《さてと、そもそも特殊能力とは大きく分けて2種類あるじゃのう。
生まれつき持っている天性のものと、なんらかしらの理由でつく後天性のものとの二種類があるのう。
もちろんそれ以外の例外があって、魂にくっつている場合があっていてな、その人数は少ないはずなんじゃが・・・・。
二人も居る見たいじゃの。
さてと、
解説を始めようとした瞬間消えてしまった。
「え・・・?
ちょっと消えないでくださいよ」
俺は机に偽造収納符を叩き付けるが反応が無い。
「とにかくどうするのよ?」
「うーーん、如何しましょうかね?」
「質問を質問で返すんじゃないわよ。
あーー、もう面倒くさいわね門限だから帰りるわ。
お金、これでお願いね。
黒子、行くわよ」
「はいお姉様」
テレポートで消えて行った後、皆で解散することになった。
───2───
ホテルに戻るために街中を歩くが、あまり人が見当たらない。
門限と言うことは、皆寮に戻っているのか?
にしては静か過ぎる。
適当になんか聞いてるか。
そんな思いで適当に携帯に保存してある曲を開く。
しかし、聞こえてきたいのは甲高いモスキートーンだった。
「あれ?
こんな曲な訳が無いような?」
取り合えず携帯をしまって周りを見渡す。
そこには影に居る一人の青年(?)の姿があった。
「っち、探索中止、面倒な手間を描かせるな」
そんなことを呟いた後にいきなり水が飛んでくる。
「仕方ないな『雷符 雷流放電』」
水を利用して相手に電撃を浴びせいようとしたがまったく当らない。
「
何だ?
まさか、ラテン語?
となると・・・?
「
「っち面倒な『風流剣 瞳風土』」
「何故、魔法名名乗らないのか気になるが突っ込まないほうが良いか」
「仕方が無い『風流剣 瞳風神雷』『成長 一つの種は大樹に成りて』」
久しぶりに使うスキルだけど、全然当らない。
やっぱり遊び相手じゃだまなのか?
「おい、インデックスあの魔術師は何だよ」
角を曲がってきた上条が隣にいるシスターに聞いている。
「分らないんだよ。
基本的な理論は八万百の理論だけれども、まったく乗ってないんどよ。
私だってキチンとすべての魔道書を把握しているわけじゃないんだよ」
取り合えずどうにかしないと。
『終結 終演結界』
結界に閉じ込めて戦闘を終わらせる。