日本国と大日本帝國 混じりあう二つの日本 作:アメリカ海兵隊
大日本帝國 帝都東京 霞ヶ浦
生島「(関係者以外知られたくなかったが喋るしかないか。)」
大佐「(ですがNo.D-011の件は仕方ないとして・・・・は喋らないほうが。これは海軍の金原元海軍大臣も一枚咬んでるので)」
金原「(そうですよ。只でさえ山本や海軍政務官から怪しまれてるのですよ)」
生島「(わかった)」
生島「今回の遺伝子技術を利用した改造生物の件ですが我々が造りました」
遺伝子技術を応用した事を認めた生島
渡辺達はしらばっくれるかと思っていたがあっさり認めたため若干拍子抜けした
西丘「生島ァ!貴様は何て事をしてくれたのだぁァ!!!!遺伝子改造技術は帝國の国家機密なのだぞ!!!」
谷澤「それに生体兵器が日本に流れたのなれば不味いぞ。日本は
他の議会参加者もざわつく
生島「話を進めてもいいですか?」
東條「ああ。貴様らが作ったのはわかった。あと目的を教えろ」
生島「はい。我々がNo.D-011を作った理由はその技術を元に生体兵器を作ることです」
西丘「生体兵器?」
東條「生島、その生体兵器。まさか生物兵器ではないだろうな?」
生島「いいえ。生物兵器と生体兵器は全くの別物です。生物兵器は細菌やウイルス、あるいはそれらが作り出す毒素を使った兵器です。生体兵器は分かりやすく言えば動物兵器です」
吉村「軍馬とか軍用犬みたいなものか?」
生島「いいえ。例えるなら旧ソ連が運用していた対戦車犬みたいなものだと思ってください」
対戦車犬
犬の背中に爆薬とレバーをつけた装置を乗せて敵戦車の下に潜り込ませ、レバーが倒れると爆発する
運用開始当初は幾つか戦果を挙げたもののドイツ軍が対抗策をたてたとき、犬が自軍へと戻り被害を多数受けたため廃止になった
東條「生島。お前は生体兵器を作って何をするつもりだ?」
東條の問に生島の口角が吊り上がった
生島「簡単ですよ。転移によって大打撃を受けた軍事力を再び前の世界みたいに戻すためですよ。そして
来るべき対中戦、対露戦、対米戦、そして第三次世界大戦に備えてですよ。次に起きる戦争に勝つために。帝國が常に世界最強で在るために。生体兵器も帝國が勝つための手段の一つでしかないのですよ」
東條「生島。お前は第三次世界大戦でも引き起こすつもりか?」
生島「いいえ。私は帝k「会議中失礼します!!!」」
東條「貴様!今は重要な会議中なのだぞ!!所属は何処だ!!?」
役員「な、な、内閣情報調査室の調査官
渡辺「No.D-011の新たな報告が来たのか。内容は?」
役員「はい。報告書には
日本国首都東京のお台場にてNo.D-011が出現との報告です。お台場周辺では警戒体制がひかれており、調査員の報告では米軍機、自衛隊機も確認されております」