うちはイタチに転生…?マジですか?改訂版!   作:ディア

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序章
第1話


俺の今の名前はうちはイタチだ…え?前は違うのかだと?そうだ。俺は転生者と言う奴だ。オリキャラならまだわかるが死亡フラグバリバリのイタチに転生した時は神を恨んだね。

 

どのくらい恨んだかというと4歳くらいの時に丑の刻参りで藁人形持って紙に神(シャレではない)と書いて何個も無駄遣いしたくらいだ。それが功を奏したのか今の時点で身体面では原作のイタチよりも強くなった…そのせいか今では上忍だ。

 

だけどあれだ…イタチはNARUTOの世界では強さよりも人格者として書かれていたからな。そのせいかどうしても原作に関わる必要がある…特にうちは一族滅亡とか。あれのせいでサスケはグレたんだよな…しかもエセマダラことオビトのせいでさらにグレ…悲惨な結果になったから俺はそれを阻止しなければならない。

 

あ、そうそう俺は前世末っ子だったから、始めて出来た弟のサスケが俺の後を「兄さん、兄さん今日はなにするの?」って言ってトテトテと歩いて来るからめちゃくちゃに可愛いんだ。

 

しかも今の俺の母親であるミコトさんに顔が似ているから女装させても似合うしな。

 

とまあそんな俺だが今の状況を説明しよう…

「イタチよ…そちはどう思うかえ?」

大名が俺に話しかけてくる…つまり今の俺は大名の護衛だ。何故か任務のランクがめちゃくちゃに低くなっておりBランクになっていた。しかも報酬がSランク並ときた。金に卑しい俺はこれに飛びつき、火影様に飛びついたらめちゃくちゃに喜んでおり、受けることにした。

 

「どう思うと言われましても…私には無縁の話です。」

大名の話なんか聞いていなかったから俺はこう答えた。だいたいの大名の話は俺には関係ないからだ。

「そうかえ?お主なら無縁でも無いかと思うのじゃが…」

「私にはほとんど関係ありませんよ。」

『うるせえ!てめえは黙って俺には守られてろ!』と言いたいところだが報酬がなくなったら嫌なのでヘタレとか言うな。

「…やはり、お主はなるべきじゃな。」

大名が意味深なことを言っていたが俺には関係ないし無視しよう…と思っていたんだが大名の周りに蜂が飛んで来たので蜂を撃退する為にクナイを持つと…

「何故わかった!?」

いきなり岩隠れの忍びが集団でやってきました…え?なんなの?これ。蜂は逃げてるからいいか…

 

などと現実逃避は許されず岩隠れの忍び達が俺に向かって攻撃してきた…ちなみにこんなデカブツよりも蜂の方が護衛任務では危険でこいつらが出て来なきゃ危なかったと言えるから感謝している。

「喰らえ!」

岩隠れの忍びの一人が俺に向かって攻撃してきた…まあ筋はいいけどあれだな。遅い…

「はっ!!」

俺はその忍びにすかさずにカウンターを入れてノックアウトさせた。

「ば、バカな!!」

バカなのはお前の方だよ。お前達がどの位偉いか知らないが動きからして中~上忍くらいのレベルで大名殺そうとしているのは自殺行為に等しいぞ?まあ、そのおかげで俺は楽だわ。

 

「火遁・豪火球の術!」

俺…というよりもうちは一族が得意とする火遁で全員に攻撃した…そしたら受けた奴ら全員黒焦げになっていた…やっぱ火遁強えー。

 

前世の時にスレで雷遁が最強、次点に風遁、火遁が最弱なんて言われていたけど実際使ってみるとやばい程応用性があるわ。

 

例えば火のチャクラ刀を魔改造したらビームサーベルになって余りの斬れ味に三代目火影様から使用禁止命令が出されたし、他には豪火球の術の印を変えて目からビームにして俺の万華鏡写輪眼の警戒して目を合わようとしない連中を殺すことが出来たりした。しかも威力こそ劣化版天照だがチャクラの消費量が少なく、デメリットもないと言っていいくらいだ。チャクラ量が少ないうちは一族にもってこいの技だ。

 

まあ何が言いたいのかというと…火遁万能だわ。

 

「待ちな!」

その声の方向に振り向くと大名が岩隠れの忍びに捕まっていた…やばい…俺の金に何してくれてんだ!この野郎!

「へっへっへ…こいつの命が惜しければおとなしくしな…!」

糞…!こんな奴が居るとは…!!Bランク任務だからって舐めすぎていたのか!?

