日本国と大日本帝國 混じりあう二つの日本   作:アメリカ海兵隊

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対潜演習

防空演習が終わり午後に入り、本日最後の潜水艦追尾訓練に入った

 

戦艦 播磨 艦橋

 

士官「長官。まもなく追尾訓練が始まります」

 

吉村「最初は米軍からだっけな?」

 

士官「そうです」

 

吉村「よし。“海中の目”を起動させろ」

 

士官「ヨーソロー」

 

戦艦 播磨 CIC

 

士官「ヨーソロー!“海中の目”を起動させます」

 

戦艦 大和

 

士官「艦長!播磨から”海中の目“の起動命令が出ました!」

 

艦長「起動させろ」

 

士官「ヨーソロー!!」

 

戦艦 播磨 CIC

 

士官「どうだ?米軍の潜水艦は見つかったか?」

 

兵士「ええ。バッチリ見つかってます」

 

士官「何処に居る?」

 

兵士「艦隊の後方約24km深度250Mに1隻、本艦から右側に約29km深度190Mに1隻、本艦隊の斜め左下約19km深度300に2隻、本艦隊から斜め右上約26km深度216に1隻です」

 

士官「計5隻の潜水艦がお出迎えか。艦種は?」

 

兵士「オハイオ級が3隻、バージニア級が2隻です」

 

士官「中古品のお出ましか(※大日本帝國の世界では上記の二種類の潜水艦は全て退役しています)」

 

兵士「どうします?」

 

士官「とりあえず艦橋に居る司令部にこの事を報告だ」

 

兵士「ヨーソロー」

 

艦橋

 

士官「報告します。米軍潜水艦5隻探知したとの報告が来ました」

 

吉村「艦種は?」

 

士官「オハイオ級が3隻、バージニア級が2隻です」

 

吉村「中古品か(※同じことを言いますが大日本帝國の世界では上記の二種類の潜水艦は全て退役してます)」

 

士官「どうします?」

 

吉村「確か海上自衛隊だっけ?に獲物を奪われる前に狩ったが良いか?」

 

吉村が参謀の梅原の方を見る

 

梅原「自分は先手をうったほうが良いと思います」

 

吉村「わかった。米潜に近い駆逐艦に連絡。『アメリカ産の黒くじらを狩れ』だ」

 

士官「ヨーソロー」

 

艦隊の後方に居る大日本帝國海軍(第三艦隊所属)駆逐艦 不知火(しらぬい)

 

士官「艦長!聯合艦隊旗艦播磨より入電!」

 

艦長「読んでみろ」

 

士官「ハッ!『アメリカ産の黒くじらを狩れ』」

 

その時艦長を含む数人の士官の目が光った

 

艦長「黒くじらしだ」

 

士官「久々の獲物だ」

 

士官「今晩の飯はくじらに決まりだな」

 

そして米潜に近い大日本帝國海軍の駆逐艦が動き出した

 

米軍空母

 

士官「提督!大日本帝國の駆逐艦が我軍の潜水艦を探知した模様。駆逐艦が潜水艦に近づいてきます!!」

 

提督「バカな!まだ距離は有るだろ!何でわかったんだ!」

 

提督がそう叫んでるとき一人の士官が慌ててやって来た

 

士官「提督!後方に展開していたバージニア級撃沈判定!」

 

突然の撃沈判定の報告が来た そして更に

 

士官「右舷に展開していたオハイオ級撃沈判定!」

 

士官「右舷上に展開していたオハイオ級撃沈判定!」

 

士官「左舷下に展開していたバージニア級、オハイオ級撃沈判定

 

士官「潜水艦隊全滅!!」

 

提督「短時間で全滅か」

 

士官「提督。もしかしたら我々はとんでもない化け物を呼んでしまったのではないでしょうか?」

 

提督「ああ」


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