「?」
目が覚めると木の下で寝かせれていた。
しかし、何故この場所に居るのかわからない。
と言うかさっきから暖かさを感じる。
私は、すっと横を見る。
そこには男性の姿が見えた。
あれが人間の
しかし、人間の温もりすら
「あ、気がついたが」
そう言う風に男性が言うのが分かる。
しかし、なぜかあの男性の事についてはなぜか分るような気がする。
「よかった、あのまま封印してしまう所だった」
?
封印?
何の事だろう?
だけれども、私には分らない。
ただ分ることといえば、この人が始めて私にやさしさと言うものを教えてくれたことだった。
「ねぇね、何でこんなことをしてるの?」
私は、知っているわずかな言葉で聞いてみる。
そして、お返事はすぐに返ってきた。
「何でって、俺は怒りに任せて一線を越えてしまうところだったんだ。
そんな奴がほったらかしにしてもいいと思うのか?
俺はただ、お前さんのことに気づいてたけど、遅くって、何かが封印されてるかもしれないんだよ。
そんな奴をほっとけるかっていう話だろ?」
そんな事って、私はそのまま放置されても良かったのに。
私は、その場から離れようとしたが、まったく体が動かない。
というか、体が言う事を聞かない。
どうやら私は、この男性から離れたくないいみたい。
「そんじゃ、場所を移動するか」
そう言う風に私を背中に乗せて、そのまま空に飛び出す。
この男性はそのまま何食わぬ姿でどんどん高度を上げていく。
私は眠たくなってそのまま寝てしまった。
さてと、博麗神社まで戻ったわけだが、何これ。
「あ、湖南お帰り」
そう言う言う霊夢。
「とりあえず奥の部屋借りるぞ」
そう言う風に言いながら奥まで進む。
「さてと、下ろしますか。
・・・・・寝てるな。
困ったな、起こさないように下ろして寝かせるか」
そう言う風に呟きながらすっと布団に寝かせる。
やはり、封印してしまったのか?
「ちょっと、魔理沙!」
はぁ、何やってるんだがあの二人は。
俺は、部屋を後にして外に出る。
「霊夢、お前だって出来なかったじゃねぇか」
「だからってなんで私の服着てるのよ!」
何だよと庭を見ると魔理沙が巫女服を着て空を飛んでいた。
「霊夢は、異変解決のいの字もやってねぇじゃなぇか、だから今日から私が博麗の魔法使いになるんだぜ」
「もう、魔理沙ったら!『夢想転生』!」
ほっとこう。
庭を後にしてあの子を寝かせた部屋に戻る。
一日に2話投稿とか、これ以上にやりたくないでござる。