日本国と大日本帝國 混じりあう二つの日本   作:アメリカ海兵隊

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魔王 始動

次の日 AM6:05 ハワイ ホノルル ヒッカム飛行場

 

ナチスドイツ第四帝國空軍の航空機が置いてある格納庫の近くに一人の男が居た

 

?「ハワイの早朝も綺麗だな」

 

彼はハンス・ウィリッヒ・ルーデル そうシュテューカ大佐、ソ連人民最大の敵、魔王と呼ばれたあのルーデル大佐である

 

そしてルーデルは寝室で夢のなかに居る戦友を起こすために寝室に向かった

 

ルーデルと戦友の寝室

 

ルーデル「おい。ガーデルマン朝だ起きろ」

 

ガーデルマン

本名エルンスト・ガーデルマン

第二次世界大戦ではルーデルの後方機銃手として知られている人物 今ではルーデルの乗る攻撃機の兵装システム士官を勤めている

 

ガーデルマン「後三十分~」

 

ルーデル「早く起きろーー!!」

 

ルーデルは掛け布団をガーデルマンから剥ぎ取った

 

ガーデルマン「もうちょっと寝かしてくだせぇー」

 

ルーデル「何を言っている。今日は待ちに待った航空機の模擬戦ではいか!朝練をするぞ!」

 

ガーデルマン「飯は?」

 

ルーデル「んなもん牛乳でも飲んどけば充分だ!!」

 

ガーデルマン「そんな~」

 

ルーデル「それに早く終われば早く飯が食えるぞ」

 

ルーデルがガーデルマンの服の襟を掴んだ

 

ガーデルマン「誰か助けてー」

 

そしてルーデルに引きずられて格納庫に連れていかれたガーデルマンであった

 

格納庫

 

整備員(ナチスドイツ第四帝國の人)「あ。ルーデル大佐おはようございます」

 

ルーデル「おうおはよう」

 

整備員「ルーデルさん、今日は演習ですけどどのようなパーツをつけますか?」

 

ルーデル「とりあえず六ヶ所あるハードポイントのうち、内側から計四ヶ所に機関砲ポッドをつけてくれ」

 

整備員「残りの二ヶ所は?」

 

ルーデル「ECM装置を頼む」

 

ガーデルマン「ルーデル大佐?」

 

ルーデル「なんだ?」

 

ガーデルマン「今思ったのですが何故戦闘機の模擬戦に参加するのですか?」

 

ルーデル「面白そうだから」

 

ガーデルマン「だから機銃をつけるのですか?」

 

ルーデル「そうだ」

 

ガーデルマン「ECMは?」

 

ルーデル「とりあえずつけとつ」

 

ガーデルマン「なにと戦いたいんですか?」

 

ルーデル「ウォッカ野郎(ロシア人)とチャイニーズ野郎(中国人)共」

 

ガーデルマン「アメリカは?」

 

ルーデル「そんなものはただのオマケだ!それに早く飛んで暴れたい!」

 

ガーデルマン「怒られますよ!」

 

ルーデル「ただ試験飛行してただけだとでも言っとけ」

 

ガーデルマン「俺お腹痛くなったので戻りまーす」

 

体調不良を理由に逃げようとするガーデルマン しかし

 

ルーデル「そんなもん空飛んでれば自然に治る」

 

ガーデルマン「え?いやちょっ」

 

ルーデル「さあ乗った乗った」

 

後部座席にガーデルマンを放り込んでルーデルは操縦席に座りメインシステムを起動しキャノピーを閉めた

 

ルーデル「こちらナチスドイツ機。管制塔、離陸の許可を願いたい」

 

無線「こちら管制塔。理由は?」

 

ルーデル「試験飛行だ」

 

無線「こちら管制塔。離陸を許可する」

 

ルーデル「了解。よしガーデルマン、行くぞ」

 

ガーデルマン「(助けて整備員!)」

 

ガーデルマンがハンドサインで整備員に救援をお願いするが

 

整備員「(諦めて逝ってください)」

 

現実は非情だった

 

そしてルーデルが乗るスツーカ20Gは空に飛び立った




次回予告(予定)
ついに始まった航空戦
ハワイの空に大日本帝國海軍航空隊、大日本帝國空軍、ナチスドイツ第四帝國海軍航空隊、ナチスドイツ第四帝國空軍、航空自衛隊、アメリカ空軍、海軍航空隊、中国海軍航空隊、ロシア海軍航空隊の軍用機が飛び交う

勝利を手にするのは大日本帝國かナチスドイツ第四帝國かアメリカかロシアか日本かイギリスか

異世界の鷲がアメリカの鷲を倒すのか?

鍵十字の鷲がロシアの鷹を狩るのか?

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