テイルズオブフェイティア〜宿命を運命へと変えていくRPG〜 作:平泉
でも今までの話を振り返ってちょっと解説したり、みたいないわゆるコラムみたいなものでしょうか。
アルス、及びスヴィエート関連
第2部を跨ぐところで20歳の誕生日を迎えた。それに伴い空白であった皇帝の座に着任する。本人はいきなりの事でかなり驚いたが後には引けずいずれ来ることであった為覚悟を決めた模様。
前皇帝ヴォルフディア(サーチスの夫)は長年病を患っており、床に伏せていた(容易に想像出来るかもしれないが、これは人為的な政治操作であり、妻のサーチスが1枚絡んでいる)彼ら夫婦の前に愛情など既に無いに等しく、アロイスも抜け殻のような父親から愛情を感じた事はなく、早々に哀れに思っていた。
本編では一切出てこない過去の親世代ののでかなり可哀想な人物ではある。
アルスの1番のコンプレックスは、自分を見てもらえない事、親の七光りだどうの、または母親のスミラ関係でからかわれる事である。この経緯はアルスが士官学校に通っていた頃に形成される。どんなに頑張っても先代フレーリットの影がチラつき、親のおかげだと言われる反面、ほぼ完璧だった父と違い、何かムラがあると今度は母スミラとそっくりなつり目でいじられ、裏切り者の息子だと罵倒される。そんな士官学校生活に嫌気が指しホームシックで1度脱走したり、グレかけた事もある思春期を送っている(ハウエルとマーシャにやんわりと諭されたが)
彼の前で前スヴィエート家の話や親の話は家族関係者以外は厳禁。すると大抵ツーンと機嫌損ねる。それを第2部でルーシェがその話題にかすってしまい、アルスが一方的に勘違い。それでロダリアも入りかなりややこしくなり2人は完全な仲違いとなる。(正直この2人、ずっと仲がいいのも良かったが大喧嘩させたかった←)
無邪気な少女のクラリスと関わる事で少しだけ本来の己を取り戻したが仲直りまでは至らず、しかも母親と直接会った為さらに何かをこじらせてしまう中二病(高2?)を発動させてしまう。
サーチス従兄弟叔母の事は昔から苦手意識が取れず、ちょっと恐怖感を感じていた(無理もない)
両親への好感度は物語当初は、
父10割母0割、だったが母スミラの死の真実を知って、深い愛を受け取り成長した後は父4割母6割と見事逆転する(父フレーリットかわいそう)
オメメが今オッドアイになってる。お母さんとお揃いでの赤い右目、左の銀の目。元々はどっち赤色だが銀色であるのは瞳に封印された記憶の殆どが開放された為。
フレーリットに関してはその夢のせいで精霊がいることも、戦争の事も少し知っていた。本人がそれを見てどう思っていたのかは不明。
欠けていたのはラオの方に記憶エヴィが行ったサイラスが死んだ時の記憶。
氷の剣で刺された事はまさか実の父に殺されかけるなんて思いもよらず、しかも純粋に痛かった為、普通に根に持っている(痛かったというレベルじゃないが)
フレーリットにとってスミラは生きる糧なので仕方がない(笑)
余談だけどアルスの第三秘奥義、黎明彩華・菫(れいめいさいか・すみれ)は母の花弁メッセージを聞いた後に習得するイベント習得型秘奥義。黎明は親子の和解の夜明け、明け方を意味し、彩花はその名の通り花。
黎明彩る花は菫(スミラ)なり。
みたいな?
読み方はスミレだけど。
父親のフレーリットの秘奥義は氷輪梅花・菫(ひょうりんばいか・すみら)と読む。技名、しかも秘奥義に妻の名前まんま入れちゃうフレーリット。スミラ大好きですねコイツら。
ルーシェの事が今では大好きです、ハイ
愛してます。でも彼らが無事2人仲良くハッピーエンド~♡になるのかは……?
