東方風雷郷 ~Last Boy Story~    作:沼倉風太

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前回のあらすじ

山岡東宮に、向かっている、湖南たちは、熊に、遭遇、そこで、一人の少女に出会った


第22話「覚悟と乱入」

「きましてね、湖南さん、守山神さまの、ご指示に従い、私が、お相手します。

『応対 対妖陣』」

!?対妖怪用の札か、ならば、

『風符 風中同化』

「話は聞いていましたが、本当に、無敵状態になるとは、だけど、半妖の力が出ていない、今が、攻撃のチャンス、サンダースパークさえ、使われなければ、大丈夫なはず」

なるほど、そんでは、

『(雷砲)サンダースパーク』

「!?来ましたね、だけど、『反射 鸚鵡返し』」

なるほど、攻撃を反射させる程度の能力か、この勝負、もらった!

『風流剣 瞳風雷』『(成長)一つの種は大樹になりし』

「やりますね、だけども、甘いですよ?

『良心鳳来』

!?跳ね返しからの不意打ちだと、しかも、風中同化の効果は切れてるし、

どうしよう、

『葉符 リーフスパーク』

「葉、なんで、乱入して来るんだよ?」

しかし、撃って来たのは、

「俺だよ、湖南、あんまり無茶するなよ」

優樹だった。

よし、こうなったら、

『風流剣 瞳風雷』(×5)

 

瞳風雷の、由来は、使いすぎると、瞳が黄色くなる、いわゆる"暴走状態"になるからだ。

暴走状態になれば、いくらでも、攻撃できるが、正気を、失ってしまう。

だけど、対妖陣に、囲まれた今では、妖力関係は一切使えない。

霊力と、雷エネルギーを、あんまり、使わないとなると、これしかなかった。

 

「湖南正気か!?お前が、暴走状態になると、地球を壊せるんだぞ!?それでも、やる気か!?」

すっかり忘れていた、だけど、この異変を終わらせるためにも、ここで、白旗を、揚げるわけには、いかないんだ。

『古力 長生き者の古知恵』

 

 

 

しかし、このスキルを、使った後、僕は何かに、体が飲まれるような感覚がして、気絶してしまった。

 

 

後に、優樹に聞くと、

「あの人どころか、神様まで、遣ったんだぞ、しかも、お前を止めるのに、10分も掛かったんだからな!?」

と、言われてしまった。

 

ちなみに、魔理沙にその事を聞いてみると、すごく気味が悪かった。

とまで、言われてしまった。

今後は、このスキルは、使わないで置こう。

僕は、そう考え、封印した。

 

このスキルの、封印は、後の事件の元がねたともしらずに・・・。

 

 

 

 

 

 

その後、境駅に付いた僕達は、次の行き先に、迷っていた。

「どうしましょうか、このまま、伊勢神宮に行きましょうか?」

だけど、僕は、時刻表見て驚いた。

 

「そうだ、先に伊勢神宮に行こう」

 

NT中部のCMのまねをしてみた。

「そうなると、一旦、山岡まで戻んないといけないな」

そう、境駅には、緑の窓口が無いのだ。

仕方なく、僕達は、ホームで、電車を待った。

 

『まもなく、一番線に、折り返しの、10時15発、各駅停車、山岡行きが、参ります。

危ないですから、黄色い線の内側まで、お下がり下さい。

この電車は、4ッドア4両です。

4両編成乗車位置でお待ち下さい。

この電車は、途中、街田駅に見て、山北本線下り各駅停車と、特別快速北都行き、上り、快速、義秋行きに、それぞれ、連絡します。

一番線に、折り返し、山岡行き到着です。

ご注意下さい』

 

ATOS風放送乙。




後書き

さてと、今回、湖南が、暴走する前に、優樹が、警告した、地球を壊すことも出来るンだぞ、について、少し解説。
8話で、出てきた、雷神の力を、ダイレクトに放出す為にです。
もっとも、湖南自身でも、それぐらいの力は、余裕で出せますが、あれなので、制限を、かけています。
もっとも、湖南は、力に飲み込まれてしまいましたが。

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