東方風雷郷 ~Last Boy Story~    作:沼倉風太

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最近、とある作品を見て湖南がチート以上の能力に気がついた。


第52話「妖女と下総の半人半妖」

目を覚ますとそこは見慣れない部屋だった。

体を起こしてみると、布団の上に置き手紙が置いてあることに気づいた。

"さすがに夜になってまでお前の面倒を見ることには限界があった。

それと、御腹が空いていたときのために握り飯を用意しといたから、食べとくと良いよ。

                                     坂上湖南"

その手紙の横にはお握りが置くいてあった。

私は手紙にかいてあった通りにお握りを食べることにした。

僅かな塩味と香ばしい香りのする焼き魚が入っていて、美味しかった。

 

だけれども、それだけどは物足りない。

もっと知りたい。

そんな思いが心の底から沸き上がってきた。

 

いつか聞いたことがある。

――人間に武神にさせてもらえれば、一緒に行動することが出来る――

 

そうだ、武神にさせてもらえば良いんだ。

早速、戻ってきたらお願いしようと。

 

 

 

 

 

 

 

 

「フェクショイ!」

うぅ寒気がする。

「風邪?」

心配する霊夢。

「いや、この季節に引くわけがないだろ(誰か噂してる)」

(誰かが噂してる見たいね)

霊夢の勘はすごいと思う←邪気眼使用

 

「居た!

 ねぇねぇ、私を武神にして!」バサッ

置くから出来ていきなり飛び付いて言う事がそれかよ。

「はぁ?

 何言ってるのお前?」

 

「貴方も厄介な子に纏われ憑かれてたわね」

いや、霊夢助けてよ」

 

「はーい、武神と聞いて飛んできましたよー」

スキマから出てきた紫に助けを求めようとする。

「残念だけれど、貴方を助けることは出来ないわ」

 

「ちゃかり心を読むのは止めてください」

俺はすがさず突っ込む。

「良いじゃない♪」

いや、良くないでしょ。

「それじゃ、武神について説明するわね。

 武神は双方の了承があり、かつ信頼を寄せ会うことが前提条件とかるわ。

 そして、きちんとバックアップが出来ればそれで、成立となるわ。

 武神として動かすには、式による演算が必要だけど、それは今は関係ないわ。

 それじゃこれをお互いにもって念じてね」

そういって俺とあの子の手にカードを握らせる。

しかし、何にも反応が起きない。

「やはりね。

 所で彼女の事についてきちんと知っているのかしら?」

いや、名前すら知らない。

「でしょうね」

だから心を読むのは止めてください。

「その子の名前すら無いものよ。

 当然ね狂気から産まれたものなのだから。

 そのせいか吸血鬼の狂気が消えてるみたいだけど。

 それより、当然ながら狂気から産まれた存在に名前なんてあると思う?

 本当にそうならば武神契約も結べないわね。

 だけれども次第に種族は、変わっていくもの。

 暫く一緒に過ごすことね」

そう言う風に紫は笑顔で言う。

あぁーー、不幸だーーーーーーーー。




ついに分かる女の子の正体。
そして、湖南のダブりは続く

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