東方神実郷~『仮面ライダーバロン』、駆紋戒斗が幻想入り~ 作:火野荒シオンLv.X-ビリオン
チルノ「って言っても今回は全く進まないんでしょ?」
シオン「まぁね!!」
戒斗(ドヤ顔して言うことか…?)
シオン「因みに今回は「え?こいつキャラ違いすぎね?」な状態になってる人がいるので注意してね!!」
白玉楼のとある一室………現在そこでは、映姫が口許を隠すように笏を持ちながら床に正座で座っていた。
彼女のテーブル越しの向かいにはこの屋敷の主である幽々子とつい先程修行を終えて戻ってきた妖夢……そしてこの屋敷に住み込みで働いているシド……
彼女は顔色を変えず(しかし幽々子曰く怖い顔をしている)、幽々子に話を持ちかける。
「……さて、西行寺幽々子、貴女には色々と聞かせてもらいますよ」
「あらあら、映姫様ったら、そんな怖い顔をされまして……妖夢、お茶とお菓子を持ってきて」
「は、はい!ただいまお持ちいたします!!」
「お、俺も手伝いに…」
「貴方はそこで正座しているのです」
「畜生が!!」
幽々子は軽く微笑み……それでいてどこか映姫に対し警戒心を表に出さず、妖夢に茶菓子を持ってくるように告げる。
その言葉を聞いた妖夢は慌てて立ち上がると、茶菓子を取りに台所へ向かい始める。
それを見たシドがどさくさに紛れて立ち上がろうとするも、即座に映姫に釘を打たれてしまう。
…そして一息置いた映姫は幽々子の方を睨むように見つめると、彼女に向けて再度話しかけていた。
「…では、質問を始めます。言っておきますが、誤魔化しは効きませんからね」
「…えぇ、分かってます」
「……ではまず最初に、貴女とそこの罪人と何時であったのですか?」
「…いつ頃だったかしら……半年は経ってないはずだから………3、4ヶ月前ですかね?」
「そんなに前から、ですか……(丁度彼が逃亡した時期と一致しますね…)…では次に、何故そこの罪人は、貴女の所にいるのですか?貴女の証言が本当ならば、そこの罪人はずっとここにいたということになりますが」
「それは私の独断です。彼自身映姫様……というより、地獄には絶対戻りたくないようだったので、条件付きでここで働かせることにしたのです。流石に野放しにするのは私も見過ごせないので」
「では何故この罪人のことを私に報告しなかったのですか?」
「彼との間に付けた条件で、更に彼からは自分の働きが十分に認められたら、地獄へは絶対送り返さないように言われたので。まぁ、私にはまだ認めるのには足りないとは思っていますが」
「おい」
「……本当ですか?罪人シド」
映姫の質問に対し、幽々子は躊躇いもなく答える。
彼女の答えを聞いた映姫は、シドにも証言を求めるように、彼の方を見つめる。
それに対し彼は舌打ちをしつつ「全部本当だ」と答えていた。
それを聞いた彼女は成程、と呟きながら、再度幽々子の方を見ながら告げる。
「貴女が一応そこの罪人を逃げないように縛り付けているのは分かりました……が、そこの罪人の事を私に隠していたのは、地獄……否、死後の世界に反するものです。ある程度緩和されるとしても、その罪は充分重い………近々正式な処罰を与えるつもりなので、覚悟しておいてください」
「…承知しております……」
「それと、先程の貴女の言葉を聞く限りでは、そこの罪人はまだ貴女にとっては"引き渡してもいい状態"……ということですよね?もしそうならば、彼はこちらで引き取ります」
「なっ!?じ、冗談じゃねぇぞ!!誰があんなところに戻るか!!」
「誰も貴方の意見は聞いてません。そもそも貴方に拒否権はないのですよ」
「ッ…!おい西行寺!!こいつを説得してくれ!」
「流石にこればかりは無理ね。運がなかったってことで諦めて?」
「ちっきしょうがぁぁぁぁぁ!!」
映姫の言葉を聞いたシドが地獄に戻るのを拒否するも、彼女は即座にそれを否定する。
彼は諦めずに幽々子に助けを求めるも、彼女からもどうにもできないと言われ、彼はテーブルを思いきり叩きつけていた。
