インフィニット・ストラトス 蒼き雷光 更新凍結   作:09e16

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本作はインフィニット・ストラトスの二次創作です。
原作との違いがあるかもしれませんが予めご了承ください。

アンチ対象
なし

久しぶりの完全オリジナル戦闘回です。
…カイトの活躍にご注目ください。

…ある意味親子対決?



第三十六話「ロスト・ウィングス/堕ちる雷光」

前回ラストから数分後

謎の反応が発生した座標にて

 

「…ここか?

何もないようだが…」

 

目的の座標に到着したカイトだが…

その周辺には何も見えず

レーダーにも反応はなかった。

しかし…

 

(…!?

何だこの気配は!?)

 

突如としてカイトが感じた気配…

その正体は…

 

『目標…確認

コレヨリ試験ヲ開始シマス』

 

どこからかその声が聞こえると

同時にカイトは瞬時に上昇した!!

 

そして上昇前にカイトがいた

空間を弾丸が通りぬけていく!!

 

「くっ!?

どこから攻撃してきた!?

…そこか!!」

 

回避したカイトは瞬時に何者かが隠れているであろう

場所へとクロスシューターで攻撃した!!

…そこには確かに攻撃してきた存在がいた

しかしその存在の姿を見てカイトは凍りついた。

なぜならば…

 

「アルト…アイゼンだと!?

いや…似ているだけか?」

そう彼の父親の愛機…

【アルトアイゼン】に酷似した外見の存在だったのだ。

 

『損傷…軽微

試験ヲ続行シマス』

 

驚愕しているカイトをよそに

その存在は攻撃を再度仕掛ける。

今度は突進して右腕を叩きつけようとしていた!!

 

「んな!?

…まさかステークまであんのかよ!?」

そう言いながらカイトは紙一重で回避しようとする。

しかし…

この時カイトは正面に集中していたために

それに気付くことができなかった…

 

「ぐはぁ!?

な…

後ろからの攻撃だと!?」

その無防備な背中を後方からの狙撃が襲ったのだ!

 

「一体何が攻撃を…

ちょっ…そっちもかよ!?」

 

彼を後方から狙撃した存在…

それは彼の母親のかつての愛機…

【ヴァイスリッター】に酷似した外見の存在だった!?

 

「親父と母さんと戦っているようなものか…

ははは…これ勝てんのかな。」

 

自身の両親の愛機に酷似した外見の存在と1人で戦う

この光景を見てカイトの心は…

折れてしまった。

 

は?と思った方に聞きたいが…

まだ彼は高校1年生であることをお忘れか?

その上彼の両親は一応世界的にも上位のパイロットである…

そして彼は両親から愛されて育ち

その心は大人びているところはあるとはいえ

まだ年相応の幼さもあるのだ…

現在のカイトは【両親から攻撃された】ような

錯覚をしてしまった状態である。

これに彼の心は耐える事が出来ずに…

折れてしまったのだ。

 

そしてそれを見逃すほどこの存在は甘くない。

 

『目標ノ戦闘意欲低下ヲ確認』

『コレヨリ目標ノ処理ヲ開始スル』

 

そういうとともにカイトを挟むような形で

展開し…

アレを思わせる連携攻撃を叩きこむ!!

 

まずはアイゼンタイプが突進し

右腕のブレードで何度も殴打!!

その後アッパーでカイトを打ち上げる!!

 

「この攻撃パターン…

まさか!?」

 

そうして上空に打ち上げられたカイトを

ヴァイスタイプが連射して身動きをとれないようにする!!

そしてそのままアイゼンタイプと共に突進し…

カイトを貫いた!!

 

「…畜生。

いや…オレのミスだな。」

 

そう呟くと同時にカイトは…

海へと墜落した。

 

丁度その頃…

前線司令部で待機していたセシリアとシャルロットの二人は

ある不安を感じていた。

 

【カイトともう会えなくなるんじゃないか】…

そんな不安を。

 

そして銀の福音めがけて飛行中の一夏も

カイトが撃墜されたと同時に

背筋に悪寒が走っていた…

 

「カイト…

死ぬんじゃねえぞ。」

 

そして沈みゆくカイトは…

 

(オレの…馬鹿野郎。

相手は親父たちじゃねえのに…

怖がってるんじゃねえよ…)

 

そう思いながら彼は海中へと静かに沈んでいった…

 

TO BE CONTINUED.

 

 

次回予告

ついに銀の福音と接触した一夏達…

だが篠ノ之の機体に隠されていたシステムが起動し…

最悪の結末を迎える!!

 

次回

インフィニット・ストラトス蒼き雷光

 

「ロスト・ウィングス/狂乱の紅刃」

…その刃は誰のためにある…

 




お待たせしました。
第36話完成いたしました。

今回はカイトがついに撃墜されてしまいました。
彼の命はどうなるのか?
それはこの先のお楽しみです。
そして次回は一夏に危機が迫り…
ついに一線を超えてしまう人物が登場します。
さあ次回もしっかりとご覧ください。

本作では皆様のご感想やご意見及び誤字脱字報告をお待ちしております。

それではまた次回の更新で逢いましょう。
よき一週間をお過ごしください。



以下この先の予言
PDIJUBSVSBJLPVIB…
BPLJIJLBSJXPNBUPJUFTIJOTFJTVSV!!

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