腰を見る、そしてそこには見慣れた自身の『息子』が見えていた……

 

状況を瞬時把握したコウキはまず、手に持つ盾で自身の『息子』を隠す……そしてコウキはユウキを見ると、ユウキと目が合う……

 

コウキ「…………………………………………」

 

ユウキ「……………………………………………………キャ///」

 

コウキ「」

 

ユウキが自分の両目を両手で隠すと、コウキは。

 

コウキ「…………わあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!?///」

 

バッバッバッバッバッ!!バタン!!

 

コウキはすぐ様に自身の更衣室へと走り、そして隠れた……残されたのは……

 

ユウキ「…………父さんのより大きかった///」

 

ユウキと。

 

白→(`・ω・´)ゞドンマイ…サッ黒→(`・ω・´)ゞドンマイ…サッ

 

白と黒のコウキが更衣室に隠れていると思われようコウキに向けて敬礼していた……

 

……………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

銭湯前……

 

コウキ「…………」

 

銭湯の出入り口の前には、やつれた顔のしたコウキが体育座りをしていた……すると。

 

ユウキ「あ、あのぉ……」

 

コウキ「ビクッ」

 

更衣室から出てきたユウキがコウキに声をかけた。

 

ユウキ「き、気にしないでよコウキ……あれは……事故……そう!事故なんだから!!ねっ?」

 

コウキ「……そうだ」

 

ユウキ「えっ?」

 

コウキ「飲んで忘れよう、バッカスジュースは兄貴が持っている、奪いとってでもあれを……!」

 

ユウキ「コ、コウキ?」

 

コウキ「ナントトシテモアレヲノマネバ!!」

 

バッバッバッバッバッバッバッバッ!!!

 

ユウキ「ちょ、ちょっとコウキ!?どこいくの!?ねぇ!?」

 

コウキはハンクの元へと走りだし、ユウキは置いて行ってしまったコウキの後を追いかけた……

 

その後は……ハンクの看病をしていたランに止められ(鉄拳制裁)、その次の日には殴られた影響なのか、昨日の出来事を忘れたようだった……




マジドンマイ(笑)

次回をお楽しみに!!

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