しかし映姫はそんな彼を無視し、なおも話を続ける。
「……さて、そちらの処分と彼の引き取りに関してはこれで終いです。……後は…」
「---俺について、か……」
彼女たちの話が終わったと同時だった……幽々子たちの背後にある障子から声が聞こえると同時に戸が開かれる。
そこから現れたのは、駆紋戒斗と大妖精……その背後には赤狩王十と、彼の腕に持ち上げられて遊んでいるチルノ(と彼の頭の上にいるベス)がおり、赤狩を見た映姫は彼に向かって怒鳴る。
「赤狩!仕事放棄して遊んでるんですか!!」
「ちょちょ、映姫ちゃんそんなに怒らないでよ…あだっ!?ちょ、あんまり暴れないで…!」
「はははっ!たーのしー!!」
「ったく…それで、一応は赤狩とも話したんでしょうね?駆紋戒斗」
「あぁ。ある程度だがな」
戒斗は映姫の言葉にそっけなく答えるも、彼女の視線に対し、静かに睨み返す。
…と、チルノを止めずに彼の隣にいた大妖精が、恐る恐る映姫に尋ねる。
「…あ、あの…」
「む…どうしたのですか、大妖精」
「…戒斗さんが、死人だったって……本当、なんですか……?」
「えぇ。間違いなくそこの彼は、既に向こうの世界では死んだことになっています」
「…そう、ですか……少し、信じられなくて……」
「まぁーどーゆーわけか、半分肉体を取り戻してる状態だし、妖精たちみたいにその辺の境に関しての知識がない者たちからすれば、彼が普通の人間として気配しか感じるだろうねー……ホント、何で君半分肉体を得ちゃってるのさ」
「知るか、そんなこと…それよりも、貴様たちはどうするつもりだ」
赤狩の疑問を適当にあしらいつつ、戒斗は二人の閻魔に向けて尋ねる。
…恐らく彼の言う『どうする』は、『このまま自分を捕まえるのか』という意味だろう……
予めそれを理解していた映姫は、淡々と彼に告げる。
「どうするか、ですって?決まってるではありませんか………理由がどうあれ、貴方は死後の世界に既に来てしまった……そしてその死後の世界を抜け出し、こうやって現世にさ迷うのは、例え天国だろうと地獄だろうと本来タブーです………故に貴方を【絶対にあの世へ連れ戻す】のは確定事項なのです」
「「!」」
「…もし俺がそれを断ると言ったら…どうする」
「その時は武力行使しかないですね」
戒斗の言葉に映姫は躊躇いもなく答え、彼の方を真っ直ぐ見つめる。
一方の戒斗も彼女の方を睨むように見ており、彼らの間で不穏な雰囲気が醸し出される……
「---はいはい、二人とも、落ち着いて~。ほら、深呼吸して。はい、ひっ、ひっ、ふー」
と、場の雰囲気を取り払うかのごとく、赤狩が二人の間に割って入る。
突然割って入ってきた彼に映姫は睨むように彼に告げる。
「赤狩……何をしているのですか」
「いやいや、このままじゃリアルファイト勃発になっちゃいそうだったからねー……もーちょっと穏便にいこ?」
「穏便にって……そもそも向こうの天界担当の貴方がちゃんと仕事してないから、私がやってるんですよ」
「だからだよ。彼とついでにシド君は本来"僕の区域の"住民だ……気持ちは分かるけど、君がこの二人に干渉するのは、これ以上は掟では無理だよ」
「ッ……なら、さっさと二人を連れ戻してくださいよ」
掟と言う単語を聞き、よほどその手のルールには厳しいのか、彼の言葉に映姫は軽く舌打ちする。
…が、何故か彼は軽く目を逸らしながら、とある人物を指差し彼女に話し始める。
「あ-……その事なんだけどさ………」
「?なんですか」
「…実はそこの彼が、ね……さっき"交渉"を持ちかけてきたんだよね…」
「……なんですって?」
彼の言葉に、映姫は目を丸くしながら、彼が指差した方向の人物---戒斗の方を見る。
彼は先程から表情を全く変えておらず、そんな彼に映姫はどういうことなのかと尋ねる。
「…交渉とはどういうことですか」
「そのままの意味だ。それ以外何がある」
「何があるじゃないですよ!何をふざけたことを…!」
「映姫ちゃん落ち着いてって!」
