文の取材を適当にあしらえ頃合いを見て守矢神社を後にする。
行きは力に任せて適当に飛んで行ったが帰りは歩いて帰ってみる。
天狗の里を避けるように河童の沢まで下りてきた。
「うん?あ、君、そうそうそこの君、ちょっと、空いている?」
「俺の事か?」
「そうそう、あのさ、新しいスペルカード作ったんだけど相手に相手になってくれない?」
「別にいいけど?」
「そんじゃ、こっちの方にきて」
そういわれ俺は声のする方にいった。
そこに居たのは、河城だった。
「そんじゃ、ただただ、試し撃ちじゃ詰まんないから、弾幕ごっこ、といこうか。
君は、弾幕でせる?」
「うん、だせるけど?」
「そんじゃ始めようか。使用スペルは私は4枚君は八枚でいいよね?」
「そんじゃ始め!!」
通常弾幕をだしあった。
「スペルカード『河童 ノビールアーム』」
「スペルカード『剣符 風切残刀』」
おたがいの弾幕が、相殺していきどんどん消えていく。
「やるねそんじゃ『漂溺 光り輝く水底のトラウマ』」
正直思い出したくない光景だあの時と同じに見える。
『理論 弾幕が消える日』
あわててその弾幕を消した。
「ひゅい!?弾幕が消えることがあるなんて。
そんじゃ、今回の主役スペルカード『激流 狭い川の鉄砲水』」
そう唱えた、にとりの周りが、一気に泥水を扮した弾幕に埋もれかけた。
あの光景と同じ、僕のために、自分の命まで犠牲にし・・・。
とにかくこの量はさけれない。
多少あたっても早いから無理だ。
圧縮・・・ 密度が高すぎて無理だ。
どうしよう。
そうだあのスペルがあった!
「スペルカード『風符 風中同化』」
そして、にとりの近くに移動し
「スペルカード『風流剣 瞳風雷』『成長 一つの種は大樹に成』
スペルカードを二枚連続で使い五発しか出ない瞳風雷を増やしまくった。
さけきれない弾幕の量はにとりを直撃した・・・。かの様に見えた。
「やるね~盟友、でもそう来なくちゃ、スペルカード『水符 河童のポロロッカ』」
奥の方から雨粒の様に迫ってくる弾幕。
どうやら雨をイメージさせて作ったようだ。
慌ててにとりとの距離を取り、次の行動の準備をする。
「スペルカードじゃないけど別に構わないよな?
『我が衣に秘めし先人の知識をここに表し、天の意識をここに再現する。
──風水龍波──』
「ひゅい!?」
弾幕が迫ってくるのにきずかなかったにとりに大量の弾幕が当たった。
「私の負けだよ」
にとりは、負けたことを、認め、弾幕ごっこは終わった。
「ごめんね巻き込んじゃって」
「いやいやいいよ別に」
こうして俺は河童の沢を後にした。