それまでお待ちください、
あ、初めて多機能フォーム使いました
ついに始まった2学期。
正直言わせてもらおう、だるい。
非常にだるい、だるだるだ。
もう、イングリッシュできちゃうくらいだるだるだ。
とりあえずいつものようにE組へ行く。
「うーす」
「おう、早く本校舎行くぞ」
磯貝に言われ、並ぶ神栄。
「めんどくせぇ………」
本校舎に着くと、なんか五英傑がいる。
そこには、茜音の姿もあった。
「まぁ、お前らも大変だろーけど、せいぜい頑張りなギシシシシ」
ケツアゴ野郎(小山)がやたらうざい。
あのメガネ壊したいわ。
「うわぁ、出五(出ばなから五英傑)かよ。あれ?瀬尾いなくね?」
「確か、なんか変な奴が新しく五英傑に入って、『新』五英傑ができたらしいぞ」
神栄の説明にみんなは納得してくれた。
危ない危ない、バレるところだった。
そんなことはさておき、始業式が始まった。
野球部が都大会準優勝をしたらしく、表彰が終わると、荒木がマイクを持ち、なんか喋り始めた。
「次は、新しくA組に来てくれる生徒を紹介します。彼は昨日までE組に居ました。紹介しましょう!
竹林 孝太郎君です!!」
(やっぱりな……理事長が動き始めやがったか)
竹林は壇上に上がると、紙を広げて、喋りだした。
「僕は先日までE組にいました。そこは、地獄でした。でも、こうしてA組に入れたことはとても嬉しいことです。2度とこのようにならないよう、頑張っていきます」
シーンとしていた体育館が、突然どっ!とうるさくなった。
「やっぱりお前は違うと思ってたぞー!」
「おかえりー!」
なにやら歓迎されてるらしい。
「はぁ………今度は竹林か」
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E組に戻ると、竹林の話で盛り上がる。
「ありえねぇ!あいつ賞金捨ててまでA組行きやがった!」
前原は黒板をドン!と叩き、少し嫌そうな顔をしていた。
「それに、ここのこと地獄とか言ってたよね!」
「いや、合ってるだろ」
「は?」
神栄は冷静に考えている。
「よく考えてみろよ。お前らの基準だったらここは地獄ではない、でも、あいつらの基準だったら、この環境は間違いなく地獄なんだよ。言われても言い返す言葉はないはずだ」
「でも……!」
「確かに神栄君の言ってることは合ってるわ。でもね?竹林君の成績が良くなったのって、殺せんせーのおかげだと思うの、それすら忘れちゃったら、私は彼を軽蔑するな……」
片岡がそう言うと、みんなは頷いた。
「まぁ、それはそうだな」
「とりあえず、今日竹林の所へ行くぞ」
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「一体なんのようだ」
本校舎前、3年E組の生徒らは竹林を待っていた。
「なんでこんなことしたんだ?」
「………家族に認められる為、それと、僕にはこの教室が合わない」
「それがどうした、お前はいつまでも家族に認められたいとか思ってんのか?バカかよ」
「僕のやったことが最低なのはわかってる。僕は賞金目当てなんかじゃない。家族に認められたいんだ……!」
竹林の家は代々病院をやってるらしい。
そこそこ有名な病院なら、殺せんせーを殺したときにもらえる金額は、病院でもらえる金と同じくらいだ。
そんな天才だらけの竹林家にエンドのE組なんかがいたら、確かに家族は竹林のことを一人の家族としては認めないだろう。
俺から言わせれば、その時点で間違ってる。
認められることは、いいことばかりではない。
それをぶっ壊してから、いいことがある可能性だって少なからずある。
俺が言いたいことは………。
そのくだらない鎖を、壊せ!ということだ。
「くだらないな……竹林。別に認められる必要なんか、ないだろ。逆にお前に聞きたい、認められて、何がある?」
「……そんなの決まってるだろ……!」
「早く言えよ。決まってるんだろ?」
「………ッ!」
竹林は走ってどこか行ってしまった。
「さぁ、後は竹林の思い次第だ。戻るか戻らないか……とっとと決めやがれ」
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本校舎、A組にて………。
一人の少女、神栄 茜音は窓を見つめる。
「変わんないなぁ、碧君。ますます
茜音は一人、教室で笑っていた………。
いやぁ、茜音さんちょくちょく出すぎですよ。
次回竹林編終わらせたい。
そうすれば次は狂気編です。
あ、あと僕の作品の評価とかして欲しいです。
なるべく高評価でお願いしますw
まぁ、低評価されても僕は何も言えないので、別に大丈夫です。
でも、精神的にきちゃうかも