「ふざけてるわけがない。この世界にはスペルカードルールと言うのも含めた"決闘"による物事の決着法があるだろ」
「!まさか、貴方……」
「そうだ。交渉の内容は、俺に決闘で勝てば、大人しくあの世に戻ってやる。だが、俺が勝てば貴様らには引き下がってもらう」
「「「!!?」」」
戒斗の交渉内容を聞き、その場にいたほぼ全員が驚愕する。
特に彼の言葉を聞いた大妖精が「ちょっと待ってください」と大声で叫ぶ。
「ちょ、ちょっと待ってください!ほほほ、本気なんですか戒斗さん!?」
「あぁ、本気だ」
「ほ、本気だって……駄目です!いくらなんでも無謀すぎます!」
「そうよ。流石に閻魔様お二方を相手にするのは、あまりにも無謀すぎるわよ。それに貴方、まだ幻想郷に来て日が浅いようだけど、いくらなんでもそれは受け入れられるはずが…」
「そうです。そんなものを受理する気は…」
「ないだろうな。だが、そう言うだろうと思って、俺は"既に"そこの赤狩と言う男に、決闘を申し込んだ」
「なっ!?」
大妖精に続き幽々子も彼に無理だと告げ、映姫もその承諾を受けないと告げる。
が、その直後に彼は赤狩を指差し、既に彼へ決闘を申し込んだと映姫に告げていた。
それを聞いた彼女は赤狩の方を向き………肝心の本人は頭を掻きむしりながら、申し訳なさそうに話し始める。
「あー……うん………実は映姫ちゃんたちの話が終わる前に二人で話し合ったときに、申し込まれて……ね………」
「……赤狩…貴方まさか」
「うん、承諾しちゃった。テヘッ☆」
「フンッ!!」
「グボァ!?」
舌を出しながら申し出を承諾したと告げる赤狩に、映姫はすかさずエルボーを彼の腹部にかましていた。
もろに直撃したせいか、彼は腹を押さえながら蹲るも、構わず映姫は彼の胸ぐらをつかむ。
「承諾したってどういうことですか!アホですか!?アホなのですか!!?」
「お、落ち着いて……!理由話せないから……!」
「…俺から話す……四季映姫と言ったな……俺が決闘を持ち込んだ理由は、貴様たちに強制されてあの世に戻らされるのが癪に障るからだ」
「癪に障る、ですって…」
「そうだ。別に向こうの世界に未練はない。が、だからと言ってあの世にホイホイとついていく気もない。第一、俺を何年も野放しにしておいたくせに、偉そうに指図するのが気に食わん。だから俺を連れ戻したいなら、俺に実力を示してみろ」
堂々と彼女に言い放つ戒斗……それを聞いた映姫は更に鋭い目をしながら彼を睨む。
その威圧感に臆した大妖精とつい先程戻ってきた妖夢は、幽々子の背後に隠れて様子を見るように覗き込む。
「……何を言い出すかと思えば………これ以上私を怒らせるような事をするなら、今ここで魂を…」
「だーかーらー!!映姫ちゃん!少しは落ち着くの!」
「落ち着けますか!何が偉そうにですか!貴方こそ偉そうに…」
「とぅ」
「あぐっ!?ッ…あか、がり……」
「いやー、ごめんね……これ以上ヒートアップされたら、大変なことになりそうだったし……ちょっとの間眠ってておくれ」
……だが、赤狩が彼女の首もとチョップし、その場で彼女を気絶させていた。
気絶した彼女を赤狩が支えるように抱くと、戒斗たちに向かって謝罪する。
「いやーごめんねー……映姫ちゃん物理的にも頭固いから、話を進められなくて」
「構わん……いいから決闘を始めるぞ」
「ちょっと待って……赤狩様。どうして彼の申し出を受け入れたのですか?」
「そ、そうです!こればかりは…」
一連の流れを見てた幽々子と妖夢は、何故戒斗との決闘を受け入れたのかを疑問に思い、赤狩に尋ねる。
それに対し彼は言うべきかどうか少し迷ったあと、渋々口を開く。
「うーん……まぁ僕の権限を行使すれば無理矢理連れ帰れることもできるけども……彼はそれなりに世界を救ってくれた前科もあるしねー……それに、閻魔様だからって流石に嫌がられることはあまりしたくないもの。何より彼が、この条件を提示した事を踏まえると、そっちの方が早く事を済ませられそうだしね」
「…随分と自信満々だな」
