魔法少女リリカルなのは 集う英雄達    作:京勇樹

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ホテルアグスタ編 その4

場所 ホテルアグスタ付近

 

戦闘後のホテルアグスタ付近では、管理局本部から来た調査隊がガジェットやドールの残骸を回収していた

 

その近くでは、フォワード陣が周囲を警戒していた

 

だがその中で、ティアナが暗い表情をしていて、それにスバルが気づき

 

「ティアー、あの誤射は大丈夫だったから、気にしないで! 私も相手との直線上を走っちゃってたし」

 

スバルがそう励ますが、ティアナの表情は優れず

 

「ありがとう……ゴメン、少しの間だけ一人にしてくれるかしら?」

 

とティアナが言うと、スバルは数瞬躊躇ったが

 

「うん……わかった。それじゃあ、後でね」

 

と手を振りながら、スバルは離れた

 

その数秒後、ティアナは俯いて

 

「あたしは……あたしは……っ!」

 

と、涙を堪えて歯を食いしばった

 

◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 

その頃、ホテル内部では

 

「あ痛たたた……はやて、君は本当に遠距離型の騎士かい? あの威力は近距離型にも劣らないよ?」

 

とはやてのアイアンクローから解放されたヴェロッサが、側頭部をさすりながら語っていた

 

「フッフッフ……なのはちゃん直伝をナメたらあかんで?」

 

そんなヴェロッサの言葉に、はやては笑いながら拳を鳴らしている

 

すると、その騒動を止めた当麻が汗を垂らしながら

 

「なあ、さっきは何をしようとしたんだ?」

 

と、ヴェロッサに問い掛けた

 

するとヴェロッサは、苦笑いを浮かべながら

 

「ああ、思考捜査をしようとしたのさ」

 

と説明すると、当麻は首を傾げて

 

「思考捜査?」

 

と、頭上に?を浮かべた

 

すると、その疑問に答えるためか、はやてが

 

「ロッサの希少技能《レアスキル》なんよ。触れた相手の頭の中を読むことが出来るっちゅうな」

 

と当麻にも分かりやすいように、説明した

 

すると当麻は、納得した様子で

 

「ああ……だから、俺の右手で破壊されたのか」

 

と、手を叩いた

 

「そういうことだね。しかし話には聞いていたが、凄いね。幻想殺し《イマジンブレイカー》は」

 

と、ヴェロッサが関心した様子で頷いていると

 

「さて、ロッサ。なんで、当麻君に思考捜査をしようとしたんかなー?」

 

と、はやてが笑いながら問い掛けた

 

だが、そのはやての雰囲気は凄まじく、ヴェロッサからしてみれば、修羅に見えた

 

「い、いやね……はやての近くに現れた人物のことを知っとこうかと思っ……待って待って、ごめんなさい! だから、アイアンクローだけはぁぁぁぁ!?」

 

ヴェロッサが震えながら言うと、はやては笑顔のまま再びアイアンクローをかました

 

「フフフフ……そんな失礼なことを考えたんは、この頭かなぁぁぁ!?」

 

「グァァァァァ!?」

 

再びのその状況を当麻は、呆然と見ることしか出来なかった

 

◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 

再び場所は変わって、ホテル付近

 

そこでは、冬也とネギが調査隊からの話を聞いていた

 

そして聞き終わると、調査隊は再び調査に戻っていき、冬也とネギはホテルに戻ろうとした

 

すると、フェイトと金髪翠目の青年が近づいてきて

 

「冬也さん、ネギくん。私これからエリオ達の所に行かないといけないから、彼の護衛任務を引き継いでほしいんです」

 

「それは構わないが……」

 

「彼は?」

 

フェイトの話を聞いた二人は、男性の名前を問い掛けた

 

「うん。彼は、無限書庫の司書長のユーノ・スクライアさん。ユーノ、彼らは民間協力者の神代冬也さんとネギ・スプリングフィールド君」

 

とフェイトが互いに紹介すると、金髪の青年

 

ユーノ・スクライアが右手を出して

 

「はじめまして、無限書庫司書長のユーノ・スクライアです」

 

と挨拶すると、二人はああと呟いて

 

「貴方がなのはさんの言ってた方ですね? 僕は民間協力者のネギ・スプリングフィールドです」

 

「同じく、神代冬也だ」

 

と、順番に挨拶した

 

「それじゃあ、彼の護衛任務の引き継ぎをお願いしますね」

 

「はい、承りました」

 

「承知した」

 

フェイトは二人が頷くのを確認すると、エリオ達の居る方向に駆け出した

 

二人はフェイトを見送ると、ユーノに話しかけた

 

「貴方がなのはさんの師匠のユーノさんですか……」

 

