インフィニット・ストラトス 蒼き雷光 更新凍結   作:09e16

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本作はインフィニット・ストラトスの二次創作です。
原作との違いがあるかもしれませんが予めご了承ください。

アンチ対象
篠ノ之箒?
(前回のその後の顛末)


色々あって精神的に参っていましたが
感想で応援してくださった方がいたので
これからもがんばっていこうと思います。

また今回は次回予告を
私が知る中でも特にカッコイイヒーローの
パロディにしました。

仮面ライダー 黒いボディー♪
仮面ライダー 真っ赤な目♪



第十四話「白式!新生!!」

4月20日(日)

イスルギ重工第一研究所内

第7格納庫にて

 

鈴が篠ノ之に襲われてから4日が経った。

あの後篠ノ之の行動が学園全体に流れ、

翌日には生徒一同から厳罰を求める署名が提出された。

 

…学園側もそれをしぶしぶ受け入れ

今度は『2ヶ月間の監視及び奉仕活動』が篠ノ之に言い渡された。

さらには剣道部からも除名処分となった。

 

さてと、あいつに関してはこれくらいにして、

今の状況を話そう。

 

金曜日の授業が終わった後

また学校を訪れたレモンさんに

白式を預けた。

 

その後日曜になり白式の改修が終わったと連絡が入ったので

俺はカイトと共にイスルギの研究施設を訪れていた。

 

「一夏君おまたせ。

これがあなた用に改修した白式…

その名も『白式・改』(びゃくしき・かい)よ。」

 

…原型がほとんど残ってない!?

「改修!?

前の面影が全くと言ってないんですけど!?」

「そりゃあ蒼雷のパーツを一部流用したから、

原型機よりも蒼雷寄りのデザインになっているわ。」

 

改修作業が早いと思ったら…

「具体的にはどこら辺が流用しているんですか?」

「まず両手足は蒼雷の物を改造したものに交換したわ。

そしてバックユニットは蒼雷と同じ規格の物に変更して、

今後追加される各種ユニットを装着できるようにしてあるわ。」

 

「でも全然デザイン違いますよね?」

「そりゃあ流用と言っても中身だけで

外装なんかは完全新規にしたもの。」

 

へ~あれ?

「そういえばなんで俺だけじゃなくて

カイトも呼んだんですか?」

「ああそういえばまだ言っていなかったわね。

この後カイトの蒼雷と試合する予定なのよ。」

 

あ~

「試運転ってことですか?」

「それと蒼雷用の新しい装備の評価試験ね。

準備ができたら地下にある試験場に行くわよ。」

 

+++

 

第一研究所

地下試験場内

第一ピットにて

 

あの後レモンさんに連れられて

試験場に来たんだが…

学園のアリーナとほぼ同じ広さとか

いろんな意味ですげえ!?

 

「やあ一夏君だね?」

「あなたは…」

 

スーツの上から白衣?

独特なセンスだな。

 

「僕の名前は石動隼人。

イスルギ重工の社長をしているんだ。

これからよろしくね。」

「よ、よろしくお願いします!」

嘘社長さん!?

全然そうは見えない…

 

「おっと。

自己紹介はここまでにして、

そろそろカイト君の準備も終わるから

試合を始めようか。」

「もうですか!?」

 

早くないか?

「せっかくの休日だし

君たちも早く終わらせて自由に過ごしたいでしょ?」

「ありがとうございます?」

 

+++

 

地下試験場にて

 

(さてと一夏はまだか?

早く終わらせたいんだが。)

一足先に準備を終わらせていたカイトは

右腕に装着したシールドを確認しながら

一夏を待っていた。

 

「ん?

やっと来たか」

「悪い、待たせたなカイト。

…あれ?

新しい装備ってそのシールドか?」

 

遅れてきた一夏はカイトに謝ると同時に

右腕のシールドについて質問する。

 

「ああ。

それよりも早く試合を始めよう。」

「そうだな。

それじゃあお願いします。」

 

一夏のその声を聞き

管制室にいた隼人が開始の合図を出す。

 

「それでは柊カイト対織斑一夏の試合を開始します。

…試合開始!」

 

開始の合図と共にまずは一夏が左腕に取り付けられたシールドに

装着されたガトリングガンをカイトめがけて連射する。

「まずはこれを試しますか!」

「ほう。

シールドに射撃武器を装着するとは…

だが狙いが甘い!」

しかし其の攻撃は回避される。

まあこれは当然だろう。

一夏にとってはこれが初めての射撃なのだから。

 

「ちぃ!

やっぱりかわされたか!

ならばこいつはどうだ!」

回避されたのを確認すると同時に

一夏は腰にマウントしていたエネルギーライフルを

装備して発射する。

 

「だから狙いが甘いと言っているだろうが…

なにい!?」

それも回避するカイトだが

一夏がそのまま突撃してきた。

 

(何を考えている?