「まぁねー。それにある程度ルールを設けている決闘方式の方が、早く解決できることが多いし」
笑顔で戒斗に話す彼を見て、幽々子たちも困ったと言わんばかりの顔をする。
それに関しては大妖精も同じで、やはりやめるように言わないといけないべきかと心の中で悩んでいた……チルノに至っては何を思ったのか「アタイも弾幕ごっこやりたーい!」等と叫んでいたが。
「---おい!だったら俺もその決闘を受けさせろ!」
と、突然シドが赤狩の元へ歩み寄ると、自分にもその決闘を受けさせろと言い出す。
それを聞いた妖夢は驚きながら叫び、幽々子もうんうんと頷く。
「ちょ、シドさん!?何バカなことを言ってるんですか!!?そこの人はまだしも、シドさん前科が沢山あるんでしょう!!?それなのにそこの人と同じ決闘なんてしてもらえるはずがないじゃないですか!」
「そうよ……いくらなんでも赤狩様がそこまで「別に僕は構わないよ」……え?」
……が、予想外なことに、赤狩はシドの申し出すらも受け入れていた。
それを聞いた幽々子は呆気にとられた声を出すも、すぐさま気を取り直し、恐る恐る彼に尋ねる。
「あ、赤狩様……?何故、彼の申し出をも……?」
「彼に関しては、この際直々に手を加えなきゃと思ってねー」
「で、ですが……もし彼が勝ってしまったら……」
「その時はその時だよ。それなりの覚悟はしてるさ……ま、もし僕が負けたとしたら、君たちにまた預けることにでもするよ」
「おい、流石にここにはもう世話になるつもりはねーぞ。それよりも、俺が勝ったら約束を守れよ!」
「あぁ、もちろんだよ……勝てたらだけど、ね」
赤狩は笑顔でそういいながら、外へ出ようと歩き出す。
それに続くように戒斗とシドも玄関へ……向かう瞬間、妖夢が「そういえば」と口を開く。
「そういえば……シドさんってスペルカード作っていないんじゃなかったっけ?」
「そーいや戒斗もまだ作ってないわね」
「「…」」
「……時間あげるから、とりあえず最低でも2枚は作ってきてくれる?」
~~~
そんなこんなで5分後、白玉楼から離れた場所にある三途の川付近の陸上……
そこでは既にベルトを装着した戒斗とシド、そして彼らの向かい側にはストレッチをしている赤狩が準備を始めていた。
そこから少し離れた場所では彼らの決闘を見届けるべく、チルノたちが椅子に座っており、更に彼女たちの前には幽々子が立っている。
どうやら公平性を保つために審判役を任されたようで、彼女は今回の決闘に設けられたルールの説明を始める。
「それじゃあ説明しますよー………今回の決闘は、20分以内に、赤狩様を倒す、もしくは降参と言わせることです。もし時間内に決着がつかなかった場合、ならびに返り討ちにされた場合は赤狩様の勝ちに、もし時間内に倒せたりできたら戒斗さんとシドさんの勝ちになります。ただし、どちらか片方が戦闘不能になった場合、その方はその決闘から降りてもらいます。なお、今回は場外を設けており、その場外から出た方も負けとなります」
(幽々子様がいつにもまして真面目だ……)
「つまり僕も場外に出たら負けってことか」
「また、この決闘では最大6枚まで、スペルカードを使用することができます。が、時間制限が設けられているため、どのスペルカードの持続時間は最大二分までとなります。また、スペルカードがすべて攻略された場合も敗北になります……以上でルールの説明はおしまいです……はぁ~、お腹すいたわ…」
一通りの説明を終えた幽々子はお腹を押さえながら呟く。
その一方で戒斗とシドは、実質的に手を組むのもあってか、互いの顔を見ながら呟く。
「…まさか貴様と手を組むとはな」
「俺もこれには驚きだ」
「……余計なことはするなよ」
「テメェこそ、俺様の足を引っ張る真似はするんじゃねーぞ」
「準備はできた~?」
「あぁ、とっくにできてる」
ストレッチを終えたのか、赤狩が戒斗たちに向けて準備ができたか尋ねる。
それに対し戒斗は返答と共にバナナロックシードを取り出す。
