インフィニット・ストラトス 蒼き雷光 更新凍結   作:09e16

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本作はインフィニット・ストラトスの二次創作です。
原作との違いがあるかもしれませんが予めご了承ください。

アンチ対象
篠ノ之箒

本作での彼女は
1 両親とは小学生のころから会えない。
2 幼馴染からは見捨てられる。
3 クラスメイトから嫌われている。
などが重なりかなり病んでいます。

後カイトの意外な弱点が明らかに…
これ実は私もそうだったんですよね。
まあここまでの失敗は運よくしませんでしたけど。
日光に行った時は危なかったですけどね。


第三十二話「ブラック・オーシャン」

7月7日(月曜日)午前10時半頃

旅館【花月荘】前にて

 

バスに乗って約2時間…

ようやく目的地の旅館に着いたんだが…

 

「やっと着いた…うっぷ。」

「カイト…大丈夫?」

「大丈夫…慣れてるから。」

 

車酔いする体質なのに酔い止めを飲み忘れるとか…

あ・やべ吐きそう…

 

この後旅館の前でカイトが吐いてしまい

その後始末に数分かかった。

 

+++

数分後

 

「すいません女将。

ただでさえ今年は男子生徒がいる関係で部屋割りが大変なのに…

吐瀉物の片づけをすることになって。」

「いえいいんですよ織斑先生。

まああの生徒さんは気の毒でしたけどね。」

 

柊が吐いてしまった後私は旅館の従業員で協力して

何とか後始末を行った。

 

吐いてしまった柊は大丈夫だと言っていたが

念のために今日1日は安静にしていることを言い渡した。

本人は泳げない事が少し悔しそうだったが

旅館の方に迷惑をかけた自分に対しての罰として受け止めていた。

 

「まああの状態ならば大丈夫でしょう。」

「ええそうですわね。」

 

…二人ともしっかり見張っていてくれよ。

 

+++

その頃海岸では…

 

「「「「海だー」」」」

「元気だなー皆。

…二人とも放してくれません?」

「「ダメ(です)!!」」

 

…海にはしゃぐ他の生徒たちとは異なり

カイトは両腕をセシリアとシャルロットに抱え込まれた状態で

その様子を少し離れたところから見ていた。

 

「さすがに泳がないからさあ…

頼むから放してくれよ。」

 

半分泣きながら頼み込むカイトだが…

 

「織斑先生から見張っていろと言われたので…」

「絶対に放さないからね!!」

 

二人に即座に否定される。

 

それを見ていた一夏とヒビキは…

「…アレってうらやましいのか?」

「…どうなんだろうな?」

 

【水着姿の女子二人と腕を組んでいる】カイトの様子が羨ましいのか

それともかわいそうなのかしきりに考えていた。

 

+++

その頃…

他の生徒たちがいる海岸から少し離れた場所に

篠ノ之箒はいた。

 

「何故なんだ一夏…

何で私の気持ちを理解してくれないんだ?

お前を真に愛しているのは私だけだと言うのに…」

 

そう妄言を吐きながら彼女は一人海を眺めていた。

そこに…

 

「ああやっと見つけた。

篠ノ之箒さんでよろしいですか?」

「?そうですが…」

 

一人の女性が彼女の前に現れた。

 

「私【巻野レイ】と言いまして…

あなたのお姉さんからプレゼントを預かっています。」

「…あの人からプレゼントを?」

 

訝しげに問いかける箒にたいして

その女性は…

「ええ…第4世代型のISというプレゼントをね。」

と軽く答えた。

 

「…第4世代?」

「ええ第4世代ですよ。

…もしかして有難迷惑でしたか?」

 

そう悲しげに問いかける彼女だが…

 

「いえいえ!!

少し驚いただけです。

喜んで使わせてもらいます。」

(これさえあれば…一夏を取り戻せる!!)

 

お礼を言うと同時にひったくるように受け取って

箒は一人その場を後にした。

 

箒がその場を去った後その女性は凶悪な顔つきになると

吐き捨てるように言い放つ。

 

「ばーか。

そいつは確かに第4世代型だがなあ…

あたしたち【亡国機業】の開発した機体だよ!!

せいぜいがんばってくれよ…

モルモットちゃん。」

 

そう言うとともにその女性は突如としてその場から消え去った…

 

TO BE CONTINUED.

 

 

次回予告

日も沈み夜になった後

俺たち男子は三人そろって風呂に入りながら

誰が好きなのかを話し合う。

その頃織斑先生たちの部屋でも…

 

次回

インフィニット・ストラトス蒼き雷光

「恋愛模様」

篠ノ之は出ないよ?

 




お待たせしました。
第32話完成いたしました。

私高校に入る少し前までは車酔いが酷くて
学校の行事でバスに乗る際はいつも酔い止めを飲んでいました。
今回カイトがやったようにリバースすることはありませんでしたが、
いろは坂の時はまじできつかったです。
なおプロローグでカイトが酔わなかったのは
酔い止め代わりに飴玉を口に入れていたからです。
ちなみにこれも私の経験から来ています。

さーて巻野レイと名乗っていたこの女性…
一体何ータムなんだ?(棒)

本作では皆様のご感想やご意見及び誤字脱字報告をお待ちしております。

それではまた次回の更新で逢いましょう。
よき一週間をお過ごしください。

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