「話には聞いている。優れた魔導士だとな」

 

二人がそう言うと、ユーノは苦い表情を浮かべ

 

「いえ、そんなことは……」

 

と、顔の前で手を振った

 

するとそれを見た冬也が、片眉を上げて

 

「なぜ、罪悪感を持っているのかな?」

 

と、ユーノに問い掛けた

 

問い掛けられたユーノは、一瞬驚き

 

「どうして……そう思ったんですか?」

 

と、冬也に問い掛けた

 

「先ほどなのはを見た時、悲しそうな表情をしたのと今の声音からな……これでも、無駄に生きてきたのでね」

 

と冬也が言うと、ユーノは顔を下に向けて

 

「……僕となのはが出会ったのは……十年前のことです……」

 

ポツポツと、語りだした

 

今から十年前、なのはが九歳のごく普通の少女だった時、ユーノは彼女と出会った

 

その時ユーノは、彼の一族が発掘したロストロギア

 

ジュエルシードを管理局に運ぶ途中で事故にあい、それがなのはの住む地域に落下してしまった

 

ユーノはそれを回収するために奮闘するも、負傷

 

素質ある人にしか聞こえないメッセージを飛ばして現れたのが、幼いなのはだった

 

その後なのははユーノの言葉に従い、レイジングハートを起動

 

ジュエルシードを封印した

 

しかし、ジュエルシードは一つだけではなく全部で二十一個あった

 

なのはは確実に一個ずつ、ジュエルシードを回収していった

 

だが、その途中で母親の命令でジュエルシードを回収しに来たフェイトと敵対

 

何回もジュエルシードを賭けて争い続けた

 

そしてなのはは、命懸けの実戦を繰り返していくうちにメキメキと腕を上げていき、フェイトとの決闘になのはは勝利した

 

だが、フェイトの実の母親

 

プレシア・テスタロッサがフェイトがアリシア・テスタロッサのクローンと告げた

 

そして、プレシア・テスタロッサはアリシアを蘇らせるために失われた都、〈アルハザード〉へと旅立つことを結構した

 

これを、なのはと当時協力関係になっていた時空管理局のリンディ・ハラオウンとクロノ・ハラオウンは止めるために、プレシアの本拠地であった時の庭園に突入

 

プレシアが召喚した自動人形を撃破しながら、プレシアと動力炉の下へと向かった

 

途中でフェイトが心身喪失状態から復帰してなのはと合流、共にプレシアの下へと向かった

 

フェイトはプレシアを説得しようとしたが、ブレシアはフェイトの説得を振り払い、アリシアの遺体の入ったカプセルと共に虚数空間へと消えていった

 

そして、フェイトは事件の裁判のために、使い魔のアルフと一緒に時空管理局本局へとリンディ達と共に向かうことになった

 

そして、なのはとフェイトは再会を約束して互いのリボンを交換して別れた

 

それから時は経ち、季節は春から冬へと変わった

 

この時すでに、少しずつ事態は動いていた

 

ある日、なのはとフェイトは再会した

 

しかし、それは平穏とは程遠かった

 

なのはは赤いゴスロリ調の騎士甲冑を纏った少女、ヴィータに襲撃されたのだ

 

フェイトとユーノ。そしてアルフはそれの援護のために、なのはの下へと駆けつけた

 

しかし、ヴィータの援護のために炎剣士シグナムと青い拳闘士のザフィーラが現れた

 

その後、六人は激しい空中戦を繰り広げていた

 

それを治癒と防御の結界の中から見ていたなのはは、傷を押して、自身の必殺技たるスターライト・ブレイカーを放とうとした

 

が、そのなのはの胸部を若草色の騎士甲冑を纏ったシャマルの腕が貫き、魔導士のコアたるリンカーコアを取り出された

 

そして、なのはのリンカーコアははやての持っていた魔導書

 

夜天の書、当時は闇の書と呼ばれていた

 

に蒐集された

 

そして、なのはは意識が朦朧とするなかスターライト・ブレイカーを放ち、その場で倒れた

 

それが理由でなのはは、数日間は前線から離れることになったが、リンディの提案に乗って、事件の解決に協力することとなった

 

なのはとレイジングハート、そしてフェイトのバルディッシュが治るまでの間はクロノと派遣されてきた管理局員が事件の対応に当たった

 

そんな中、レイジングハートとバルディッシュは自身から願い修理と同時に強化改修を行った

 

そして、レイジングとバルディッシュに行われた強化改修は

 

ベルカ式カートリッジシステムの搭載だった

 

このベルカ式カートリッジシステムは、フェイトやなのはの使うミッド式とは違う魔法

 

シグナム達の使うベルカ式で使うシステムだった

 