そして彼に吊られるようにシドもポケットから以前鉄仮面を被った存在から渡された、エナジーロックシード………"チェリーエナジーロックシード"を取り出す。
『バァナァナ!』
『チェリーエナジー♪』
「「変身」」
『バァナァナアームズッ!ナイト・オブ・スー・ピ・アーッ!!』
『チェリーエナジーアームズ♪』
二人は同時にロックシードを解錠するとその場で変身する。
変身を終えたバロンBA……そしてその隣に立つのは、一見銀色にも見えなくない薄緑のアンダースーツにチェリーのように真っ赤な装甲と、バイキングのような毛皮を手足に巻き付けた存在---仮面ライダーシグルドは、それぞれ武器を構える。
それを見た幽々子は彼らが武器を構えた直後、同時に「決闘始め!」と宣言していた。
それと同時にバロンBAがシグルドの方を向き、指揮を執る。
「シド、貴様は遠距離から援護しろ」
「テメェが攻めるのか……だったらそうさせて…」
「---煉獄【灼熱地獄】」
「「!?」」
---彼らがそう話し合った瞬間だった。
突然彼らの周囲に、どこからか激しい炎が巻き上がり始め、彼らを囲い、じわじわと逃げ場をなくすように燃え盛り始める……
突然の出来事に「どういうことだ!?」とシグルドが叫んでいると、突然上空からエネルギー弾が降り注ぐ。
それを見た二人は慌てて回避し、同時に上空を見上げる。
……そこには笏を片手に、もう片方の手にスペルカードを見せびらかすように持ち、周りには既に大量の弾幕を用意した、赤狩の姿があった。
「---それじゃあ遠慮なく、裁いちゃおうかな?」
彼がそう笑顔で告げた瞬間、彼の周りに用意されていた弾幕が、一斉に彼らに降り注いでいた。
ようやく戒斗をスペルカードを用いた決闘で戦わせることができました……開幕早々赤狩が終わらせにかかってますが←
自分で書いててあれですけども、ここまでシリアスな幽々子様って中々レアだと思うの…
まぁ、相手が映姫たち閻魔だから、そうなってしまうのでしょうが
しかし容赦がない映姫ェ……
シドに関してはむしろフォローをどうしろと言う
そして当然のごとく大人しくあの世へ連れ戻される気はなかった戒斗ェ
いやまぁ、ぶっちゃけこの世にとどまってようがあの世へ連れ戻されようが彼的にはどっちでもよかったんでしょうけどね?
……いかんせんプライドが高いからなぁ…………(白目)
そしてさらっと戒斗の決闘の申し込みを受け入れる赤狩ェ
ついでに便乗して逃げようとするシドェ……
一応幽々子様が一通り説明しましたが、簡単にまとめると
・制限時間は20分
・特定の範囲内でしか戦うことができる(範囲外……つまり場外に出たら負け。因みに場外判定に関しては幽々子様が妖夢に頼んでラインを引いてもらっている)
・スペルカードは使用可能。最大6枚まで(ただしゲーム本編で言う攻略しない限り続くスペルカードも耐久型のように時間制限が掛かる)
・戒斗たちの勝利条件は赤狩を倒す、降参させる、場外から出す、赤狩のスペルカードをすべて攻略する
・赤狩の勝利条件は戒斗たちを倒す、降参させる、場外から出す、戒斗たちのスペルカードをすべて攻略する、時間内までに倒されない
・戒斗たちのうち一人が倒されたら、その倒された人物は失格扱いで、倒されてない人物はそのまま決闘を続行する(簡単に言うとシドが倒されても戒斗はそのまま時間内まで戦い続ける)
・説明になかったけど一応程度の能力も使うことができる
……大まかにはこんな感じですね
因みに戒斗たちが自在に空を飛べないのもあるので、決闘のイメージは東方萃夢想に似た感じの、基本陸上で戦うものと思ってください
そして始まったと思った瞬間いきなり発動される赤狩のスペカェ…
赤狩の実力とかに関しては次回辺りからボチボチと説明するつもりですね
ただ言えることは………ああ見えてめちゃくちゃ強いってことです、はい
次回はとりあえず決闘前半戦、赤狩が猛威を振るうって感じですかね?
一応次回合わせて2~3話で終わらせる予定です