紫にとりあえずは三日間、一緒に過ごすことねと言われて、外に連れて帰ることになってのだが、見るものすべてが珍しいのか、あっちこっちをを見て回っていた。
「はぁ、家に着いたぞ」
とりあえず、家に帰ったのは良いけど、名前どうしようか。
「お帰りなさい、と言うか、また、面倒事に巻き込まれているのね」
俺の右側を見て言う。
「名前・・・、どうしようか」
とりあえず、靴を脱がせて、家に上げて、色々教えて、とりあえず何とか落ち着いていた。
「名前・・・・・・・・・・」
俺は、ずっと難題に悩んでいた、名前がないと色々面倒だし、どうしようかほんと。
「そうね、今は四月だし、"
なるほど、季語と来たか。
確かに卯月って言う苗字も在るみたいだし、悪くないか。
「それで行くか」
とりあえず、春日を呼び、名前を教える。
「お兄ちゃん、ありだと♪」
やばい、可愛い過ぎる。
「因みにだが、その名前を考えたのは俺じゃなくて、そこの巫女さんな」
俺は訂正を求める。
しかし、居候が増えるとこっちとしては色々と面倒なんだよな。
あ、そろそろ植え時か、今年は何を育てようかな?
「とりあえず飯を作るか」
はぁ、何を作ろうか。
──2──
いつもご主人様が幻想郷から帰ると何かしらの面倒ごとを持ってくるんだから困るのよね。
まぁ、ご主人様が楽しそうで良いのだけれども。
「このお守りをください」
あ、
「はい、300円です」
そう言ってお金とお守りを交換する。
「はい、ありがとうございました」
さっきのお客さん、子供をつれていたわね、進学した子のなのかしら?
そう言えば、ご主人様ったら、始業式にも出てないのよね。
まぁ、特欠扱いだから良いのだけれども。
確か、高校にも行かないのよね。
私たちのことを思ってのことだと思うのだけれども。
だけれども、自分の事をまったく考えていないのよね。
まったく少しは自分のことを大事にしてほしいのだけれども。
そう言えば、ここ最近と言うか、私の知る限り一週間何も無かったっていう事は無かったような気がするのだけれども。
私が作られたのも、異変の最中だったのだけれども。
「すみません、豊作祈願ってどれかしら?」
豊作祈願?
何でまた。
「これですね、畑にまくと豊作になります」
私は、置くから清めの粉を渡す。
「これを、二つくださいな」
「はい、1000円です」
私は置くからもう一袋持ってくる。
すでに、お金が置かれていた。
「はい、確かに預かりました。
豊作になると良いですね」
そう言いながら、清めの粉を渡す。
「そうですね」
そう言って農夫さんが帰っていく。
しかし、ここらへんで農家っていたかしら?
「おーい、昼飯だぞーー」
置くからご主人様の声が聞こえる。
私は、休憩中と書いた紙を置いて、休憩に入る。
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