神栄 碧と暗殺教室   作:invisible

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諸事情により短いです。


その諸事情はあとがきで説明します。


第78話 壊れた時間

 

『あれを本気で信じてた奴はどうすんだよ!人の気持ちを知らないで、自分だけいい気になってんじゃねぇぞ!』と磯貝に言われた言葉が、今も頭の中を駆け回る。

 

 

 

 

あれから3日が経つ。

 

 

 

神栄はベットで横になりながら、ケータイを見る。

 

 

 

しばらくごはんは食べてない。

 

でも、お腹が減ることはない。

 

 

 

現在、夕方の4時。

 

 

(あれから、誰とも話していないし、外出もしていない。俺は、どうやって前の関係に戻せばばいいんだろうか…………?)

 

 

 

しばらく考えても、答えは見つからない。

 

 

 

(もう……………いいや)

 

 

 

 

神栄は再び、眠りについた。

 

 

 

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みんなからの信頼や友情が壊れた今、無駄にみんなと話しても全く意味はない。

 

 

 

完全に詰んだ。

 

 

何度でもやり直せるゲームはどれだけ素晴らしいのだろう……と感じた瞬間だった……。

 

 

(…………)

 

 

そんなことを考えていると、突然、夢が見えてきた。

 

 

 

みんなが笑顔な世界が映っている。

 

 

 

そうだ、俺はこれを望んでいたんだよ……!

 

 

 

 

 

 

しかし、それは一瞬で壊され、周りが真っ赤に染まっている。

 

 

 

 

 

そこには、1人の女性の姿があった。

 

 

 

その女性は、神栄 茜音。神栄 碧の双子の姉であり、現在3年A組に所属している、神栄の最も嫌いな人だ。

 

 

 

 

 

何故だろう。あいつは関係ないはずなのに………。

 

 

 

だが、あいつはナイフを持っている。

 

 

ナイフには、赤い液体がついている。

 

 

 

 

それは、『血』だ。

 

 

 

ただただ彼女は、笑顔だった。

 

 

 

いや、笑顔という例えではなく、『狂気の』笑顔だった。

 

 

 

神栄はその異常な光景に、立っていることしかできなかった。

 

 

ーーそうだ…これは、夢なんだーー

 

 

ーーだから、怖がる必要はないーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

狂気の笑顔のまま、茜音はこちらに歩いてくる。

 

 

 

(…………!?)

 

 

そして、神栄の前に立ち、茜音は耳元で囁く。

 

 

 

「次は、碧君の番だよ?」

 

 

 

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「あぁぁあああぁあぁぁ!!」

 

 

 

ようやく夢から覚めた神栄は、再びケータイを見る。

 

 

 

時刻は、朝の4時。

 

 

 

今は、何もする気が起きない。

 

 

 

 

ゲームも、漫画も、勉強も、何もやれない………。

 

 

 

誰とも話せない。俺はもう、終わったんだ……………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だったらもう、全て消えればいいんだ………。

 

 

 

 

神栄は再び眠りにつき、昼になるまで起きることはなかった。

 

 

 

 

 

昼、1時。

 

 

 

神栄は殺せんせーに電話をし始めた。

 

 

 

「なぁ、殺せんせー」

 

 

『にゅや?あなたから電話してくるなんて珍しいですねぇ、どうしたんですか?』

 

 

 

電話した理由はただ一つ。

 

 

 

 

 

ここから消えることを、殺せんせーに言うだけだ。

 

 

 

 

「突然で悪いんだけど………俺、A組に行くわ。もう、ここに居られる気がしない………」

 

 

 

 

『な、何があったんですか!?』

 

 

 

「俺………もういいんだよ、とりあえず今言っておくよ。ありがとう、殺せんせー。これからも頑張れよ……」

 

 

 

 

神栄は勝手に電話を切り、ケータイの電源を切った。

 

 

 

 

さぁ………理事長に言いに行こう。これで、みんなの関係は真っ白になる。

 

 

これが、俺のできる最大の事だ………。

 

 

 

さようなら………暗殺教室…………。

 

 

 

 

 

 

 




今回は短いし変な文ですがすいません。


えー、明日からまさかのテスト週間です。

流石に最初のテストを落とすとマジでヤバイので、2週間位は投稿できません。

すっげぇ変なところで終わらせて本当にすいません。


次回………は全く決めておりません。


あ、感想はできる限り返信しますよ……?


では、また2週間後にお会いしましょう。


さようなら………じゃなくて、逝ってきます




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