5/9(火)2:23 富士見中学校放送室前
第三者目線
何時も学校の塀の中で生活する生活。
もう何年も生活しているから慣れてしまった。
2007年以降私を認識出来る人が年に数人居たから暇はしなかったけど。
でも今年表彰を(強引に)受けたあの生徒だけは違う。
私に対して探りを入れている気がする。
同日 13:15 富士見中学校放送室前
「学力テストの時に見たのはここだけれども、本当に幽霊とかこの時間帯に出る訳?」
やっぱりあの生徒ここに来た。
あの生徒、人あらざる者が見えるらしい。
授賞式の前に二人で何かしらの事を話した後体育館でパフォーマンスをしていたけれども一体なんだろうか何たっのかしら?
「まぁ、いる訳が・・・」
とにかく隠れないと。
私はとっさに壁をすり抜けようとしたその時だった。
「「あっ」」
目と目が会う瞬間私は慌てて姿を消す。
しかし、どう言う
「逃がすか!」
何で追ってくるのよ。
「取り敢えず、待てよごらぁ」
どう言う方法で施錠されている放送準備室に入ったのだろうか。
「とにかく、時間が無いだぞ、手短に聞く。
お前は何をしたい?」
同日 13:21 清龍神社 居住棟
「取り敢えず、学校に行っているであれば仕方ありませんですねと、ミサカは縁側に腰を掛けながら腰を掛けてみます。
心が落ち着きますとミサカは感想を述べます」
「あのですね・・・」
「?」
「取り敢えず、ご主人様から支持を受けたので修行の方をしますよ。
昨日、弾幕を出す所まで行ったので今日は遂にスキルカードですよ」
「めんd」
同日 同時刻 富士見中学校放送準備室 第三者目線
「取り敢えず、お前を今封印する気は無い。
でも、一つだけ聞いていいか?」
「?」
「お前、
何処からか取り出したか不明の(不要物持込として校則違反の可能性あり)を向けて威嚇する。
「別に好きで此処に留まっているわけじゃないです」
つまり地縛霊なのだろうか?
しかし、あたりを見回しても結界の様な物は見えない。
「地縛霊でも無いとなると?」
しかし、それと同時にチャイムがなる。
「っち、予鈴か」
そう言って再び湖南が 姿を消える。
「嫌だ、待って」
彼女(?)の口から言葉が漏れる。
自分の久しぶりの素直な感情に枯れた涙を流しながら、追いかけていく。
同日 13:40 富士見中学校 某教室 科目:歴史 湖南目線
「というわけで、前回の復習は此処までだ。
翌日、宮沢より第二実利艦隊が送られ、日本海軍の鳳凰艦隊とともに・・・」
まったく蒲原新矢先生の歴史は黒板に書く速度が早くてノートに書くのが間に合わないし。
『何がそんなに面白いの?』
机の横に座って聞いてくる。
「あのな──」
「さてと、坂上、どうしてか答えてみろ?」
俺が文句を言おうとした所を先生に遮られ、ご丁寧に質問まで振られたので素直に答える。
何故、海軍が一度落としてグアム諸島を取り返したかって、
「
俺は、教科書に書いてあった一文を読み上げる。
「そうだ、但し連合国軍は水上機に改造して本土空襲を開始したがな。
その後、連合国軍はポツダム宣言を出すが、日本はこれを黙認したわけだな。
その後は、8月6日広島に原爆が落とされた。
これに対して宮沢国軍が黙っているわけが無く、その二日後つまり8月7日にニューヨーク、ワシントン、モスクワ、ロンドンの五都市に水素爆弾を落とすわけだ。
原爆のような破壊力はあったが、汚染が無くて、その後の事もしっかり考えていたわけだ。
8月9日に連合国軍は戦争行為を中止し、8月14日に太平洋終戦宣言を出したわけだ。
日本は8月15日に、この宣言を受け入れ終戦って言うわけだ。
8月16日には独露戦争も、休戦って言うわけだ。
こうして8月16日に第二次世界大戦は終戦って言うことで、さっさとノートを書いてくれ」
あれ?
俺の知ってる世界史と違うような気が、まっいか。