アルドノア・ゼロ 忠義は主君と共にあり 作:砂岩改(やや復活)
年表
1980年 火星開拓使が設立。34万人が火星へ移住。
1982年 突如レイレガリア博士が反地球を標榜し、火星開拓民を扇動。
1985年 火星にレイレガリアを皇帝とする「ヴァース帝国」が樹立。
1986年 地球の諸国は地球連合を樹立。火星との冷戦状態に。
1996年 地球で大規模な同時多発テロ。火星人組織を名乗る犯行声明。地球の反火星化。
1999年 火星「ヴァース帝国」が地球連合へ宣戦布告。月の地球連合軍基地まで進軍。この戦闘により月は崩壊。地球は大規模な天変地異。ヴァース帝国の皇帝が戦死。両軍休戦へ。
2000年 地球連合と火星「ヴァース帝国」の休戦条約が成立。
2007年 地球側の戦後処理が終了。以後の情勢は安定していく。
2010年 戦後10年。和平に向けて両陣営歩み寄りを始める。
2014年 アセイラム姫暗殺事件をきっかけとした第二次惑星間戦争勃発。
2014年末 プロジェクトヘファイトス開始
2015年 スレイン・ザーツバルム・トロイヤード死亡により第二次惑星間戦争集結。
フィア・エルスートの地球行きが決定。
2016年 アルドノアドライブ一号炉攻防戦勃発。
2021年 最終章開始
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ヴァース軍組織表
《王》(現アセイラム女王)
《親衛局》(元フィア、現リア局長)
ヴァース王室直属の親衛軍統括機構、軌道騎士とは違う独自の権限を与えられている。
《親衛軍》
組織で主に本星、首都圏防衛のために組織された直属部隊。
惑星間戦争は参加しておらず無傷のまま終戦した。
《本土防衛軍》
主に首都圏を防衛するための部隊。
火星大気圏内を管轄とする。
親衛軍の3割が所属
リアのローゼンズールを含む4機が主戦力でほとんどで数機のカタクラフト以外の戦力ばかりで戦車などの陸上戦力ばかり。
《本星防衛軍》
主に火星大気圏外を管轄する部隊。
本星防衛用の4つの揚陸城を拠点とする。
親衛軍の7割が所属
装備は各揚陸城の責任者の専用カタクラフトに加え無数のステイギス隊を保有している。
《ヴァース軌道騎士37家門》
各伯爵を中心に構成された軍で主に地球侵攻を目的とした侵略軍。
親衛局とは違う独自行動権限が与えられている。
ヴァース本星防衛網
4つの《揚陸城》と無数の《ハチノス》を配置した防衛網を構築している。
《ハチノス》
ステイギスを格納している施設でいつでも射出できるように火星圏のデブリに無数に設置されている。
全機無人機。
《揚陸城》
火星の四方を均等に周回している、各揚陸城に主が居り、その上に統括する人物が居る。
第一揚陸城
ボルド上級男爵(???・???)
第二揚陸城
スティル上級男爵(?????)
第三揚陸城
フレーバード上級男爵(?????)
第四揚陸城
ドワイン上級男爵(?????)
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ヴァース軍、量産カタクラフト開発計画
《プロジェクトヘファイトス》
第二次惑星間戦争初期における劣性は数的優位を欠いたからであるとの見方が強く。
月の防衛のために小型宇宙挺を武装化した簡易量産型のステイギスを実践投入するもあくまで宇宙のみの運用としていたためヴァース本星を防衛するには不十分であるとされた。
陸、宇宙対応可能な本星防衛のための人型の量産カタクラフト開発を目的としてスタートしたのがこの《プロジェクトヘファイトス》である。
このプロジェクト開始はザーツバルム伯爵が地球連合軍本部にて敗北したタイミング。
《量産型カタクラフト》
プロジェクトヘファイトスによって開発されたカタクラフト。
これまでのカタクラフトは伯爵階級以上か一部の男爵のみが保有する権力の象徴であったが戦力の強化などを名目に生産された。
階級持ちを含む、一部の一般兵にも配備された。
MR-01ステイギスⅡ
試作量産型カタクラフト。
ステイギスのシステムをそのまま移植し人形にしようとした機体。
見た目はステイギスを人形にしたような形。
だが射撃をメインに設計されていたため首都防衛には不向きであり、宇宙においてもステイギスより被弾面積が大きく、機体構造が脆弱であったことから数機の試作機を残し不採用。
MR-02ジェム
開発元をステイギスからアルギュレに変更し再開発。
近接戦闘を主眼においたカタクラフト開発へと舵を切る。
所有権を持っていたブラド男爵は死去しているため現所有者でかるクランカインがデータを提供したためアルギュレを参考に開発。
ヴァース制量産型カタクラフトの元となった。
MR-03ベルガ・ギロス
ジェムを基本として鹵獲したアレイオンのデータを元に汎用性を持たせつつ機動性を重視して開発された。
最大の特徴は近接兵器と遠距離兵器を組み合わせたショットランサーで対カタクラフト、対艦戦闘でも十分な戦果を挙げた。
戦闘データ収集を目的として月基地配備予定の親衛隊に配備された。
このベルガ・ギロスの戦闘データによりステイギスが機動遠距離攻撃し撹乱し人形カタクラフトが接近戦闘を行う戦術が確立された。
MR-04フラハート
ベルガ・ギロスは量産機としては高価であったためビームシールド等の高価な装備をオミット。
低コスト、高機動を求められた実験機。
後のシュヴァリエとリッターの原型となった。
地球軍の機体がツインアイであったことからそれを嫌がり、この機体からツインアイから単眼のカメラアイに変更する。
MR-05リッター(ガルスS)
量産型カタクラフト。
細い騎士のようなデザインのカタクラフトで特筆すべき性能はないが操作性、整備性、拡張性に優れる。
全身に細かなスラスターを備えているため細かな機動を取れ、市街地やデブリ群においても問題なく稼働できる。
典型的だがひとまずの完成形。
本土防衛軍は白、本星防衛軍は黒の塗装がされそれぞれヴァイスリッター、シュヴァルツリッターという名称で呼ばれている。
ヴァイスリッター《本土防衛軍仕様》
細く騎士のような見た目。
アルギュレを彷彿とさせる腰部が特徴で腰部を中心としてホバー機能がある。
武装は大楯とショットランサーが基本装備。
シュヴァルツリッター《本星防衛軍仕様》
バックパックに大型スラスターがあるのが特徴。
基本武装はショットランサーと他に試作兵器を優先的に配備されている。
MR-06シュヴァリエ(リーベン・ヴォルフ)
親衛隊用に開発された新型カタクラフト。
汎用性と拡張性、整備性を犠牲に機体性能の追求が行われており、複数の推進機関を有した結果、操縦には高い練度が必要となり、乗り手を選ぶ機体として完成している。