東方風雷郷 ~Last Boy Story~    作:沼倉風太

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第56話「学園都市」

改札機にカードをタッチして改札内に入る。

通勤時間帯と言うこともありホームへ上がる通路はどれも混んでいる。

「流石混雑率ワースト1位この時間を選んだのが間違えだったか?」

俺はそう呟きながら階段を上がる。

数多くのスーツをある中、学生服を着ていると浮いてしまうのか?

 

 

「まもなく2番線に電車が到着します。白線の内側で御待ち下さい」

いや、もう止まってるし。

俺は押し込まれく人混みの中電車の中に入る。

辛い・・・。

 

 

「間もなく中野です。

 お出口は右側です。

 この電車は三鷹行きです。

 中野から先は中央線線内も各駅に止まります。

 本日も御利用くださいまして有り難うございました」

しかし、俺は快速に乗り継ぐ。

直通?

俺は座りたいんだ。

「快速の高尾行きです。

 次は荻窪、吉祥寺、三鷹、武蔵境、東小金井、武蔵小金井、国分寺、西国分寺、国立、新立川、お出口は右側です。

南武線、北環線、武蔵野鉄道新拝島線はお乗り換えです。

3番線到着します。

お出口は左側です。

南武線快速川崎行き1番線から50分、そのあと普通川崎行き52分、北環線、青梅・五日市線直通、小手指回りの青梅・武蔵岩井行き6番線から55分、武蔵野鉄道新拝島線拜島快速新新宿行き00分、そのあと各駅停車小平行き02分、そのあと本川越行き12分です。

この電車次の新立川で後続特別快速待ち合わせの為に少々停車します。

新立川の発車は49分です。

なお特別快速は新立川48分の先発です」

 

 

 

 

 

中央線新設区間上にある新立川駅。

北口には武蔵野鉄道新拝島線(拝島に行くとは言っていない)と北環線が乗り入れている。

「一応制服で来たけど、必要なかったかな?」

俺は北口の改札口で手紙の指示通り待っている。

元々今日は学校公開の振り返りで休みなんだよな。

「無駄なことがあると思いですか?

 学園都市は教育設備の集合体ですから制服を着ていただくと都合がいいのですよ」

そう言う風に言う女性。

「そうですか」

俺は返答を返す。

「えぇ、それでは向かいましょうか」

そう言って俺の右手を掴んだ週間風景が変わり部屋の中に出る。

座標移動(テレポート)?」

俺は適当な憶測を出す。

「あらら、直ぐにバレましたか。

 とりあえず、今日は観光をしても構いませんよ?」

そう言って封筒を残して部屋を後にする。

「授業の成果なのかな?」

俺はそう呟きながら封筒を開ける。

中には書類と携帯と言うか通信端末が入っていた。

 

書類は学園都市内でのルート等が書かれている紙と地図が入っていた。

「取り合えずどうしたものか」


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