「イタチ…ワシを助けてもたれ…!!」

ああ、もうわかっているよ!!俺の心の中の声がそう響くと俺はクナイを捨てた。

「へっ…!これで終わりだ!!」

奴がクナイで大名に向かって振り落とす…その隙を見逃すはずも無く俺はとあることをした。

 

「幻術・桃源郷!」

この技はシスイから教わった幻術だが、快楽に溺れさせるという変わった幻術だ。まさかシスイがこんな幻術を知っているとは意外だわ。あいつ幻術と瞬身の術は得意だけど初心な奴だしな。

 

「あ…はぁぁ~…」

岩隠れの忍びは逆らう間もなく幻術に落ちてその場で大名もろとも倒れた…ん?大名もろとも?

「これこれ、慌てるで無いぞ…」

しまったぁぁぁ!!大名にも幻術を掛けちまった!!

 

「とりあえず、全員殺しておくか…」

俺は現実逃避をして岩隠れの忍び達を始末することに決めた。

 

「解!」

全員始末し、土に埋めた後に俺は大名の幻術を解いて大名を目覚めさせた。

「…なんじゃ?ワシの女達は?」

大名は不満そうな顔をしてこっちを見た。…いい歳こいたおっさんが夢に溺れるなよ。

「大名様。ここにはいませんが後で見せてあげますからとっとと行きましょう。」

俺はとりあえずこう言って幻術をかけることを約束しておいた。今は金が欲しいしな…

「では行こう!!」

大名が俺の言葉に喰らい付き、上機嫌になり俺も上機嫌になった。

 

☆☆☆☆

 

ワシは火の国の大名だ。それ故に木の葉隠れの里長…つまり火影を決める権限を持っている。だが四代目火影が死んで以来なかなか良い候補が見つからん。

 

そこでワシは火影と協力し、ワシの護衛を一回だけBランクにする代わりそれを受けに来た上忍に火影候補にするが特別上忍以下だった場合は破棄して依頼も約束もなかったことにしようと賭けをした。

 

しかし受けに来たのは木の葉隠れの上忍のうちはイタチだった。賭けに負けたワシは仕方なくイタチを火影にしようとしたが…妙案が横切った。

「のう、イタチよ。お主、火影になりたくはないのかえ?」

しかし、イタチはそこにはいなかった。

「ただいま戻りました。何やら不審な人物を見かけたので。」

むう…だがめげぬ。もう一度聞くとするか。

「イタチよ、そちはどう思うかえ?」

ワシがそう聞くとイタチは

「どう思うと言われましても…私には無縁の話です。」

と返しおった。いなくなってもワシの声が聞こえると言うのか!?…面白い。

「そうかえ?お主なら無縁でも無いかと思うのじゃが…」

話を続けるとイタチは衝撃の言葉を告げてきた。

「私にはほとんど関係ありませんよ。」

なんという無欲!尚更火影にしてやりたくなったわい…するとイタチの殺気が強くなり、クナイとやらを持つと…

「何故わかった!?」

いきなり岩隠れの連中が現れてワシ達を囲んでいたのだ。…しかもワシの見覚えのある顔ばかりだ。ワシは大名故、常に狙われる存在…その為いつもはSランクに登録している。つまりこの忍び達は全員暗部かそれ以上の実力の持ち主だ。

 

「喰らえ!」

岩隠れの忍びの一人がイタチに向かって攻撃してきた…ん?あれはワシの前の護衛を体術のみで仕留め、大混乱を起こした男だな。少々分が悪いかもしれんのう…

「はっ!!」

イタチが何をしたのかわからなかった…だがあのイタチに攻撃をした男はぶっ飛んで気絶していた…

 

「ば、バカな!!」

ワシもそう思いたい…今まで木の葉の護衛は弱く、あちらにいる一人だけでも全滅という有様だ…木の葉の護衛のレベルを上げるように言っておこう…

 

「火遁・豪火球の術!」

これも信じられん程の大きさだった。ワシは数々の忍び達を見てきた…だがあれほどの大きな炎は見たこともない!当然ながら被害を受けた岩隠れの忍び達は焼け死んだ。

 

「へっへっへ…こいつの命が惜しければおとなしくしな…!」

いつの間に!?ワシ殺されるのか!?

「イタチ…ワシを助けてもたれ…!!」

ワシは情けなくイタチにすがるしかなかった…

イタチは歯を食いしばり…クナイを離した。

 

するとワシの周りは遊女が数人いた。

「ねえ〜大名様〜…私と遊びましょうよ?」

ワシはそれに耐えられるはずも無く遊んで遊びまくった。

 

それからいつ経ったのかわからないがイタチの顔が写った…

「…なんじゃ?ワシの女達は?」

ワシがそう聞くとイタチは笑ってこう答えた。

「大名様。ここにはいませんが後で見せてあげますからとっとと行きましょう。」

なんと!?ワシの女達と会えるというのか!?それならば…!

「では行こう!!」

その後ワシはイタチに大量の報酬を払っておいた。報酬は多くても問題ないだろう…


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