ルーシェ
天真爛漫、天然の少女ルーシェ。
彼女は本編で語られたとおり捨て子である。赤ん坊の頃ナイフと共に籠に入れられ、アンジェリーク宿屋前に置き去りにされた。しかしルーシェは宿屋の前、しかも夫を無くし、子供の産めない体のシューラの女将の元に置き去りにしたと言う事は少なからず苦渋の決断だったのではと悟っている賢い子。下町では良くあることではあるし、環境故に仕方がなかったのだと思っている。それに自らの環境に不幸だと思ったことは一度も無い。何不自由なく他の下町住民に愛されながら育った恵まれた娘……ではある(今のところ、は)
しかしながら治癒術が使える事に関しては一生持つ悩みの種だと思っている。これのおかげで救われた人もいると思う反面、このせいで昔は戦争が泥沼化したという話も聞かされている。更に今は使える人物自体が希少価値で、命の危険に晒される力でもあるので使い方には注意しなければならない(と、思ってはいるのだがついつい他人のために使ってしまう)
彼女は治癒術が使えるだけの力ではない事が旅の中で判明している。
・精霊イフリートの力を無効化(触られても平気、ガットは火傷した
・精霊クロノスの力を無効化し、時を戻す力を使えなくする
・精霊が憑依できる体質、される体質
・アルスと同じく高い再生能力を持っているが、カヤに斬りつけられた時は発動しなかった(でも昔から元々少しの傷なら治りは早かった)
・本気出せば一切の光術を吸収し、無効化
以下の事から徐々に力が強くなっていってる(開放されてると行ったほうが正しいか)
彼女の詳細は3部で大体明かされるよ(*′ω′)b
アルスの事はもう2部だと普通に好き。クラリスに言われて初めて自覚するどちゃくそ鈍感っぷり。でもなんだかんだ言ってアルスの事が大好きである。
ガット
2部で治癒術が使える理由について判明したガット。この経緯からあまり自分の治癒術に関して自信を持っておらず進んで使おうとはしない。でも仲間の為なら躊躇わず使う。旅で培った仲間達との絆、思い出は大切であり、もう彼にとって仲間を失う事はイコールまた孤独に逆戻りであり死である。
ガットについては出生が今は不明。スヴィエート人でもないしロピアス人でもないしアジェス人でもない。
リオとトレイルは年上でいつも彼らの後ろにくっついていた。弟分であった。彼らの事は本当の姉、兄のように慕い懐いていた。彼らとの生活の物語はいずれ書くかも知れません。
ロダリア
謎大き人物。彼女についてはまだぜんっぜん語れません。
フィル
左目が潰れており見えない。傷は痛々しく糸で縫われている。傍から見ると年相応の少女で可愛いし、笑えばそれなりに可愛がられるような容姿してるのにニヤりと憎たらしげに笑ったり生意気だったり無礼だったりと随分ひねくれている。実は凄く寂しがり屋で1人になりたくないだけ。孤独を酷く嫌がる。その気持ちを組んでくれたルーシェに対して絶大に懐いている。ロダリアの次に信用している。
性格に関してはまだまだ子供だが、大人ぶって難しい言葉を使いたがったり何かと背伸びしたがる。依存、心の拠り所であった師匠(ロダリア)に裏切られ深く心を抉られるが、辛い事の連続だったガット、母と和解したアルスの姿を見て、全て自分の目で見て、自分で真実を確かめると決意する。
ラオ
2部にて彼の過去が明らかになりました。
ゾンビで蘇って首の傷、首がもげるのはこういった経緯があるからです。体もエヴィで出来ていますが、ルーシェの力によるものや、アルスとエヴィを共有したり(共にいることで)だいぶ身体を構造するエヴィが安定してきています。徐々に人間に近くなっている感じですね。でも決して人間ではありませんが。
彼とサイラスの間のテーマはストレートに国や身分を超えた友情です。テイルズの設定上言語設定は共通ですが、やはり異国の者達の友情というのは熱いですね。友を助け、庇って罪を擦り付けられ死んだラオですが、運命なのか宿命なのか、孫のアルスと出会って、そして会いたがっていたサイラスの息子のフレーリットと会って(殺されかけられましたが)
色々と感慨深かったと思います。
