取り合えず公園に縛り付けて置いておく。
「さてと、色々聞くとしますか。
まず、名前と所属、攻撃理由について教えてもらおうかね」
俺は問いただす。
「名前は
所属は童謡木津英協会。
魔法名は
成る程、
「次、何で攻撃をしたのか」
「俺が攻撃をしたかと言うと、とある魔導書を探してるからだよ。
その名前は"光陽信書"と魔導書だ。
イギリス清教が誇る禁書目録にすら収録されていないレア物だ。
この魔導書が我が家の呪われた血統をの呪いを消すための魔法が乗っている奴だ。
我が家は家訓で自分の親戚同士でしか結婚できないんだぜ。
呪いのせいで他の家系に影響を与えないようにするための物なんだが、その呪いが本当に影響しているからって言う理由で結婚が出来なかったんだぞ。
だからそんな呪いさえ消せればいいと思ってその魔導書のありかを探したんだが、まったく見つからないから、探していない学園都市内を探すことにしたんだ」
上条は隣にいるシスターに聞いているみたいだが、そもそもその魔導書はうちの書庫にあるんだが。
「そんなの、本当にあるかは知らないが、そもそもそんな呪いならこの俺の右手で消してやるよ。
な、だからそんなくだらない幻想から手を引こうぜ」
上条は右手を差し出すが受け取らない。
「そんなのでやってたまるか」
そのセリフをはいて消えてしまった。
「さてと、ホテルに戻るか」
俺も独り言をはいて座標移動する。
───2───
翌朝、部屋に向かいに来た人と一緒に研究所に来る。
「それでは、全力で能力を使ってみてください。
それと、出来れば同時に複数の能力を使ってください」
俺は、脳波測定用の機械をつけて実験を開始する。
『活線 列車で行く日本一周の旅』『成長 一つの種は大樹になりて』
『風流剣 瞳風雷』 『理論 弾幕が消える日』
「こんな感じで良いですか?」
「少ないけどもう良いかな?
それじゃありがとうね」
俺は機械を置いてベンチに座る。
「あれ、これで終わり?」
学園都市に来た理由を考えると、もう済ませちゃったんだよな。
今日帰る予定だし。
「さてと、これで帰りますね」
「はい、それではお疲れ様でした」
「あ、湖南様、新立川駅前まで送りますね」
そう声をかけられたと同時に駅前に
「何か、変な感じだな」
何かを忘れているよな気がするけど良いか。
俺はそんな事を考えながら改札に入る。
「あ、(無いに等しい)荷物を忘れた」