神栄 碧と暗殺教室   作:invisible

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テストって、4日間あるのな。


明日が一番やばいわ。


今日もやばかったけど。



そんなわけで、久しぶりに本編です。


最後に一つ、神栄は(色んな意味で)切り替えの早いやつだ。


第79話 壊れた(後の)時間

 

 

 

 

殺せんせーとの最後の電話が終わり、次の日の朝、神栄はいつもの制服に着替え、本校舎まで行く。

 

 

 

 

 

噂によれば、A組はこの夏休みに本校舎へ自主的に勉強をしているらしい。

 

 

しかも、大体の人が行っているので、話す人も増えるだろう。

 

 

 

 

 

 

「ここが、3年A組か……」

 

 

神栄はA組に入る前に、理事長室へ行った。

 

 

 

事情を伝えると、理事長は快く受け入れてくれた。

 

 

そして、3年A組に入る。

 

 

 

そこには、五英傑の姿はなかった。

 

 

ついでに茜音の姿もない。

 

 

………と思ったのだが。

 

 

 

 

「あ?なんでお前がここにいるんだよ」

 

 

 

そう言ってきたのは、五英傑の1人、瀬尾だった。

 

 

 

 

「お前なんでここに来てんだ?五英傑サンは自由だろ?」

 

 

 

 

「バカか……!俺は五英傑ハズされたんだよ!あの女のせいで!」

 

 

 

それはおそらく、神栄 茜音の事だろう。

 

 

 

そりゃあ、まぁ、前回のテストで学年2位になれば、五英傑の仲間入りするのは当然のことだ。

 

 

 

 

しかもあいつは英語が得意。そしたら強い奴が生き残るに決まっている。

 

 

 

瀬尾はハズされ、茜音が新しく五英傑の中に入った、という事だ。

 

 

 

 

「今は「新」五英傑だー、とか言って、俺はもう終わってんだよ。だから見返す為に今こうして頑張ってんだろーが!」

 

 

 

「まぁ、俺も今日からここに来るし、よろしく」

 

 

 

瀬尾は差し出された手をはらい、怒っているようだ。

 

 

「断る。というか、なんでお前がこんなところにいるんだよ。それと、E組の分際で、俺に気安く触るな」

 

 

 

………ふーん(怒)

 

 

 

 

 

ちょっとウザイな、瀬尾。

 

 

 

 

 

 

「いっぺん痛い目合わせねぇとわかんねぇな……!」

 

 

神栄が拳を握ったその時、

 

 

 

 

ドアが開いた。

 

 

 

「やぁ、神栄君、A組に来てもらったのは嬉しいが、少し来てもらおうか」

 

 

さっき理事長室に行ったばかりなのに、また行くのか……?

 

 

 

 

 

 

「君は、確かにE組から抜けた。だが、心の中では、少し戻りたい、とか考えてはいないか?」

 

 

 

 

「………まぁ、無くはないですね」

 

 

 

「正直でよろしい。が、その雑念を消さなければ意味がない。そうだな……『コレ』を書いてきなさい。話はそこからだ。提出期限は明後日まで、もし書けないのであれば、君を再びE組に落とす。それか……退学、という手があるな………」

 

 

 

 

「………!?」

 

 

 

 

============================

 

 

 

自宅に帰り、再び紙を見る。

 

 

 

「これは……E組に対してのヤツか………。E組を変えるための委員会の設立?俺が委員長になるってことか……」

 

 

 

 

「こんなことしてまで……E組を変えたいのか……?あの人は………」

 

 

神栄は考える。

 

 

 

 

仮にこれをやったら、みんなが苦しむ。これ以上みんなに被害を加えたくない……。

 

 

 

これが……俺のできることだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

理事長に………話そう。これはできない、と。

 

 

 

 

神栄はケータイを出して、殺せんせーに電話をしようとした。

 

 

 

すると、ケータイからとあるアニソンが流れた。

 

 

「もしもし…」

 

 

 

 

 

 

 

「も……もしもし……神栄君………ですか?」

 

 

 

 

 

「ん………?お前は……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





「新」五英傑か……。「真」と迷ったことがあったぜ…

「真」だとちょっとおかしいから、「新」にしました。


ああ、当然頭いい順にしたら、浅野→茜音→荒木→榊原→小山の順です。

次回、電話の向こうにいる人は………!?


はよテスト終われ。

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