インフィニット・ストラトス 蒼き雷光 更新凍結   作:09e16

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本作はインフィニット・ストラトスの二次創作です。
原作との違いがあるかもしれませんが予めご了承ください。
今回オリジナルの設定が一つ登場します。
…ぶっちゃけ白式の開発者である彼女なら
冗談抜きでこっそり仕込んでいそうな気がする。

アンチ対象
倉持技研(間接的に篠ノ之束)

活動報告の方にも書きましたが
今回は第七話の改訂版を投稿いたします。
改訂前の内容にいくつか追記と修正をしただけですが
ある程度はマシになったと思います。



第七話「白剣VS蒼雫」

前回のあらすじ。

ついに始まったクラス代表決定戦。

第1試合はカイトVSセシリア。

戦いの結末はセシリアの攻撃を

回避しながら事前に調べた弱点を

見事に突いたカイトが勝利した。

その後最後の攻撃で気絶したセシリアを

ピットに送り届けたカイトだが

気が付いた彼女からこれからは

名前で呼んでほしいと言われた。

それからしばらくして…

 

IS学園屋外アリーナ内

第三ピットにて

 

カイトとオルコットの試合が終わってから

数十分たって漸く…

「お待たせしました!

織斑君の機体が届きました。」

俺の機体が届いたんだが…

 

「織斑…すまんが時間が無い。

直ぐに試合を開始する。

初期化と最適化処理は

試合中に行ってくれ。」

メーカーがこっちの希望通りの日程で届けてくれれば

そこら辺は終わらせておくことができたのに。

 

後この機体の武装冗談抜きでこれだけ?

…泣いていいかな?

+++

同時刻

IS学園校舎内

補習室にて

 

「そろそろ一夏の試合が始まるころかな…」

反省文の残りは後少しか…

よし!

 

「すみません先生。

残りも少ないですし息抜きにアリーナに行ってもよろしいでしょうか?

「ダメに決まっているでしょう!

試合を見たいなら早く終わらせなさい!」

…分かりました。」

 

+++

同時刻

アリーナにて

 

第三ピットから灰色の機体「白式」に乗って一夏が出撃し、

先にアリーナに出ていたセシリアにプライベート・チャネルで話しかける。

「悪いなオルコットさん。

少し遅れた。」

 

「…いいえ。

カイトさんから事情は伺っておりましたので。」

「(カイトさん?)

…それじゃあ始めようか。

山田先生お願いします。」

「はいわかりました。

それでは

1年1組クラス代表決定戦

第2試合

セシリア・オルコット対織斑一夏

開始します。」

 

「それでは織斑さん…

すいませんが手加減抜きでやらせていただきます!」

その言葉と共にスラスターからBT兵器が

展開され一夏めがけて襲いかかる!

 

「うわ!カイトの奴…

おっと!なにが

「コツさえ分かれば

回避は簡単」だよ!」

…第1試合のカイトとは異なり

一夏はまだ慣れていない事もあって

回避しきれず何発か直撃してしまう。

 

その様子を見ていたセシリアは

どこか訝しげな表情で呟く。

「…織斑さん?

なぜ攻撃しませんの?

カイトさんみたいに回避しながら

射撃すればよろしいでしょうに…」

 

其の言葉が聞こえた一夏は

どこか忌々しげな顔をしていた。

(攻撃できないんじゃなくて

攻撃できないんだよ!

武装が剣一本しかないとか

冗談にもほどがあるぜ!)

…そう一夏の専用機である白式には

名称不明の剣一本しか武装が搭載されていなかったのだ。

 

BT兵器の攻撃を何とか回避し続けていた一夏だが

突如として白式の動きが止まってしまう。

「んな…

「もらいましたわ!」

しまった!」

それによりBT兵器による集中攻撃を

受けてしまい爆煙に包まれる。

しかし…

 

+++

これ以降の推奨BGM「悪を断つ剣」

+++

 

「…アーまあうん。

ある意味最高の姉を持ったのかな?」

其のどこか惚けた言葉と共に

煙が晴れて純白に変化した白式を纏い、

右手にブレード…正式名称「雪片二型」を装備した一夏が現れた!

