日本国と大日本帝國 混じりあう二つの日本   作:アメリカ海兵隊

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その後

大日本帝國海軍が潜水空母ヒトラーに撃沈判定を出して二十分弱 再び演出が再開されると思ったら米軍が時間を理由(現時刻 PM18.50)に終了させられた

 

大日本帝國海軍聯合艦隊旗艦 播磨 艦橋

 

砲術長「撃ち足りなーーーーい!!!!」

 

艦長「砲術長。気持ちは解らなくもないが静かにしてくれ」

 

砲術長「だっで、だっでびざびざのじつだんえんじゅうなのにいっがいじがヴデないなんでぇぇ(訳 だって、だって久々の実弾演習なのに一回しか撃てないなんてぇぇ)」

 

涙(と鼻水)を流しながら喋る砲術長

 

艦長「砲術長。何言ってるのかさっぱり解らん」

 

副艦長「砲術長!貴様は誇り高き大日本帝國海軍人だろ!つまらん事で泣くな!」

 

砲術長「つまらなくないわ!砲撃こそが俺の生き甲斐だ!大口径の砲から発生するあの爆音。あの衝撃波。そして砲弾が命中したときのあの破壊力。もう最高じゃないか!」

 

副艦長「今の時代は誘導噴進弾(ミサイル)だ!」

 

砲術長「いいや!まだ砲も現役だ!」

 

副艦長「こうなったら力で決着をつけるか?」

 

砲術長「望むところよ」

 

副艦長「じゃあ今すぐ後部甲板に出ろ」

 

艦長「つまらんことで喧嘩をするな!貴様らにだけ今晩の夕食のカレーをお子ちゃま用の甘口カレーにしてやろうか!?」

 

副艦長、砲術長「「酷い!」」

 

三時間後 リムパック演習艦隊 ホノルルに帰投

 

そして PM 21:50 アメリカ本土 ホワイトハウス 大会議室

 

そこには大頭領と他政府関係者と補佐官、軍関係者が居た

 

ジョニー大頭領「グライツ提督。演習一日目お疲れ様」

 

グライツ提督(今演習の米軍の提督)「はい。ありがどうございます 」

 

ジョニー「それではグライツ君。君に一つ確認したいのだが今日の演習の報告書に書いてある大日本帝國海軍の戦艦やナチスドイツの潜水空母や潜水艦追尾訓練。これは本当かね?」

 

大頭領の問に対して提督は

 

グライツ「はい。報告書に書いてあるとうり全て事実です」

 

ジョニー「そうか。しかし架空戦記や映画にしか登場しなかった潜水空母が実在するとはな」

 

グライツ「なお、その潜水空母ですが、非常にステルス性が高く我海軍でも発見できませんでした」

 

軍人「ではグライツ君。この潜水艦追尾訓練は一体どういう状況で我合衆国最新鋭(転移組からしてみれば中古品)の潜水艦がすぐに発見されたのかね?」

 

グライツ「それは私にもわかりません。しかし何かしらの装置は使っているはずです」

 

軍人「大頭領、どうしますか?」

 

ジョニー「今とのところ在日米軍(大日本帝國の)から何も収穫はなかったしなぁ」

※在日米軍が持っていた装備は今の米軍が採用している物が多かった

 

軍人「やはり、我々が有利になるように威圧をかけて技術協定を結びますか?」

 

補佐官「いや。相手は帝國主義の大日本帝國とナチスドイツ第四帝國だぞ。そう上手くいかないだろう。今までのような威圧をかけた外交交渉は逆に大日本帝國を怒らせるだけだぞ」

 

ジョニー「日本みたいに友好的にいった方がいいか?」

 

補佐官「その方が宜しいかと」

 

ジョニー「後の問題はナチスの国家承認か。これに対して世論はどうだ?」

 

政府関係者「やはり前の大戦のナチスを思い浮かべるためあまり宜しくありません。それに民間からしてみれば大日本帝國やナチスドイツ第四帝國は以前謎の国家でありもしない噂がネットで流れている状態です。あと大日本帝國とナチスドイツ第四帝國が現れてからネオナチの活動が活発になっており、現にドイツではネオナチによる暴動も起きております」

 

ジョニー「あのじいさん (孫の手を振り回してた大頭領)もよく大頭領なんて続けるよな」

 

政府関係者「と言うより誰も大頭領職をやりたくないので仕方なく続けている、と言った方が正しいかと」

 

ジョニー「ネオナチか。我国内での動きはどうだ?」

 

政府関係者「まだ集会を行う程度でまだ暴動は起きてません」

 

ジョニー「日本の反応は?」

 

補佐官「CIAの報告によりますと大日本帝國と軍事同盟を結ぼうとする動きが水面下ですが確認されています」

 

ジョニー「つまり我々から大日本帝國に変えると」

 

補佐官「いいえ。今後も安保条約は続けるようです」

 

ジョニー「大日本帝國とナチスドイツ第四帝國…近いうちに国連に加盟するように勧めるか」

 

補佐官「大頭領、何故大日本帝國と国連に?」

 

ジョニー「もう大日本帝國の技術力は我々とは比べ物にならないくらいにまで進んでる。そして国連に加盟しなくてもその発言力は大きいだろう。特に中国を脅威と捉えてるインドや東南アジアではな。だから少しでも大日本帝國に好印象で迎えて、こちらの陣営に引きずり込めば」

 

補佐官「しかしロシアやイギリス等も同じことを考えているようで日本を通じて大日本帝國に接触しているようです」

 

ジョニー「では早い段階に大日本帝國に国連加盟をするように伝えろ!あの国は太平洋のど真ん中に位置する。もしロシアと軍事同盟を結んでみろ!太平洋のど真ん中にまでロシア軍が進駐するぞ!あのKGB出のハゲの大頭領の事だ!これを狙ってるのかも知れんぞ!なんとしても大日本帝國がロシア陣営に行くのを防げ!いいな!」

 

政府関係者「はい!」


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