インフィニット・ストラトス 蒼き雷光 更新凍結   作:09e16

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本作はインフィニット・ストラトスの二次創作です。
原作との違いがあるかもしれませんが予めご了承ください。

アンチ対象
原作の展開…
というかこれってマジで犯罪すれすれじゃね?

…まあ劇中で熱弁していますが。
この展開はいくらなんでもアカンと思うの!!
しかも調べたら…
マジでこういう案件はそっちの扱いなのな!!
…こういうやつで運営(胴元)が参加したらアカンだろうに。

後私事ですが…
先日…
というか昨日誕生日を迎えて
私23歳となりました。
まあ何が変わったということもないんですけどねwww
一応ご報告を。


第八十六話「同意なしの契約は犯罪です」

9月15日(月)

IS学園講堂にて…

 

この日IS学園に在籍する全生徒が

急きょ行われた全校集会に参加させられていた。

 

…何でこのタイミングで全校集会?

 

なんか生徒会が開いたんだってさ。

 

…うぇえええ?

あの生徒会がぁ?

 

思い思いに私語を交わし合う生徒たち。

それもそうだろう…

本来勉強に充てるべき時間を急きょ潰して

わざわざ集めるほどのことがあるのだろうか?

…普通はない。

 

そんな生徒たちの様子を見ながら

彼女は…

布仏虚はしぶしぶ壇上に上がった。

 

「…え~みなさん。

いろいろと言いたいことはあるでしょうが…

現生徒会長 更識楯無より

このたびの学園祭について発表がございます。」

 

…ああやっぱり。

虚の言葉を聞いてほとんどの生徒が納得した。

他の役員ならばともかく…

彼女ならば何をやってもしょうがないとみな考えていたのだ。

まあこんなこと言いたくはないが信頼の差だといえよう。

 

「はぁ~い♪

皆さんご機嫌よう。

そしてお初のの人には初めまして。

私がIS学園生徒会長…

【学園最強!!】の更識楯無よ♪

え~来る今月27日に行う文化祭について

私からあるイベントをここで発表させてもらいま~す!!」

 

…イベント?

その言葉に多くの生徒が食いつき…

 

(いやな予感…いや悪寒がしてきた。)

4人の男子生徒全てが

直感的に強烈な悪寒を感じた。

 

そう…

その感覚は正解だった。

 

「毎年恒例の【各部活動の催し物人気投票】の

人気1位の景品に…

なんと!!

あの男子生徒たちをプレゼント!!

そう…

今年は【部活対抗で男子争奪戦】をするわよ!!

優勝した部活には生徒会権限で…

男子生徒を強制的に入部させます!!」

 

 

何ですとぉぉォォォ!?

 

え?

マジでそんなことするの!?

 

つうかやれるの?

 

…やれるのなら乗った方がいいよね!?

 

多くの女子生徒が困惑しながらも

この発表を受け入れようとしたその時!!

 

≪…フム楯無。

さすがにそれは見過ごせんな。≫

 

この学園における【真の最強】の声が講堂に響き渡った。

 

+++

「お・織斑先生!?」

 

その声を聴き楯無は周囲を見回す。

…その隙を彼女らは逃さなかった。

 

スゥ…っと楯無の背後に回り込んだ一人の女性。

彼女は能面を思わせる無表情のまま

 

トントン…

 

と楯無の肩をたたいた。

 

「何?

虚ちゃん?

今あなたにかまっている余裕は…」

 

肩をたたいたのが虚だと思って反応した楯無だが…

 

「うちの部活メンバーに…

何しようとしているのかな?」

肩をたたいたのは…

スズネだった。

 

「…アレぇ?

西条先生…

なんでそんな無表情なんですか?」

 

顔をこわばらせながらも虚勢を張ってそういった楯無だが…

 

「楯無さん?

お前うちの…

【ボランティア同好会】の部員に対して何をしようとしていた?

…私の耳がおかしくなければ、

他の部活に強制加入とか言ってなかった?

…なあ楯無?

…どうなんだ?

…どうなんだ楯無?

なあ…

私の耳がおかしかっただけだよな?

なあ…

そうだろう楯無?

なあ楯無…

なにか言わないか!!」

 

瞳につやがない…

俗にいうレイプ目状態かつノンブレスで上記のことを

楯無の首元を片手でつかんだ状態で言い切ったスズネは

その迫力に押されて固まっていた彼女に対して

そのまま問いかけを続けていく…

 

「なあ…

お前勘違いしていないか?

