東方風雷郷 ~Last Boy Story~    作:沼倉風太

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第20話「雪と星」

僕達は、山岡東宮に行く途中、夜を明かす為に、優樹のお爺さんの家に、居た。

山岡は、日本海沿いにある歴史都市であり、山岡の地下には、巨大な遺跡があり、

今でも、発掘が、続けられている。

でも、今は、観光している暇はない。

 

観光で思い出したけど、アリス、にとり、神奈子と諏訪子は、都合で、幻想郷に帰った。

 

 

 

「・・・一人、常識のなか、生きていく、僕は、何の為に、生きていくのだろう、みなの思い、一人、抱きしめて、差別なき世界に、変えるため、今、僕は、間違ったこの世界を、直す為に、生きていくんだ、無意味な争いで、旅だった人たちのためにも」

(坂上湖南テーマ曲『一人風雷の最子』)

「また、その歌を歌ってるのか」

!?、ふと振り返ると、優樹が居た。

「どうして、ここに居るって分ったんだい?」

ここは、屋根の上、そう簡単には、登れないはず。

「そりゃ、お前が、考えことをするときは、必ず、風に当たるからだ」

なるほど、確かに、僕は、考えに行きどまったら、風に聞くな・・・。

確かに、風は、考えを教えてくれる。

「そんで、その曲は、何の曲?」

・・・。

「東方のキャラには、大体、テーマ曲があるだろ?この曲は、一人風雷の最子って曲で・・・」

「ようするに、お前の曲、っていうことだろう」

優樹が、僕が、話しているのに割り込んできた。

「ま、そういうことだね」

 

僕は、ふと空を見上げる。

そこには、月と、黄色く光る星があった。

僕が持っている、勾玉も、光っていた。

明日は、今までと、流れが、変わる。

 

「そうだ、ちょっと、『スキルカードバトル』しない?」

唐突に、優樹が、もとかけてきた。

「別に良いけど、何で、急に?」

「いいじゃん。ま、始めようか。『葉符 リーススパーク』

不意打ち!?

『雷砲 サンダースパーク』

見事に、相打ちし合う。

「やるね、『剣符 風切残刀』」

「優樹も使えるのか『剣符 風切残刀』」

そして、また、相打ちし合う。

「今度はこっちから行くよ『活線 列車で行く日本一周の旅』

「のは!まじか『隕石 メオリックストーム』」

空から、隕石が、降ってきた。

『風符 風中同化』

そういえば、この間は、無敵だった。

「くそ、湖南め、どこに居る?」

案の定、優樹は、僕が何処に居るのか、分っていない。

「風中同化を使ってるんだったら、これだ、『風魔法 リーフストーム』

のは!?マジか、

『終結 終焉結界』

「そこか、『風流剣 瞳風緑』

のは!?最大サイズだと!?

『風流剣 瞳風雷』

こちらも、最大サイズで反撃する。

「相変わらずだよ、湖南」

優樹が、白旗を揚げて、降参する。

 


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