銀色の髪の女性が指差した先、何も無い唯の月の海に出た。
そこには多くの闇を纏った妖精が大量のレーザーを撃って来る。
ついでに、星の弾幕も撃って来る。
「きゃははははは!
面白いことが起こっているわー!」
そういって出てきたのは、星条旗模様の服を着た女性ピエロもどきの女性が飛び出してきた。
「妖精達よ、もっとスピードをあげていこうよ!」
そう言う風にピエロもどきが言うと、周りの妖精達が声を上げる。
「イッツ、ルナティックターイム!
狂気の世界へようこそ!」
そう言うとピエロもどきが消えて、さらに過激に成った妖精たちの攻撃が始まる。
「まったく、何なのよあの妖精、あの妖精のせいで雑魚共の攻撃が増したじゃない『無題 空を飛ぶ不思議な巫女』」
まったく、うざく感じるな。
「おとなしく焼け焦げな『雷符 雷流放刀』」
バチバチと言う風流剣を構え、敵を切っては投げる。
そんな感じで敵を一掃してもどんどん沸いてくる。
そんな感じで、どんどん敵が消えていく、
「随分と荒涼としているところに来てしまったわね、だけど、私達が月の都を救う?
何だか変な話になってきたなぁ、それに何だか普段見かけない妖精達がハッスルしてたけど……
あいつ等は何処にでもいるのね」
そんな感じで霊夢が独り言を言う。
「それは違うなぁ、本来、
妖精だって生まれ得ないのさ」
そういふうに、さっきのピエロが出てくる。
「あ、さっきのピエロやろう!」
魔理沙が八卦路を構える。
「野郎はひどいな。
私は、地獄の妖精"クラウンピース"。
この大地を友人様に戴いてから、貴方達が初めての来客だわー!」
「頂いた?」
鈴仙が聞く。
「そうよ、あんまりは言えないけど友人様にこの月の都を貰ったのよ。
さてと、あたいの領地に入ってきたから排除するまでね」
そういって一気に弾幕を放ってくる。
「そんじゃ、お構いなく『蛙符 手蛇の蛙墓』」
『剣符 風切残刀』
「はぁはぁはぁ、こんな早くにやれれるとは」
霊夢がお払い棒を構えて話を聞いている。
「さてと、あなたの負けよ、大人しくしなさい」
「何で!?
妖精が、全力を出せる環境のはずなのに!?」
クラウンピースはおびえながら答える。
「そんなの私達には関係ないでしょ」
「あなたは一体!?」
「私は博麗の巫女、博麗霊夢よ。
覚えておきなさい」
「博麗の・・・・巫女!?」
(「そんな、それじゃ勝てるわけないじゃん」)(小声)
「全部聞こえてるわよ」
そう言葉を残して霊夢はその場を後にする。