僕達は、山岡東宮に行く途中、夜を明かす為に、優樹のお爺さんの家に、居た。
山岡は、日本海沿いにある歴史都市であり、山岡の地下には、巨大な遺跡があり、
今でも、発掘が、続けられている。
でも、今は、観光している暇はない。
観光で思い出したけど、アリス、にとり、神奈子と諏訪子は、都合で、幻想郷に帰った。
「・・・一人、常識のなか、生きていく、僕は、何の為に、生きていくのだろう、みなの思い、一人、抱きしめて、差別なき世界に、変えるため、今、僕は、間違ったこの世界を、直す為に、生きていくんだ、無意味な争いで、旅だった人たちのためにも」
(坂上湖南テーマ曲『一人風雷の最子』)
「また、その歌を歌ってるのか」
!?、ふと振り返ると、優樹が居た。
「どうして、ここに居るって分ったんだい?」
ここは、屋根の上、そう簡単には、登れないはず。
「そりゃ、お前が、考えことをするときは、必ず、風に当たるからだ」
なるほど、確かに、僕は、考えに行きどまったら、風に聞くな・・・。
確かに、風は、考えを教えてくれる。
「そんで、その曲は、何の曲?」
・・・。
「東方のキャラには、大体、テーマ曲があるだろ?この曲は、一人風雷の最子って曲で・・・」
「ようするに、お前の曲、っていうことだろう」
優樹が、僕が、話しているのに割り込んできた。
「ま、そういうことだね」
僕は、ふと空を見上げる。
そこには、月と、黄色く光る星があった。
僕が持っている、勾玉も、光っていた。
明日は、今までと、流れが、変わる。
「そうだ、ちょっと、『スキルカードバトル』しない?」
唐突に、優樹が、もとかけてきた。
「別に良いけど、何で、急に?」
「いいじゃん。ま、始めようか。『葉符 リーススパーク』
不意打ち!?
『雷砲 サンダースパーク』
見事に、相打ちし合う。
「やるね、『剣符 風切残刀』」
「優樹も使えるのか『剣符 風切残刀』」
そして、また、相打ちし合う。
「今度はこっちから行くよ『活線 列車で行く日本一周の旅』
「のは!まじか『隕石 メオリックストーム』」
空から、隕石が、降ってきた。
『風符 風中同化』
そういえば、この間は、無敵だった。
「くそ、湖南め、どこに居る?」
案の定、優樹は、僕が何処に居るのか、分っていない。
「風中同化を使ってるんだったら、これだ、『風魔法 リーフストーム』
のは!?マジか、
『終結 終焉結界』
「そこか、『風流剣 瞳風緑』
のは!?最大サイズだと!?
『風流剣 瞳風雷』
こちらも、最大サイズで反撃する。
「相変わらずだよ、湖南」
優樹が、白旗を揚げて、降参する。