神栄 碧と暗殺教室   作:invisible

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神栄の告白シーンは、多分狂気編が終わったらになるかもです。


それまでお待ちください、



あ、初めて多機能フォーム使いました


第82話 鎖の時間

ついに始まった2学期。

 

 

 

正直言わせてもらおう、だるい。

 

 

 

 

非常にだるい、だるだるだ。

 

 

もう、イングリッシュできちゃうくらいだるだるだ。

 

 

とりあえずいつものようにE組へ行く。

 

 

「うーす」

 

 

 

「おう、早く本校舎行くぞ」

 

 

 

 

磯貝に言われ、並ぶ神栄。

 

 

 

「めんどくせぇ………」

 

 

 

本校舎に着くと、なんか五英傑がいる。

 

 

 

そこには、茜音の姿もあった。

 

 

 

「まぁ、お前らも大変だろーけど、せいぜい頑張りなギシシシシ」

 

 

 

ケツアゴ野郎(小山)がやたらうざい。

 

 

 

あのメガネ壊したいわ。

 

 

 

「うわぁ、出五(出ばなから五英傑)かよ。あれ?瀬尾いなくね?」

 

 

「確か、なんか変な奴が新しく五英傑に入って、『新』五英傑ができたらしいぞ」

 

 

神栄の説明にみんなは納得してくれた。

 

 

危ない危ない、バレるところだった。

 

 

 

そんなことはさておき、始業式が始まった。

 

 

 

野球部が都大会準優勝をしたらしく、表彰が終わると、荒木がマイクを持ち、なんか喋り始めた。

 

 

 

 

「次は、新しくA組に来てくれる生徒を紹介します。彼は昨日までE組に居ました。紹介しましょう!

 

 

 

 

 

 

 

竹林 孝太郎君です!!」

 

 

 

 

(やっぱりな……理事長が動き始めやがったか)

 

 

 

竹林は壇上に上がると、紙を広げて、喋りだした。

 

 

 

「僕は先日までE組にいました。そこは、地獄でした。でも、こうしてA組に入れたことはとても嬉しいことです。2度とこのようにならないよう、頑張っていきます」

 

 

 

 

シーンとしていた体育館が、突然どっ!とうるさくなった。

 

 

 

「やっぱりお前は違うと思ってたぞー!」

「おかえりー!」

 

 

なにやら歓迎されてるらしい。

 

 

「はぁ………今度は竹林か」

 

 

 

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E組に戻ると、竹林の話で盛り上がる。

 

 

 

「ありえねぇ!あいつ賞金捨ててまでA組行きやがった!」

 

 

前原は黒板をドン!と叩き、少し嫌そうな顔をしていた。

 

 

 

「それに、ここのこと地獄とか言ってたよね!」

 

 

 

 

「いや、合ってるだろ」

 

 

 

「は?」

 

 

神栄は冷静に考えている。

 

 

 

「よく考えてみろよ。お前らの基準だったらここは地獄ではない、でも、あいつらの基準だったら、この環境は間違いなく地獄なんだよ。言われても言い返す言葉はないはずだ」

 

 

 

 

「でも……!」

 

 

 

「確かに神栄君の言ってることは合ってるわ。でもね?竹林君の成績が良くなったのって、殺せんせーのおかげだと思うの、それすら忘れちゃったら、私は彼を軽蔑するな……」

 

 

片岡がそう言うと、みんなは頷いた。

 

 

 

 

「まぁ、それはそうだな」

 

 

 

 

「とりあえず、今日竹林の所へ行くぞ」

 

 

 

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「一体なんのようだ」

 

 

 

 

本校舎前、3年E組の生徒らは竹林を待っていた。

 

 

 

「なんでこんなことしたんだ?」

 

 

 

「………家族に認められる為、それと、僕にはこの教室が合わない」

 

 

 

 

「それがどうした、お前はいつまでも家族に認められたいとか思ってんのか?バカかよ」

 

 

 

「僕のやったことが最低なのはわかってる。僕は賞金目当てなんかじゃない。家族に認められたいんだ……!」

 

 

 

竹林の家は代々病院をやってるらしい。

 

 

 

そこそこ有名な病院なら、殺せんせーを殺したときにもらえる金額は、病院でもらえる金と同じくらいだ。

 

 

 

そんな天才だらけの竹林家にエンドのE組なんかがいたら、確かに家族は竹林のことを一人の家族としては認めないだろう。

 

 

 

俺から言わせれば、その時点で間違ってる。

 

 

 

認められることは、いいことばかりではない。

 

 

 

それをぶっ壊してから、いいことがある可能性だって少なからずある。

 

 

俺が言いたいことは………。

 

 

 

 

 

 

そのくだらない鎖を、壊せ!ということだ。

 

 

 

 

「くだらないな……竹林。別に認められる必要なんか、ないだろ。逆にお前に聞きたい、認められて、何がある?」

 

 

 

 

「……そんなの決まってるだろ……!」

 

 

 

「早く言えよ。決まってるんだろ?」

 

 

 

「………ッ!」

 

 

 

竹林は走ってどこか行ってしまった。

 

 

「さぁ、後は竹林の思い次第だ。戻るか戻らないか……とっとと決めやがれ」

 

 

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本校舎、A組にて………。

 

 

 

一人の少女、神栄 茜音は窓を見つめる。

 

 

 

「変わんないなぁ、碧君。ますます改造(いじ)ってあげたくなる………」

 

 

 

茜音は一人、教室で笑っていた………。

 

 

 

 




いやぁ、茜音さんちょくちょく出すぎですよ。



次回竹林編終わらせたい。


そうすれば次は狂気編です。


あ、あと僕の作品の評価とかして欲しいです。


なるべく高評価でお願いしますw

まぁ、低評価されても僕は何も言えないので、別に大丈夫です。

でも、精神的にきちゃうかも

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