師匠が消えてから少しすると、おびただしい量の霊力の塊がこちらに向かってくるのが解った。
どうやらそれは、陰陽師の物で俺を退治に来るものだった。
─無実な人間を巻き込むな─
俺の頭の中にその考えが過った。
俺は師匠の警告を無視して陰陽師に立ち向かおうとした。
しかし、俺は能力を使うことができなかった。
何故なら、能力封印の結界を先に張られてしまったから。
こうなっては、俺はただ無力な下級妖怪同然に見えてしまうのだろう。
邪神アザトース様、
俺は覚悟した。
陰陽師に退治されることを。
しかし、陰陽師は近くによることができなかった。
!俺はあくまでも半人半妖。
ということは、まだ霊力があるじゃないか。
俺は、必死に霊力弾を作り出した。
どんなに小さいものでもいい。
俺は必死になって作ろうよとした。
しかし、それはできなかった。
陰陽師が俺に向かって攻撃し始めた。
それは、タイムオーバーを意味していた。
俺は必死になって身を守った。
陰陽師の攻撃は主に五芒星を基にしているためか、全然痛くは感じなかった。
なぜなら、五芒星が俺を避けているから。
左右の地面にあたって爆発しているので、煙で当たっているように見えるのだった。
しかし、俺に対して起きていた奇跡も長くは続かなっかった。
「霊符 夢想封印 終」
終わった。
13年の俺の歴史はここで終わった。
?雲?「いいえ、まだあなたの歴史は終わっていないのよ。
まだ、あなたにはやらないといけないことがあるのよ。
さ、まいりましょう、本当のステージへ」
倒れていた俺は誰かに抱えれ、どこかに連れいかれた。
目が覚めると、そこは真っ暗な森の中にいた。
なぜか、
しかし、少し歩くと妖精が飛び出してきた。
どうやら、邪魔をしたようで攻撃を仕掛けてくる。
俺は邪魔なのでどいてもらうとスキルカード構える。
!?なぜ三枚しかないんだ。
30枚近くあったはず。
取りあえず、今もっているスキカで相手するか。
『風流剣 瞳風雷』
妖精は無事退治した。
取りあえず今は神社に向かうのみ。
うん?
足元に何か紙がある。
どれどれ?
人里で大宴会か。
日付は今日か。
主催は、性無零か。
って、天魔と引き分けってどんだけ強いんだよ。
戦闘行為は禁止か。だけどあって見る必要はありそうだな。
俺は、人里に向かって移動した。