インフィニット・ストラトス 蒼き雷光 更新凍結   作:09e16

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本作はインフィニット・ストラトスの二次創作です。
原作との違いがあるかもしれませんが予めご了承ください。
今回より主人公以外のオリキャラが登場いたします。
また前回の感想で「何故イスルギ重工?マオ・インダストリーじゃないの?」と聞かれたので
こちらでも回答いたしますが、
主人公機を開発した企業は「日本に本社を持つ国際企業」にする予定だったので、
名前からして中国かアメリカの企業である「マオ・インダストリー」ではなく、
日本系の名前である「イスルギ重工」にいたしました。
…個人的にアクセルさんの身体能力にツッコミ入れる人が
いないのに驚いています。




プロローグ03 「その名は『蒼雷』」

ISを起動させてしまったカイトに迫る暗殺の魔の手。

窮地に陥った彼を救ったのは彼の叔父にあたる青年「アクセル・アルマー」と

彼の実の父親である「柊響介」であった。

その後暗殺者を駆け付けた警官に引き渡した三人は

事情聴取を受けた後、

アクセルが用意した車でとある場所へ移動していた。

 

移動中の車内にて

「…まず一つ聞きたいことがある。

親父とアクセルさんはいったい何者なんだ?」

運転中のアクセルと助手席の響介に対し

後部座席からカイトはそう問いかけた。

それに対し響介はどこか悲しげな顔で答えた。

「…お前には知らずに育ってほしかったが…仕方ないか。

…カイト、俺とエクセレンの昔の仕事について教えてなかったな。」

「そういえば親父たちって前の職場で知り合ったんだよな?

どこで働いていたんだ?」

「…戦場だよ。

俺とエクセレンは元傭兵で、

アクセルは傭兵部隊『シャドウ・ミラー』の隊長だ。」

その言葉を聞いたカイトは一瞬凍りついた後、

どこか恐ろしげな表情で質問した。

「…親父と母さんが傭兵だったのはいいとして、

アクセルさんが傭兵部隊の隊長ってマジで?」

その言葉にアクセルは苦笑しながら返答した。

「おいおい俺が隊長じゃいけないのかよ。」

「だってアクセルさんっていつもボケているイメージだし。」

「あー確かにお前の前だと気が抜けて地になるからな。

っとそろそろ目的地に着くぞ。」

その言葉にカイトは前方を確認した。

そこには大きな研究施設が存在していた。

「Isurugi Heavy Industry-1ST Laboratory?

どこかの企業の施設みたいだけど。」

カイトの問いかけに響介が答えた。

「正式にはイスルギ重工第一研究所。

日本に本社を置く国際企業

『イスルギ重工』が保有する研究施設の一つだ。

そろそろ駐車場に着く、

続きはまた後でな。」

 

+++

 

数分後

イスルギ重工第一研究所内

第六格納庫にて

…親父たちに連れられてここまで来たが、

いったい何が目的なんだ?

ん?

誰か来るな。

「いやー遅れてすまない。

会議が長引いてね。」

…スーツに白衣を羽織った男がやってきた。

「おっとカイト君への自己紹介がまだだったな。

僕の名前は『石動隼人』(いするぎ はやと)。

このイスルギ重工で社長をしています。

これからよろしくね。」

…これから?

「あれ?

お父さんたちから聞いてない?

君のISをうちの会社で開発することになっているのだけれど。」

「…ありがとうございます。

しかしいいのですか?

俺ここに来る前にころされそうになったのですが。」

「そこら辺は大丈夫、

むしろ今日からこの研究所で君を保護するから。」

…わからない。

この人がなんで俺にここまでしてくれるのかが

全くわからない。

「なんでここまでしてくれるのか分からないって顔しているね。

実は君のお父さんたちには昔助けられたことがあってね。

言って見れば僕なりの恩返しかな。」

…親父たち昔何したんだ?

「そうそう。

君のISなんだけど実は機体の外装はほぼ完成しているから

一度見てみる?」

…もちろん!

「OK!

それじゃあ今から持ってくるね。」

後ろの壁が開いて蒼いコンテナが

こちらに向かってくる。

「このコンテナの中に格納されているのが

わが社の開発した第三世代IS『蒼雷』だよ。」

『蒼雷』?

蒼い雷ねえ。

「それじゃあOPEN。」

コンテナが開き中から蒼い全身装甲のISが現れた。

「カイト君感想はどうかな?」

…感想?

決まっている。

「…綺麗です。

本当に俺がこいつを使ってもいいんですか?」

「ああもちろん!

この子は君のためのISいや

君の相棒なんだ。」

その言葉を聞いたカイトは蒼雷に触れた。

「よろしくな相棒!」

TO BE CONTINUED.

 

 

次回予告

推奨BGM「鋼鉄の孤狼」

柊カイトだ。

今回からは次回予告を

登場人物が行っていく。

蒼雷との出会いから数カ月後。

俺はIS学院に入学することになる。

そしてもう一人の男性操縦者にであうわけだが…

次回

インフィニット・ストラトス蒼き雷光

第1話

「柊カイトIS学園に立つ」

どんな敵も打ち砕くのみ!




お待たせいたしました。
少し遅れましたがプロローグ03完成いたしました。
今回出てきたオリキャラ「石動隼人」は
原作のイスルギ重工との違いを出すためのキャラクターです。
…彼実はミツコ・イスルギのお兄さんだっていったら信じます?
次回については来週中には投稿いたしますのでしばしお待ちください。

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