自己満足で描いた女オリ主の話~自書女主話~   作:最下

1 / 27
渋で上げてたものと同じです。
オリ主の容姿
基本情報
・若葉 八千代(わかば やちよ)
・誕生日は5月10日 登場時16歳
・1年C組 一色とクラスメイト

容姿
・身長は小町より二、三センチ小さい。
・基本、半目。というよりジト目?瞳は黒。
・髪は黒のショートカット。赤いカチューシャとヘアピンで目に掛からない様にしてる。
・制服は規定通り。冬は中に黒のセーターを着ている。
・寸胴。


人(仮)との出会い

はじめまして、私の名前は若葉八千代(わかばやちよ)。うん、自分でも変った名前してると思うよ。普通は八千代ではなく千代だもんね。知っている人にとっては「何お前千葉なの?」聞きたくなるぐらい千葉な名前だよ……現実逃避はこれぐらいにしようかな。嫌なことがあるとすぐ思考に逃げ込む、嫌な癖だよね。今私の目の前にはね

 

 

「君かわいいねぇ」

「なぁ、俺達とあそばねぇ?こいつ金持ってるから奢っちゃうよ?」

「俺に払わすつもりかよ。つーかお前らロリコン?こんなのに手を出すとか」

 

 

そう、ナンパだ。学校の帰り道で声をかけられた。はっきりいって実にウザいね。ちなみにそのフレーズを聞くのは3回目だよ。てゆーか私はロリータでは無い。高校1年生だし五月生まれだから大体の同級生より年上のはずだし、身長も胸も……うん、これは触れないで欲しいかな。まぁナンパ達を断るというか蹴散らすのは簡単だけど、この格好で暴れては中学の時みたいに恐れられてしまうかもしれない。こんな暇そうな奴に輝かしい学校生活を崩されるのは絶対嫌だね。しかし私に触れられたら……うん。やろう。「怖くて無我夢中で何が起きたかわからなかった」って言えるしね。

 

 

「嫌です。」

「まーそんなこと言わないでさー」

「ダイジョーブだって怖いのは最初だけだよ。」

「そうそう。痛いのも最初だけだって。」

 

 

おおう、やっと別のこと言った。でもしつこい、本当しつこい「油汚れか!!」ってツッコミいれちゃうよ。それより3人目、他2人をロリコン扱いしといて性行為まで行うつもりなのかな?君がロリコンだよ。いや、私はロリじゃない。容姿はクラスメイトに言わせれば「黒髪リンちゃんだ!?リンちゃんなう!」らしい……リンちゃんとやらが誰かは知らないけどね。

 

 

「……アン?オマエなにガンつけてんの?」

 

 

急にどうしたのかな?私はずっと地面見てるってのに……まさかヒーローさんでも来たのかな?私は目線だけ上げてみると……何かいた。いや人だ。それも総武高校の生徒だね。制服もだいぶ着なれてるところを見ると1年生ではないかな?いや、それよりあの眼は人なのか?死んでる?違う……わからない、見たことないよ。

 

 

「……しつこい油汚れを見ると洗剤って有能だなーと思いましてね」

「「「……………」」」

 

 

沈黙、遠くで虫の鳴く音が聞こえてくる。普段は意識の行かないところに気が向けられて得した気分だよ。ナンパ達の額には青筋が浮かんでいる。血管ってよく見ても見なくても気持ち悪いよね。それにしてもナンパに絡まれない洗剤みたいのがあったら売れそうじゃないかな?いや売れないか。購入した瞬間自意識過剰の称号が貼られるだろうね。学生でその称号はそうとうキツイよ。いや、そんな馬鹿なこと考えてる場合じゃないか。ナンパ達の意識は私ではなく人(仮)に移っている。それにあの物言い、多分助けようと思っているのだろうね それならその気持ちを無駄にするのはよくないよね。

 

 

「なにお前喧嘩売ってんのかよ?」

「そーならボコボコにして財布の中身貰っちゃいましょうかねぇ」

 

 

ナンパ達が人(仮)に向かって一歩踏み出した瞬間

 

 

「うぉ!!?」

 

 

ナンパCの足を掬うように蹴り飛ばしてから全力疾走でその場を離れた。ナンパCは私をロリ扱いしてムカつく奴だし。

ちなみに尻目で見た人(仮)は面倒くさそうに溜息をついていた。

 

………

八千代の日記

 

今日始めてナンパをされたよ。実にしつこい人達だね。

助けてくれた?ヒーローさんは眼が魑魅魍魎としてたよ。

 

………


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。