東方風雷郷 ~Last Boy Story~    作:沼倉風太

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大変お待たせいたしました

過去異変編開始です


第83話「紅霧異変」

「何だこれ」

赤い霧の反射する湖。

まさか、これは紅霧異変?

 

後ろから氷の弾幕が来る。

記憶の欠片(メモリアルストーン)・・・と言う事は鍵のレミリアを倒せばいいな」

後ろにいるであろう氷精に向けてショット打つ・・・。

 

「外した!?」

「アタイは最強なのだ、出オチなんてないんだよ!」

それと同時に視界が真っ暗になる。

混ぜるな危険、戦えない。

「私とチルノが混ざれば最強なのだー」

 

それと同時に弾幕が迫ってくる。わずかな風の違いで間一髪で避けるが後を追って冷気が襲ってくる。左手に炎を纏い弾幕を溶かしながら相手の位置を調べる。

「見つけた、『風雷 雷玉』」

二人に被弾するのを確認するが、一人の反応が可笑しい。

「全く、これだから妖精は・・・」

解けた氷をを投げすて闇の剣を向けてくる。

 

「邪気眼でやっと成れたというのに・・・くっそめんどせ」

取り合えず、ルーミアの姿を把握するが俺の知っている姿と違う。

もしかして、EXルーミア?

そんな事を考えている間に、弾幕に囲まれる。

「考え事をしているみたいだけれども、そんなんで私に勝てるのかしら?」

次の瞬間、一気に弾幕が迫ってくる。

グレイズしながら以前から研究していたベクトル変換の応用業である力の蓄積と放出をする為闇の結晶を集める。

る。

しかし、蓄積まではよかったがその先の放出はできず、その場で爆発してしまう。

「馬鹿なやつ、まさか自分で攻撃の威力を高めるとは」

クッソめんどくさいから、さっさと終わらせるか。

『雷砲 直流電磁誘導砲(サンダーススパーク)

しかし、交わされる。

 

「誘導までついてるのはよかったけど、直前で交わされてどうやって攻撃できるのかしら?」

こいつ、まさか俺のことを学んで!?

 

 

 

「お返し『魔砲 闇の中の絶望(ダークスパーク)

 

 

 

 

 

 

 

目の前に終焉結界を出して食い止める。

「結界を出しておいて正解だったな」

傷一つない結界を消しながらつぶやく。

「ほんと、見様見真似で撃った不回避弾幕を止めるとは、面白い奴。

 後でたっぷり、食べてあげるからね」

その瞬間弾幕の量が増える。

『闇符 亡き者の涙』

一気に闇を帯びた水属性の弾幕が迫ってくる。

どうやら俺の周りに纏わりつくらしい。

 

『天符 三番瀬の満潮』

 

俺の放った光を帯びた水属性の弾幕がルーミアの弾幕を消していくが、それよりも溜まっていく量の方が多い。

次の瞬間、ルーミアの弾幕が消える。タイムアウトだろうか。

「ふん、まだまだこれからよ」

そのセリフとともに弾幕が再び迫ってくる。

しかし、俺自身もルーミアの弾幕の法則性を見つけたので、グレイズしながら交わしていく。

そして、右手に緋色金製の本物の4六角石風流剣を呼び出す。

それに合わせるかのようにどこからか闇で出来た剣をこっちに向けてくる。

 

チャンスは一回、俺にあたる前に相手に当たれば俺の勝ち。

相手の攻撃が俺に当たれば俺の負け。

 

『闇符 ディーマケーション』

相手の弾幕が一瞬止む、今だ。

『剣符 雷流包刀』

スペルを宣伝し、ルーミアに向かって突進する。

 

 