 

「その機体の姿…まさか一次移行!?

初期状態で今まで戦っていたのですか!?」

 

「まあそういうこと。

そんじゃーまあ…

ここからは俺のターンだ!」

 

その言葉と共にそれまでとは異なり

瞬く間にBT兵器を4つ全て破壊する!

 

「いくらなんでも性能が上がりすぎですわ!」

セシリアのその言葉の通り

一次移行後の白式は異常なまでに

性能が上がっているように見えた。

 

…アリーナにいたほとんどの人間は

気付くことができなかったが

機体の性能だけではなく

一夏の動き自体も変化していた。

 

そして…

 

「これって…

もしかして必殺技か?」

一夏のその言葉の後

雪片二型が変形して光の剣と化す。

 

「其の光は…

まさか零落白夜!?

一次移行の段階で

単一使用能力を!?」

雪片の光を見たセシリアが

驚愕する中一夏は突撃する!

 

「いくぜこいつで終わりだ!!」

其の言葉と共に雪片を大上段に

振り上げて必殺の一撃を叩きこもうとしたその時!

 

「そこまで!

勝者セシリア・オルコット!」

管制室からの試合終了の合図と共に

雪片二型は再度変形し

元の姿に戻ってしまう。

 

その姿を管制室で見ていた織斑教諭は

「あの馬鹿は…

SE(シールド・エネルギー)の確認もできんのか

ピットに戻ってきたら説教するか…」

 

+++

第2試合終了後

第一ピットにて

セシリアさんと少し話した後

俺は自分のピットに戻っていた。

 

試合に向けての補給と

機体の調整も終わり

後は第2試合を見て

一夏の機体を観察し

攻略法を考えるだけだったんだが…

 

「…初心者にアレはないだろう。」

一夏の機体が近接特化型の機体だった。

しかも単一使用能力を一次移行で使用できる代わりに

使用中はSEを消費するみたいだし…

 

「まあ一応攻略法はできたが…

使わなくても勝てそうなんだよな。」

…しかしあの機体の装備と単一使用能力は

織斑先生が現役時代に使用していた暮桜の物とほぼ同じ…。

いくら姉弟だからって同じにする必要があるのか?

 

…いやまてよ。

そーいや試合中の一夏の動きもどこかで…

 

あ…前に見た織斑先生の動きに似ているんだ。

VTシステム…いや違う。

むしろ動き自体は似ているが別物だ。

たぶん開発者が組み込んだ動作補整システムかなんかだろうが…

 

しかし…一次移行で単一使用能力ねえ…

白式の開発メーカーは確か倉持技研だったよな?

機体の性能も含めて

あそこの技術者があんな物作れるかねえ?

 

…そーいやあいつの幼馴染の篠ノ之って

ISの開発者である篠ノ之博士の妹だったよな。

 

まさかねえ?

 

TO BE CONTINUED.

 

 

次回予告

推奨BGM「鋼鉄の孤狼」

久しぶりの次回予告担当の

カイトだ。

今回は一夏の活躍よりも

白式に関する謎がメインだったみたいだ。

 

さて次回は…

俺と一夏が戦う第3試合。

俺の機体の切り札と

これまで一切情報を出していなかった

新武装が登場するぞ。

次回

インフィニット・ストラトス蒼き雷光

第八話

「白剣VS雷光」

どんな敵も打ち砕くのみ…

いや敢えて今回はこう言わせてもらおう。

俺に出会った不幸を呪え!

 




皆様おまたせ…していませんね。
今回は改訂版の投稿ということもあって
予告よりも早く更新することができました。
その代わり第八話については
来週に持ち越させていただくことになりました。

活動報告を既に見ている方には申し訳ないんですが
次回の試合結果について活動報告の方で
アンケートをしております。
5月8日まで受け付けておりますのでどうかよろしくお願いいたします。

来週の更新についてなんですが…
まだ仕事のシフトを確認できていないので
いつになるか分かりません。
最低でも金曜日には更新できると思いますので
そのつもりでお待ちください。
皆様のご感想やご意見をお待ちしております。

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