ラオが女の子だったらヤバイですね。でも悲恋になりそう。だってアジェス人と交わるのは絶対に許されないだろうから(´∀`)
友情はセーフ。男同士のなんか、軽いノリも含めつつ友情を書きたかったんです。戦闘能力が全盛期時代ではないとは言えフレーリットと10秒ぐらいタイマンで互角に戦うあたり体術に関してはかなり身軽で優れているでしょう。NARUTO的体術みたいな感じで
ノイン
影が薄い
煙管吸ってる。賭け事に関してはめっぽう強く、イカサマは得意。
戦闘、特に術に関してはエキスパート。術アタッカーである。誰かに似てるとか言うけどもう少し伏線分かりやすいように貼ったりもう少し出番出せなかったのかとちょっと後悔してるので、書き直した時とかに追加できたらいいなぁとは思ってる。正真正銘のロリコンで普段は紳士ぶってるが幼女の前になると豹変するので仲間からは白い目で見られている(フィルは慣れている)
カヤ
序盤の展開を広げさせる(引っかき回す?)女盗賊カヤ。世界を回りつつ、リザーガの情報兼、村を救う手立て、古文書について調べていた。物資が圧倒的に不足している村の危機を救うため祖母には商人をやっていると嘘をつき、悪徳業者や詐欺師、リザーガ等から金目の物を奪い、仕送りにしていた。
若干のネタバレになりますが、解説した方がいいと思ったことを述べます。
カヤの田舎故郷ソガラに物資が行き渡らなかったのは、アジェス政府がスヴィエートに結ばされた密約が枷となっているため
密約について語られている場面は118話「処刑執行」の話にて。
具体的に説明すると、アルス達が序盤予想したとおり、アジェス政府とリザーガは繋がっています。スヴィエートとロピアス間で戦争が始まると必ず物資が不足します。
密約というのはつまり、
・アジェスの物資をロピアスには内密にスヴィエートに横流しをする。
・また、国際社会的には中立の立場を保ちつつ秘密裏にスヴィエートに協力しろ。
これらを承認しなければアジェス人(ラオ)による皇帝暗殺事件を大々的に公表し、長らく守ってきた中立という立場から引きずり下ろして武力攻撃も厭わない、という感じです。だからアジェスはソガラを見捨て物資を掻き集め、それにリザーガも便乗しつつ、サポートしていた、という感じです。リザーガの指導者はサーチスなので、当然ですね。
フレーリットは当然これを知っています。しかし、誰にも口外した事はありません。密かに文面で知り、信用した人物にだけこれを共有させました。これ程有利な密約を彼は利用しない手はないのでアジェスを経由してバレないように簡単に陸伝いにロピアス本土に上陸出来たんですね。だから20年前では、ノインがいた海辺のカジノの街ラメントがスヴィエート軍によって陥落されているんです。
アルスはこれを知りません。まだ記憶の夢で見ていないですし、密約なので本当に国の上位の人物しか知らないです。サーチスは知っています。でも口にはしないです。元老院や軍もフレーリットから口止めされています。息子に戦争に結びつく血なまぐさいワードに関わらせたく無かったのでしょう。事実彼が戦争を早々と終わらせたのは妻と子の為です。
この密約のそもそもの原因はラオなので、関節的にラオのせい、そしてアルスの先祖のせいでカヤの村が苦しんでいる、という事に繋がる事実。
クラリス
20年前に出会った少女の正体。アルスから貰ったクラリネットを大事に持っている。基本的きままに活動している音楽家、作曲家で、天才的に音楽に関しては優れている。一番得意な楽器はクラリネットで本業だが、大体の楽器なら触ってきたため、オールマイティにこなせる。
弟も姉に憧れ追いかけ、指揮者となり楽団を作る。(曲は姉の途中放棄された曲をアレンジしたりパクったりしている。作曲もできるが姉にはまだまだ及ばない感じ)
2人でロピアスとアジェスを旅していた。いずれスヴィエートにも行く予定だったが、アルス達と20年越しの再会を果たす。実は未だアルスの事が普通に好きでルーシェに気を利かせて見えるところでは一線を引いているが、気持ちはまだ変わっていないし諦めていない。完全に振られるまで片思い中。切ないので、きちんと気持ちに整理をつける、とは決意している(3部で書きます)