東方風雷郷 ~Last Boy Story~    作:沼倉風太

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文文。新聞で、見る前回のあらすじ

湖南が自分の過去について振り返る。
チルノの挑発を無視する。
優樹を現代に送る。


第八話「雷神様との関係」

(さっそくだが、湖南の夢の中)

 

ここは、理想の街。

みんなが、争いなく生活している。

こんな街の神社にいつも、僕は、いた。

ただ、何にもすることなく。

ただただ、風景を眺めて、一日を過ごす。

そんな、ことができたら。

現代なんて、重いもの、いらないのかもしれない。

そんなところに住むのが、僕の夢だった。

叶いもしない、夢だった。

だけど、今日は、いつもとは、違った。

突然、周りが、まぶしくなると、目の前には、一人の、男の人が立っていた。

「私が誰かわかるか?」

その、男の人は質問してきた。

だけど、僕は、そんな人、知らない。

「いいえ、わかりません」

男の人は、一瞬だまって、こう言った。

「お前は、特に知っているだろう」

「まさか、風渡雷神様!?」

まさか、この人が、神様?確かに、人っぽい神様はいるけど、(神奈子と、諏訪子)

本当に、神様なのか?

「私が神か不安なのかも知れない。だが、一つ言っとく。お前と、私は繋がっている。

それだけだ。何か聞きたい事とかあるか?」

まさか、雷神様と、僕が繋がっている?確かに、神社に来る人が多いと、元気がでるけど・・・。

「あの」

「なんだ?」

「雷神様の力とは、どういった、物なのでしょうか?」

これだけ、聞ければ、あとは、大丈夫かもしれない。

「私の力は、地球を壊せる物だが、そこまでに、行くには、たくさん、信仰が必要である。信仰、つまり、皆が信じる思いが、力なのだ。私とお前が、繋がっていつことだが、それは、お前の二つ目の能力『風雷を操る能力』と関わってくる。

代々、坂上家では、風使族として、風雷を操る事が出来る、私の力を借りてきた。

しかし、私の力を借りていくうちに、私とお前達には、つながりができてしまった。

そして、お前とは、直接的な繋がりになってしまった。

なぜ、みなが、命を投げ出してでも、お前を、守ったかと言うと、お前が、世界を変えるからだ。

お前と、同じ世代のやつは、このことを知らない。

だから、変わっているお前を、虐めた。

隆郎さんからの手紙は、やつが導いた答えの一つかもしれない」

そんな、僕が、あの隆郎さんから、そんなに、心配されてたんなんて。

それに、僕が、雷神様と直接繋がっている?

僕は、理解できずに頭が、大困難した。

「最後に、一つ、お前に渡す物がある」

そういって、雷神様は、僕に、三枚のカードを渡し、消えて行った。

 

 

 

 

「はぁ、なんだ、夢か・・・」

僕は眼が覚めて、布団から起き上がった。

しかし僕の手は、三枚のスペカを握っていた。

 




文文。新聞 後書きコーナー

今回は、だいぶ、重いです。
次回から、第三章「現想異変」を始めるつもりです。

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