「今のは良かった、しかし、私の方が早かったな」

俺の右腕に弾幕が被弾する。その瞬間右腕が重くなる。

どうやら、俺の負けと見ていいらしい。

しかし、俺はまだ気絶はしていなく戦える状況にある。

何がどうであれ、取り合えず勝たなければいけないのである。

「本当なら負けてるんだろうけど、基準を決めていないからな

 『風流剣 風切残刀 瞳風雷』

使用を自粛していたスペルだが止むを得ず使用する。

次の瞬間、一気に弾幕が消える。

「へー、面白いスペルだね」

そう言いながら闇の剣を俺に向けて、突き刺しに来る。

一か八か、再びベクトル量の蓄積をする。

「また、それ?いい加減詰まんないよ」

しかし、今度は出ごたえがあった。

 

 

 

『理論 エネルギー保存の法則』

次の瞬間、結界に封じ込められたエネルギーが一気に爆発する。

 

 

ルーミアはその衝撃で気絶。

それと同時に周りを覆っていた霧が晴れる。

どうやら、めんどくさい試練のようだ。

 

 

 

 

 

 

紅い館には目もくれずに一気に屋上を目指す。

さっきの通り同じフィールド上にいる敵をすべて倒すのが条件で敵の制限が無ければ、レミリアを倒せば取り合えず、この試練が終わるはず。

次の瞬間、時が止まる。

 

「何故かしらね、時を止めている間、貴方が動いて居たのかの様に見えたのだけれども気のせいかしら」

銀のライフをこっちに見せつけながら咲夜がそうつぶやく。

実際問題咲夜の能力は俺の中でエネルギーの値を瞬間的に0にしているという風に変換して出力しているので咲夜が時間を止めている間でも動くことが可能である。

 

と言うかこんな事を書物で見たんだが筆者とタイトルが思い出せない。別に関係ないが。

「さっさと終わらせたいからどいてくれるか?」

偽造収納符からお祓い棒を取り出し咲夜に向ける。

それと同時に四方八方からライフが飛び出てくる。

どうやら咲夜自身の時間を早めたみたいだ。

「めんどくさいからさっさと終わらせるけど文句を言わないでね。

『理論 あなたの理論が崩壊するとき』

 

次の習慣咲夜の動きが遅くなり周りの風景も普通の速度に戻る。

 

 

 

「咲夜、下がりなさい」

上からレミリアが降りてきた咲夜を後ろに控えさせる。

そして、俺を睨み付けこう言った。

「てっきり博麗の巫女が来るかと思ってたのだけれども・・・。

 どうやら違ったみたいね。まぁいい。

 私の邪魔をする人間はすべて排除する『神矛 スペア・ザ・グリングル』」

 

一気に神矛を構えてレミリアが突進してくるのでわずかな隙間を作って交わす。

「どうした人間、戦わないのか?」

レミリアがこっちに神矛を投げながら聞く。

「そうだな、お遊び程度なら付きやってやる」

虚空から緋色金製の六角石風流剣を取り出しレミリアに向ける。

 

「なめんなぁぁぁぁぁ」

次の瞬間さっきの倍の速度で再び俺に突っ込んでくる。

 

「な!?」

鼻先寸前で神矛を止め押し返す。

動揺しているレミリアをよそに一気に畳みかける。

『剣符 風切残刀』

しかし、蝙蝠上になって交わされる。

それと同時に俺の周りに纏わりつく。

『獲蝶 スカーレットバンパイア』

周りに纏わりついている蝙蝠から一斉に弾幕が出される。

交わそうにも交わしきれない量であり仕方なくあの手段を使用する。

『印符 清龍下総古文封印』

本体の一匹を除いて周りに纏わりついた蝙蝠が一斉に消える。

しかし、再び増える。

「甘いな、こんなで私を敗れると思っていたか」

「いや、しかしこれで終わりは見えたな」

そう言いながら虚空から銀のナイフを取り出し、右手に電圧を一気にかける。

何処かの人間が行っていた、あの技…。

『雷符 超電磁砲(レールガン)

 

「ッ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

祝 紅霧異変解決(?)




???「ゼッタイコワス」

ちなみに出そびれたあの娘は今後出ます

あと先日新作を買いに秋葉原(末広町)まで行ってきました

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