ミッド式は中遠距離戦を中心とした物に対して、ベルカ式は対人近距離戦を重視した魔法なのである

 

そのベルカ式魔法で使われているのが、ベルカ式カートリッジシステムだった

 

このカートリッジシステムは、弾丸の中に圧縮した魔力を封じ込めてあって、それを使用することにより、魔法の威力を爆発的に上げることが出来るのだ

 

だが、このカートリッジシステムは扱いが難しく、ミッド式魔法ではまだ安全性が確立されていなかった

 

それを利用することにより、なのは達はシグナム達と互角に戦えるようになった

 

だが、なのは達が戦っている間に時空管理局本局では提督であるグレアムとその双子使い魔のリーゼ達が暗躍していた

 

グレアムが画策していたのは、闇の書の封印だった

 

それ自体なら、ロストロギアに対する通常の措置だろう

 

だが、グレアムが行おうとしていたのは、はやて諸共、氷結させてそれを虚数空間の中に放棄するというものだった

 

グレアムはその為のデバイスも完成させ、リーゼ達に命じてなのは達の妨害すら行いフェイトのリンカーコアまでも蒐集させた

 

そして、一進一退で事態は進み

 

クリスマスの夜、ソレは起きてしまった

 

病院に入院していたはやての病室での、なのは達とシグナム達の邂逅

 

そして、病院屋上での戦い

 

その時なのは達は、シグナム達に重要な情報を教えようとした

 

だが、リーゼ達の攻撃によりなのは達とシグナム達は捕まり、シグナム達はリーゼ達の手により蒐集されてしまった

 

それにより闇の書は完成し、シグナム達のやっていた蒐集のことを知らなかったはやてはシグナム達が消えたことと、なのは達に変装したリーゼ達の言葉に絶望し、それが鍵となって闇の書の官制融合騎

 

この官制融合騎は後に、はやてが命名してリインフォースとなる

 

が覚醒し、はやての意識を乗っ取った

 

リーゼ達の仕掛けたバインドから脱出したなのは達は、この官制融合騎を止めるために交戦を開始するも、官制融合騎の圧倒的な力量に押された

 

その後も激戦は続き、官制融合騎はなのはの必殺技

 

スターライト・ブレイカーを放とうとしてきた

 

闇の書は、蒐集した魔導士の魔法を使うことが出来るのである

 

それを見たフェイトは、一度食らった経験からなのはの手を掴んで、官制融合騎から距離を取った

 

なのはのスターライト・ブレイカーは生半可なプロテクトでは防げず、距離を取って威力を弱めて防ぐしかないと判断したのだ

 

そして、官制融合騎から距離を取っていた時だった

 

バルディッシュが戦闘区域内たる封鎖結界内部に、一般人が取り残されていると告げた

 

二人はその一般人を守るために、その一般人の近くに着地

 

そして、見つけたのは

 

なのは、フェイト、はやての共通の友人たる月村すずかとアリサ・バニングスの二人だった

 

魔導士が展開する封鎖結界は、基本的に魔力を持つ者しか入れないのだが、ごくまれに一般人が巻き込まれる場合があるのだ

 

今回、アリサとすずかがそれに該当してしまったのだ

 

なのはとフェイトが二人を見つけたタイミングで、官制融合騎がスターライト・ブレイカーを放った

 

なのはとフェイトはそれを見ると、二人でそれぞれプロテクトを張ってその一撃を耐えた

 

そして、スターライト・ブレイカーが収まった後、エイミィの手によりアリサとすずかは封鎖結界から脱出した

 

そして再度の説得を行うが、官制融合騎は拒否

 

それを見かねたフェイトが切りかかるが、官制融合騎の手により闇の書の中に吸収されてしまった

 

それを見たなのはは動揺するが、エイミィが無事を伝えると持ち直して戦闘を再開した

 

なのはが戦っている間、闇の書に吸収されたフェイトは夢を見ていた

 

姉のアリシアが生きていて、消えたプレシアの使い魔だったリニスが優しくお越しに来てくれて、虚数空間に落ちた筈のプレシアが優しく笑いかけてくれた

 

それは、フェイトが夢見た光景だった

 

何度も願い、しかし、叶うことの無かった夢

 

フェイトはその夢で平穏に過ごすが、アリシアと二人きりになった時にその夢から出ることを告げた

 

そしてフェイトは、自身の相棒たるバルディッシュと共に現実世界へと舞い戻る

 

その頃、なのはは危機に陥っていた

 

なのはの放った砲撃はことごとく防がれ、官制融合騎からの攻撃によりなのははキズだらけになっていた

 

起死回生の一手もほとんど効果がなく、しかもなのはは一瞬の油断を突かれて、拘束された

 

官制融合騎は拘束したなのはに対して、巨大で歪な大剣を落とした

 

