東方風雷郷 ~Last Boy Story~    作:沼倉風太

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第65話「とある神主の絶対攻撃」

「とりあえず、例の奴を使いますかね『風流剣 瞳風緑』」

持っていた種から傷薬の元であるアロエを取り出して取り合えず即効で薬を調合して傷を塞ぐ。

「後は『治符 自然治癒力』」

傷から出た血を増やして取り合えず応急処置を終える。

しかし、そこから一気に気分が高まる。

そう言えば、これを使うと暴走したようなきが────。

いや、それは確か────

 

やばい、何か考える前に体が勝手に動く!

 

結界を解除して新しい結界を張る。

 

『結符 風軽結界』

一気に敵の抹殺を開始する。

 

「成る程、これが噂の神主の実力か・・・」

 

「喋りながら!避けるな!とっと当れ!」

風流剣を振り回しながら一気に相手に畳み掛ける。

 

「くそ、こうなったら!」

一気に弾幕を纏わせて相手に足して並行に斬りかかる。

 

次の瞬間、相手の首から────(察してください)

 

 

 

 

 

その後、敵の拠点から外に出されて、千葉市内の病院に入院させられた事を知らされた。

 

「まったく、食道を切って出血してたなんて情けないわね」

見舞いに来た姉さんに叱られる。

「というか、また記憶が飛んだんだけれども、何でか分かる?」

俺は、たまに起きる症状について相談する。

 

「二重人格かしらね?

 半人道的な人格と一緒なのかしらね(まさか・・・ね)?」

まさか想衣が?

 

「お兄ちゃん!

 倒れたってほんと!?」

学校から帰ってきた春日と優樹が病室の入り口からゆっくりと入っているのが分かる。

「いやさ、この子が病院の中を走るからさ、引張りながら来て見た分けれども・・・、

 大丈夫か?」

「取り合えず検査入院って訳かな?

 明日には退院出来るってさっき先生が言ったから大丈夫なはず」

俺は取り合えず二人(?)の心配を解く。

「そうか、ならば良いんだが・・・。

 学校に来ていないなしいからどうしたかと思ったんだぞ」

・・・。

そう言えば今年の四月に親の転勤でこっちに引っ越してきたんだよな。

「悪ぃ」

俺は謝罪の気持ちを出しながら謝る。

「取り合えず、これが今日の学校の課題な、通学鞄は・・・、有るよな?

 そう言う訳だ、取り合えず先生に報告しとくから」

そう言って携帯を取り出して、どこかに言ってしまった。

「取り合えず、今回の入院費は400円だから良かったわね?」

浦安市の方針で、一回の診療と一日の入院費が200円なので、400円か。

そうなると来年度以降がやばいな。

 

それに先生に言われた進路の事も有るし、本当に考えることが多すぎる

というか時間もないし、レポートどうしようか。

「レポートの資料・・・」

取り合えず鞄の中から資料を取り出してレポートを書く。




やばい!
時間が無いぞーーー!


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