東方風雷郷 ~Last Boy Story~    作:沼倉風太

49 / 107
お酒は二十歳からですよ。



第5章「神の裁きは幻想となりて」
第48話「酒!飲まずには居られない!」


異変解決の後に必ずやるもの。

 

それは、宴会。

 

 

幻想郷中の神妖が集まって酒を飲み交わす。

 

勿論、主役は異変の関係者である。

 

しかし、幻想郷でお酒が飲めるのは自立できる15歳からである。

 

勿論、異変解決に関係していた早苗は強制的に飲ませれていて、すっかり出来ていた訳である。

 

それを見ていた、鬼共は"もっと飲めよと"とさらに進めていている。

 

 

 

「しかし、静かにできないものかね」

 

奥で倒れていた湖南が扉を開けて出てくる。

 

夕方、霊夢が宴会の準備をしていたときに倒れているところを発見し、奥で休ませ居たのである。

 

本来であれば、異変解決に関わった一人として、宴会に出るはずだのだが、倒れていて起きそうも無いので、無視して始まってしまったのである。

 

 

「お、起きたか。

 では、酒を飲め」

そう言って酒を勧めてくる萃香。

「だが、断るっ」

しかし、それを断る湖南。

「何でだ、鬼の酒が飲めないって言うのか」

萃香は怒りながら酒を飲む。

 

「だて、未成年だもん。

 それに、幻想郷では15歳未満は酒を飲めないんでしょ?

 俺は14だし」

 

そう言う風に理由を言う湖南。

外の世界では、普通の理由である。

 

「あぁん?─────の癖に生意気なことを言うじゃない」

そう言いながら酒を飲む萃香。

 

「萃香、そこらへんでやめなよ」

そう言う風に抑える霊夢。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「見つけてたッ!今すぐこの幻想郷から出て行きなさい!」

 

 

 

 

そう言う風に言いながら飛び降りてくるレミリア。

その跡を追いかけて降りてくる、紅魔館組。

 

「なんていうことを言うだぜ、レミリア。

 酒が不味くなるんだぜ」

そう言う風に言う魔理沙。

しかし、酒を飲んでいるため説得力が足りない。

 

「貴女は知っているはずよ、その半人が暴走する事を」

レミリアは"スペア・ザ・グニングル"構える。

 

「なにおう!?」

そう言う風に怒る魔理沙。

 

 

 

「ッ!?」

 

 

 

次の瞬間、幻想郷中が雷雲で覆われた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神界

 

「さて、行きしょ。

 世界再始動(ワルードリセット)を止に」

 

「分かりました!」

 

「たかだ人間ごときに負けるんじゃないぞ」

 

「しかし、本当沿うだっら良いんだがな」

 

そう言って、神界からとある集団が出発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

 

「そうですか、始まりましたか。

 面白くなりますよ」

そう言って、この様子をずっと見ていた男性は笑いながら言う。

 

「しかし、我々の情報がもれているということは無いだろうか」

 

「そんなのあるわけ無いじゃないか」

 

「だったら良いんだが」

 

そう言う風に話す二人。

 

この二人が、今後の異変の主犯になっていくことは誰も知らない。

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。