インフィニット・ストラトス 蒼き雷光 更新凍結   作:09e16

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原作との違いがあるかもしれませんが予めご了承ください。

アンチ対象
???

今回は原作でもオミットされているあの行事の話です。
考えてみるとIS学園の場合
日程決めるのが難しいんですよね…
トーナメントと臨海学校が近すぎるんですよ。
六月中旬にトーナメントならまだ何とかなるのになあ…

後今回は予習編ということで
定期考査についてあるキャラに教えたりするのと
テスト前勉強の様子を軽くやっていきます。

後本作における赤点=30点以下だと思ってください。


幕間 激闘・期末考査!!
予習編


7月14日(月)

昼休み

IS学園校舎屋上にて

 

どうも読者のみなさん。

織斑一夏です。

さて皆さん…

【定期考査】って覚えていらっしゃいます?

ええこの学園にもあるんですが…

 

「なあ…カイト頼み事していいか?」

 

「…ノート見せてくれとかは無しだぞ。

まあ…

テスト勉強を見てやるのは大丈夫だが。」

 

「…ありがてえ。

マジでありがてえ。」

 

そう話す二人を見て

他のメンバーは…

 

+++

 

セシリアとシャルロットの場合

 

「一夏さん…

まああの点数では仕方ないですけど。」

 

その光景を見ていたセシリアは頭を抱えていた。

まあ事情が分かるから仕方ないと彼女は思っていたが。

そしてそれを見ていたシャルロットは

セシリアにどうだったのか質問する。

 

「…そんなに酷かったの?」

 

「ええ…運よく赤点はありませんでしたけどね。

まあ行事関係に取られて

勉強できる時間がなかったようですし…

それに元々そこまで授業が難しくない

学校に行く予定だったそうなので…

そもそも他の生徒と比べるとそこまで頭が…」

 

顔をげっそりとさせながら答えたセシリアに

シャルロットは顔を強張らせる。

(うわぁ…)

それでも彼女は怖いもの見たさにさらに質問を重ねた。

 

「具体的にというか合計で何点だったの?」

 

「お耳を拝借して…

ゴニョゴニョ」

 

「…ギリギリだねホントに。」

 

(参考までに中間・期末ともに対象教科は

日本語・英語・数学・社会・理科の俗称【5教科】に

IS理論とIS法務知識のIS座学2教科をプラスした

合計7教科である。

ちなみに一夏は5教科はまだマシだったが…

IS座学に関しては赤点じゃないだけ…

IS座学はマークシート方式だったので

勘でもそれなりに答える事が出来るのだ。

…運が良ければの話だが。)

 

+++

 

ヒビキと簪の場合

 

ヒビキは困惑していた。

一夏がそこまで感激する理由が分からなかったからだ。

そのため隣にいた簪にそのことを質問した。

 

「中間のときにはまだ転校してなかったから

分からないんだけどさあ…

そんなに赤点になるのってヤバいの?」

 

「うんとね…

期末が21日で

その次の22日を全部使って…

テストの採点をするの。

それで23日に返却したら…

その翌日には終業式なの。」

 

そう聞いたヒビキは考え込む…

それだけならあそこまで感激する理由として弱いからだ。

そして…

 

「あれ…?

じゃあもし赤点だったら…

補修で夏休み実質なしになるの!?」

 

「そう言うこと…

たしか織斑君って

夏休みを利用して鈴ちゃんや

ボーデヴィッヒさんと一緒に

ドイツ旅行するって言っていたから…」

 

「なおさら赤点取るわけにはいかないと…

大変だなあ一夏の奴。」

 

他人事のように言っているが…

ヒビキも大変な目に逢うことになる。

 

+++

 

ラウラと鈴の場合

 

それを見ていた鈴は苦笑いしながら納得していた。

 

「…そう言えば来週の頭から期末考査か。

一夏の場合は確かに勉強見てもらわなければヤバいもんねえ…

中間が赤点近いのばっかだったし。」

 

そう言う鈴の顔を見ながらラウラは首をかしげた…

そしてとても不思議そうにこう言い放った。

 

「期末考査?

本妻殿…

なんですかそれは?」

 

「…はい?」

 

一瞬目が点になった鈴だが…

 

「…はぁぁぁぁぁぁ!!!!

ラウラあんた期末考査知らないの!?」

 

そしてその驚愕の叫びを聞いた全員で

ラウラに定期考査についての説明を行った。

 

+++

数分後

 

「…すまない柊。

私も頼めないか?

テストなど知らなかったから少し自信がない。」

 

「…どうせなら全員で合同勉強会でもするか。」

そうカイトは疲れ果てた声で言った。

 

そして…

 

「一夏ァ!!

あんたねえ…

IS理論の基礎知識が駄目駄目じゃないの!!

…こりゃあカイトだけだったら赤点確実だったわね。

とりあえず残りの一週間で出来る限り詰め込むわよ!!」

「りょ…了解。」

 

「ヒビキよ…

お前日本語の教科に関しては

とりあえず本をたくさん読んで

日本語の文法を理解しろ。

それ以外は何とかなるだろう。

…ノルマは一日で文庫本3冊だ。」

「わ…分かった。」

 

「ラウラは…

授業内容もきちんと理解しているみたいだし

何とかなると思うよ?

…たぶんだけどね。」

「多分とは…

さすがに怖いな。」

 

「カイトさん…

漢字の書き取りが異常にひどくありませんか!?

何で読書好きなのに日本語の点数が低いのかと思ったら…

ここで足をひっぱていたんですね。」

「どうも漢字は書くのがド下手なんだよなあ…

読解力には自信あるんだがなあ。」

 

この一週間で一気に詰め込み…

テスト当日を迎える。

 

TO BE CONTINUED.




お待たせしました。
期末考査・予習編です。

本作ではラウラは学校に通ったことがない…
それどころか戸籍すら存在していなかったとしております。
…ドイツの法律を調べると
そうでもなければ小さいころから軍人とかムリです。

次回はテスト当日のお話しを【実践編】として投稿する予定です。

本作では皆様のご感想やご意見及び誤字脱字報告をお待ちしております。

それではまた次回の更新で逢いましょう。
よき一週間をお過ごしください。

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