瞬時に雪片を展開できるならともかく

まだできないはずだが…)

それを見たカイトは一瞬考え込んでしまい

隙ができてしまう。

 

「もらった!」

それを見た一夏はライフルの銃口から

エネルギーソードを展開する。

 

「んな!?

まさかブレードライフルか!?」

そう。

このライフルはブレードライフルと呼ばれるものであり、

銃口からエネルギーソードを展開できるようになっているのだ。

 

(まずい。

もう回避が間に合わない!

…ならば!)

回避が間に合わないと判断したカイトは

右腕のシールドでガードする。

 

「くっ!

シールドで防がれたか。

だがこの距離は俺の距離だ!」

シールドに防がれた一夏だが

瞬時にシールドに格納していた

雪片を装備し零落白夜で攻撃する。

 

「早い!?

…そうかシールドに格納しているだけだから

瞬時に装備できるのか!」

あまりの速さにカイトはかわせずに

攻撃を喰らってしまう。

 

「へへ。

どうよ生まれ変わった白式の強さは?」

「すごいな一夏。

だがな一夏?

このシールドがただのシールドだと一度も言っていないんだが?」

 

その言葉と共にカイトはシールドの先端を

一夏に密着させる。

「何の真似だカイト!?」

「一夏…一撃必殺はもうお前の専売特許じゃない!

マグナム・ステーク…FIRE!」

カイトのその叫びと共にシールドの先端が

凄まじい勢いで一夏に打ち込まれ、

反動で吹っ飛ばされる!

「ぐはぁ!」

(ウソだろ…

一撃でSEが半分以上持ってかれた!?)

 

その様子を見ながらカイトはシールドを見て

恍惚の表情を浮かべながら呟く。

「すげー威力…

しかもこの振動が癖になりそう。」

 

それを見ながら一夏はどうすれば勝てるのか考える。

(あのシールドがある限り

迂闊に接近するのはまずい…

だがいくら改修したとしても

白式は近接用の機体だ。

…まてよ?

確か今の白式には…)

「一か八かやってみるか?」

そういった後一夏は再度カイトに突撃する。

 

「自棄になったか?

まあいいもう一度ステークを叩きこむだけだ。」

それを見たカイトもシールドを構えて

突撃する。

 

「なあカイト?

白式の近接武器が雪片だけだったのは改修前の話だぜ?」

その言葉と共に一夏は雪片を左腕に持ち替えて、

右腕に雪片以上の長さの刀『三日月』を展開する!

「二刀流!?

しまった!」

 

「これで終わりだ!」

その言葉と共に三日月でカイトに斬りかかる。

(く!

シールドが届かない上に、

他の武器に持ち替える時間もない…

こりゃ負けたな。)

カイトの判断通りに

三日月で攻撃した後さらに

雪片も交えた怒涛の連続攻撃を繰り出した!

 

「今度はぁ!

おれのぉ!

勝ちだぁぁぁぁ!」

最後にそう叫ぶと同時に

雪片による零落白夜を仕掛け

見事カイトのSEを削りきった。

 

「そこまで!

勝者織斑一夏!」

 

試験場に一夏の勝利を知らせる号令が鳴り響いた。

 

TO BE CONTINUED.

 

 

次回予告

生まれ変わった白式と共に

見事カイトに勝利した一夏。

そして数週間後ついに鈴との試合が始まる!

見えない攻撃相手にどうする?

一夏!

 

次回!

インフィニット・ストラトス蒼き雷光

「激闘!白剣VS龍姫」

 

ぶっちぎるぜ!

 




お待たせしました。
第14話完成いたしました。

今回は一夏がカイトに勝ちましたが、
理由としてはステークにカイトが惚れ込み過ぎて、
もう一度使おうとしたためです。
…あそこでマルチライフルを使用していればカイトが勝っていました。

さて今回登場したオプション武装「マグナム・シールド」は
カイトの父親「柊響介」の元ネタである
「キョウスケ・ナンブ」の愛機「アルトアイゼン」への
私なりのリスペクト武器です。

現在考えている蒼雷の最初のパワーアップで
オプションから基本装備になる予定です。
…ええ「最初の」パワーアップです。

ここで報告を一つ。
実はISコアに関する本作独自の設定や
個人的な考察を考えているうちにアンチ対象を
変更しようかと考えました。
次回の更新で詳しいことを発表しますが、
おそらく篠ノ之姉妹の姉に関しては少しマイルドな表現になります。

個人的に彼女はサヴァンと言うよりは
某魔を断つ剣に登場する「西博士」の同類だと思います。
まあ彼の方がまだまともですが。


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