入浴
日本人が好んで行うことであり、体を休める効果があるという。
しかし、海外の人々はシャワーのみで済ませてしまうらしい。
浴槽は、うちにもある。
ある程度大きいのだが、混浴はまずいので一人で入っている。
──昨日はいろんな意味で大変だった──
そんな事を考えながら服を脱ぐ。
共祁はそんな事をしないからいいけど、春日はまさか突っ込んでくるとはな。
「取り敢えずと『終結 終焉結界』」
──不思議な力に掻き消された──
・・・・・・・・。
「は?」
え、何拒否されたの?
いくら付喪神が沸くって言っても結界まで発生するもんなの!?
「・・・『結符 風見結界』」
取り敢えずこれで我慢しよう。
今度から扉を閉めると結界が発動するようにしないとな。
そんな事を考えながらささっと体を洗い、湯船に入る。
「えーい、壊しちゃえ!」
パリン!
え?
「妹形入浴アタック!」「飛鳥文明アタック!」
「ぐふぅ」
「とりあえず、何でこんなことをしたのか聞こうか」
俺はタオルを巻いてから理由を聞く。
「さびしいから」
「今度からやめてくれよ」
「うん」
俺は共祇を呼び風呂をでる。
「全然ゆっくり出来なかった」
レスファレスァレソファレソファレスファ↑レスガチャ
「はい、もしもし?」
『あ、湖南か?』
「何すか先生」
『お前に三者面談の事を聞くのを忘れてな』
「それで、何ですか?」
『お前、志望校何処にする気だ?』
「えっ・・・・(やばい考えてなかった)とりあえず神社の仕事を継ぐつもりですけど?」
『そうか、それと、部活の継続届け早くしてくれよ?』
「はい」
『そんじゃな』
・・・・、面倒なことになったな。
「とりあえず考えないとな」
────何故ならば、その邪気眼はいつか必要になるからです──
ふとアザトースの言葉を思い出す。
そう言えば、何の事だろう?
確かに邪気眼は問答無用で発動するけど。
っ!?
──「何でだよ、何でこんなことになるんだよ!なぁ────!」─
・・・何だよ今のは。
未来は見えないようにしているって言ってたよな?
それじゃ、これは一体・・・?
まさか、これって。
ふと時計を見る。
10時・・・。
「お前いい加減に寝ろよ!」
後ろで騒いでいた春日を寝かせる。
「風渡雷神様、過去にあのような事があったんでしょうか?」
俺は、昔から事情をしる雷神様に聞く。
『いや、しらんのぉ(まさか、誰かが干渉してきてるのか?』
「そうですか」
雷神様が知らないと成ると、まさか未来の出来事か?
「考えても無駄か?」
(まさか、な)