主犯をフルボッコにして異変を無理やり解決した。
そんな中で、ただ一人だけ明らかに様子がおかしい人物が居た。
半人半妖の次期神主──坂上湖南で在った。
本人はただ月の環境に疲れただけど言っているが、明らかに無理をしていた。
周りの人が休むように言っても、"本人は大丈夫だから"と言って、休むことは無く歩き続けていた。
「!」
一緒に歩いていて、何かを感じた湖南はそのまま感じた方向へ、向かっていってしまった。
「あらあら、また来てしまったのですね」
そう言って、ドレミー・スイートが弾幕を放ってくる。
「さてと、教えて貰いましょうかね。
月の都を
そう言う風に弾幕を避けながら、理由を聞く。
「何故、それに気付いたのですか!?」
そう言う風に、弾幕を打ちながらビックリする。
「単純に俺の右目で見えたから、それだけ」
「そうですか、では、消えてください『超特急 ドリームエクスプレス』」
『風流剣 瞳風神雷』
「そうですか・・・、この先に進んでも何も無いですけどね」
月の都の奥・神殿
「何の用ですか?」
そう言う風に言って、出てくる妖精。
左手には、地球。
右手には、月を持っている。
「あんただろ、月の都を精神世界に入れ替えさせたのは」
「何ともいえないな、まぁそれを知っているのであれば消え・・・狂気!?」
「消えるのはお前だっ!『鉄符 混雑激しき5号線』」
そう言いながら弾幕を放つ。
『鉄符 ダイヤ乱れし13号線』
茶色の弾幕は、一定の法則を持っていたが突然乱れて襲ってくる。
『鉄符 戦前からの狭き3号線』
今度は黄色の弾幕が狭い逃げ道を作って迫る。
『鉄符 戦後の規格外4号線』
赤色の弾幕が大回り弾幕を打ってくる。
『鉄符 小さきカーブ2号線』
ねずみ色のレーザーが細かいカーブを描きながら移動する。
「さっきから、ごり押しねー。
でも、甘いッ」
弾幕が展開される中に、一人の物理攻撃で攻めていながら喋る女性。
『鉄符 13号線勝負』
弾幕を纏った六角石風流剣を相手の攻撃を防ぐ。
そして、相手の体力をどんどん削っていく。
「まぁ、教えないけどヒントは上げる。
人間はあるものが無いと生きていけない。
さようなら~」
そう言って、湖南は強制的に幻想郷に戻される。
「しかし、あの少年。
正気の沙汰では無かったわね」
そう言って、その女性はその場所を離れる。
次回、宴会