東方風雷郷 ~Last Boy Story~    作:沼倉風太

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前回のあらすじ


出雲の車内で、お酒を半強制的に飲まされた。
翌朝、早苗のは○かをみてしまった。

前回に、引き続き、今回も、東方成分と、鉄道成分半々で、お送りします。



第17話「激突!!物造大神」

 大社駅、それは、出雲大社の最寄駅であり、2面3線の駅だった。

山陰本線大社支線が乗り入れている。

こんな駅に、今、僕は、絶対にやっちゃいけない事をしようとしている。

 

「来ちゃったね、出雲大社」

「わー、珍しいものが一杯ね」

「アリス達は、観光しててもいいよ。優樹、連れて行ってあげて」

優樹は、ふと振り返り、答える

「分った、皆こっちだ」

優樹は、皆を連れて、人ごみの中に、消えていく。

「しんじゃ、いきますか」

残ったのは、神奈子と諏訪子だった。

 

出雲大社の拝殿の中、僕は、巫女と話をしていた。

「なるほど、つまり、この天地異変を止めるわけですか。

 いいでしょう、私に勝ったら、通して上げますよ」

そう来たか。

「分った。『スキルカードバトル』で、精製堂々と、いどんでやる」

「スキルカード『土流放電』」

「甘いですよ、『百札砲撃』」

お互いの弾幕は、交わることなく、相手のほうに行った。

『反射 マジックミラー』

巫女さんは、僕のスキルカードまで、反射させた。

僕は、土流放電を避けるべく、空を飛んだ。

「やりますね、でも、よそ見していて、いいんですか?」

なんと、避けていた筈の御札が戻ってきた。

前後からの、弾幕は、避け切る事が出来ず、当ってしまった。

しかし、その御札は、開放の札だったので、余計分まで、放電してしまった。

「今ならいける、スキルカード『雷砲 ダブルサンダースパーク』

二本のレーザーは、巫女さんに確実に当たった。

「どうやら、本気みたいですね。さぁ、こちらです」

そう言われて、僕は、本殿に、向かった。

 

 

 

 

 

出雲大社の本殿は、金に塗装された、門の奥にあった。

本殿は、なかなか広く、毎年沢山の神様が訪れるからだった。

「よく来たな、若人よ」

そう言って、出て来たのは、ここの神であり、また、日本高神でもある、物造の大神だった。

この神様は、日本を作ったとされている、大物だった。

「この天地異変を止めに来たのだろう、ならば、わしと勝負!」

「望むところです」

こうして、僕と、神様の、二回目の、勝負が、始まった。

『終結 終焉結界』

『内外の縁結び』

『雷砲 サンダースパーク』

『和心鳳来』

僕の放ったスキルカードは、すべて消されていた。

「成る程、弾幕同士を結んで、消しているわけですか。

 では、これはどうでしょう?

 『剣符 風切残刀』」

「成る程、見えない弾幕と来たか。では、これはどうかな?」

そういって、神様は、一枚の紙を取り出した。

そして、その紙切れを飛ばした。

僕は、それを、よけようとしたが、当たった。

次の瞬間、僕の何かが消えた。




次回予告

紙切れを投げつけられた湖南、一体、何が消えたのだろうか。

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