それがなのはに当たる直前、帰還したフェイトがその大剣をプラズマザンバーで両断した

 

その時、官制融合騎の中で眠っていたはやてにも変化が起きていた

 

フェイトが脱出した影響で、はやてが眠りから覚め、なにが起きたのか全て思い出したのだ

 

官制融合騎は再び眠るように懇願するが、はやてはそれを拒否

 

所有者権限を行使して、暴走していた防衛プログラムを停止させた

 

その時、管理局から駆けつけたユーノが停止している防衛プログラムを魔法で攻撃するように指示した

 

その指示を聞いた二人は、防衛プログラムに対してコンビネーション技

 

カラミティブラストを放った

 

それにより防衛プログラムは切り離しに成功して、はやてはシグナム達と共に帰還した

 

その時、リーゼ達とグレアム提督を拘束したクロノが到着

 

夜天の書を闇の書と呼ばせた原因

 

闇の書の闇をシグナム達と共に撃破することになった

 

そして、全員の技と時空管理局次元航行艦〈アースラ〉の共同作戦により闇の書の闇を消し去ることに成功した

 

だが、官制融合騎

 

リインフォースからの提案により、夜天の書を破壊することになった

 

それは悲しい別れだった

 

ようやく、幸せになれたリインフォースと、一人ではなくなったはやては会って間もなく、永遠の別れとなった

 

その後、なのは達は正式に管理局に所属

 

ユーノは、今回の件まで完全に放置されていた無限書庫の整理を手伝うことになった

 

そして時は経ち、ある日、悲劇が起きた

ある世界に赴いていたなのはが、未確認の敵の攻撃により重傷を負った

 

それまでなのはは、かなり無茶をしていたのだ

 

幼い頃から使っていた集束魔法と自己強化魔法

 

そして、ベルカ式カートリッジシステム

 

この三つにより、なのはの体には少しずつ疲労が蓄積していたのだ

 

その疲労が理由で魔法の威力が落ち、さらには、本人の動きを阻害した

 

本来のなのはならば、勝てたかもしれないし、避けられたかもしれない

 

だが、敵の攻撃を避けようとしたタイミングで体が動かなくなり、直撃をくらった

 

その敵は共に居たヴィータにより撃破されて、なのははすぐさま、本局の医療区画に運ばれた

 

そして、医師による懸命な治療を施されて、なのはは一命を取り留めた

 

だが、リンカーコアにキズが出来てしまった

 

リンカーコアはいまだに、未解明な器官で下手に手を出せなかった

 

そして、なのはは医師から告げられた一言を聞いて絶望した

 

それは、二度と空を飛べないかもしれないかもしれない

 

という、ことだった

 

それを聞いてからなのはは、周囲の人々も止めるほどのリハビリを始めた

 

まさしく、血反吐を吐く思いだったのだろう

 

そしてなのはは、そのリハビリの甲斐あって、再び空を飛べるようになった

 

◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 

「そして、今に至ります……」

 

長い語りが終わり、冬也とネギは沈黙していた

 

「なのはさんに、そんな過去があったんですね……」

 

「だが、それで納得がいった。時々なのはが体を庇う仕草をするのがな」

 

冬也の言葉にネギは頷くと、視線を冬也に向けて

 

「それに、なのはさんの教導もですね」

 

と言った

 

ネギの言葉に冬也は頷くと、ユーノを見て

 

「それで、ユーノはなのはが傷ついた理由を自分と思っているのかな?」

 

冬也の言葉に、ユーノは表情を歪め

 

「そう……ですね……なのはに魔法を教えなければ、なのはが傷つくことはなかったはずです……」

 

と、呟いた

 

「だが、お前が魔法を教えなければ、フェイトやはやてを助けられず、ここに居なかったはずだ」

 

冬也の言葉にユーノが顔を歪めていると、ネギが近づいて

 

「それに、そのことをきちんと話し合いましたか?」

 

と、ユーノに問い掛けた

 

すると、ユーノは首を振って

 

「僕にそんな資格は……」

 

と呟くが、ユーノの肩に冬也が手を置いて

 

「そんなもの、誰にだってあるし、誰にもない。それを言ったら、俺は生きてるだけで罪だ」

 

と言った

 

それを聞いたユーノは俯いて、拳を握った

 

すると、通信画面が開き

 

『現場調査と競売が終わったので、機動六課は撤収します! 総員、ヘリまで戻ってください!』

 

という、シャマルの指示が出された

 

そのタイミングで、三人の下にヴェロッサが来て、ユーノはヴェロッサと共に本局に戻ることになり、冬也とネギはヘリまで戻った

 

こうして、ホテル・アグスタの警備任務は幕を下ろした

 


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