お前はあくまで生徒会長…

私たち教師よりも立場的には下なんだぞ?

それを…

まるで自分が学園の支配者のようにこんな催しをして!!

その上さっき言っていたイベント…

アレ、

肝心の男子生徒(景品)に対して了解を取ってないよな?

…嘘ついても駄目だぞ?

もう山田先生やナターシャが確認を取っているからな。

…お前に一応確認するけど。

生徒会長の任期が

今月末までだってわかっているか?

さすがにこんなことされたら…

お前以外の候補を準備しなくちゃまず過ぎるな。

…はっきりいうとお前の行為は

れっきとした【人権侵害】で…

判例的にも【詐欺】になるかもしれないのだぞ?」

 

「え…何で詐欺に…」

 

その言葉を聞いて何とか声を出した楯無だが…

 

「お前なあ…

自分たち(生徒会)が勝つことを前提として

このイベントを開催しただろう?」

 

ギク!!

「…な、

何のことでしょうか。」

 

藪蛇をつついただけだった。

 

「…あのなあ。

例年の【各部活動の催し物人気投票】において…

お前たち生徒会も参加している時点で

このイベントのからくりが

大人にはある程度読めるぞ?

 

…おそらくお前は何らかの方法で

自分たち生徒会に投票を行わせる催し物を行うはずだ。

そして…それは男子生徒を利用した物だろうな。

…それならばみぃんな参加して生徒会にに投票するだろう?」

 

ギク!!

ギク!!

ギク!!

「いやーそれは考え過ぎじゃあ…」

 

「まったく…私たち大人をなめるんじゃない!!

お前どうも知らないようだから言うがな?

このIS学園がある日本では…

客に勝つ機会が全くないのに拘らず、

その機会があるかのように偽装したいかさま賭博の胴元は…

最高裁判決で【詐欺罪】が適用されている!!

※↑これに関してはマジです、昭和26年に上記の判決が出てました。

…おほん。

それに同意のない契約自体も違法行為だ。

…これって要はお前たち(生徒会)を仲介して男子生徒と

優勝した部活の間で何らかの契約を交わしたようなものだろう?

…ただし男子生徒の同意なしでだがな!!」

 

+++

 

そして…

 

≪諸君…

今回の集会で出た内容は教師権限で破棄させてもらう。

…異論はないな?≫

 

最終的に一般生徒たちは放送越しに話しかけた

千冬の言葉に対してうなずくしかなかった。

スズネが壇上で丁寧に解説している内容が

マイクを通して生徒たちにも聞こえていた以上うなずくしかないだろう。

 

そして今回の戦犯というか…

諸悪の根源である楯無は…

 

「さて楯無?

…お前には今日一日を使ってしっかりと

人権や契約について学習してもらうぞ?」

 

プカァ…

 

「…いかん。

さすがにプレッシャーをかけ過ぎたか?」

 

スズネの怒りのプレッシャーを受けて

幽体離脱状態となっていた。

 

なお…

 

ズバシャァァァ!!

 

「ゲホゲホ…」

 

「よし…起きたな。」

 

水かけられて無理やり起こされたが。

 

TO BE CONTINUED.

 

 

次回予告

そんなこんなありまして文化祭当日!!

一夏たちの招待状で御呼ばれされたのはいったい誰なのか?

そこらへんも大公開です!!

 

次回

インフィニット・ストラトス蒼き雷光

「文化祭戦線異常なし?」

…悪意はひそやかに…

 




お待たせしました。
第86話完成いたしました。

…スズネオンステージです。
いや最初は虚さんが糾弾した方がいいかなあと
考えていたんですが…
よくよく考えたら教師サイドからすれば
かなりのブチギレ案件なんですよねこれって…
劇中でも言っていますが…
犯罪扱いされても文句は言えない案件ですし。

胴元がこういうイベントに参加者として混ざっていたら
公平じゃないよねって話ですよ。
現に原作だと一夏を餌にして投票させてましたし…
ぜってぇこのイベント込みで企画したろ原作の催し物。
汚い、さすが暗部汚い。


本作では皆様のご感想やご意見及び誤字脱字報告をお待ちしております。

それではまた次回の更新で逢いましょう。
よき一週間をお過ごしください。

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