その諸事情はあとがきで説明します。
『あれを本気で信じてた奴はどうすんだよ!人の気持ちを知らないで、自分だけいい気になってんじゃねぇぞ!』と磯貝に言われた言葉が、今も頭の中を駆け回る。
あれから3日が経つ。
神栄はベットで横になりながら、ケータイを見る。
しばらくごはんは食べてない。
でも、お腹が減ることはない。
現在、夕方の4時。
(あれから、誰とも話していないし、外出もしていない。俺は、どうやって前の関係に戻せばばいいんだろうか…………?)
しばらく考えても、答えは見つからない。
(もう……………いいや)
神栄は再び、眠りについた。
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みんなからの信頼や友情が壊れた今、無駄にみんなと話しても全く意味はない。
完全に詰んだ。
何度でもやり直せるゲームはどれだけ素晴らしいのだろう……と感じた瞬間だった……。
(…………)
そんなことを考えていると、突然、夢が見えてきた。
みんなが笑顔な世界が映っている。
そうだ、俺はこれを望んでいたんだよ……!
しかし、それは一瞬で壊され、周りが真っ赤に染まっている。
そこには、1人の女性の姿があった。
その女性は、神栄 茜音。神栄 碧の双子の姉であり、現在3年A組に所属している、神栄の最も嫌いな人だ。
何故だろう。あいつは関係ないはずなのに………。
だが、あいつはナイフを持っている。
ナイフには、赤い液体がついている。
それは、『血』だ。
ただただ彼女は、笑顔だった。
いや、笑顔という例えではなく、『狂気の』笑顔だった。
神栄はその異常な光景に、立っていることしかできなかった。
ーーそうだ…これは、夢なんだーー
ーーだから、怖がる必要はないーー
狂気の笑顔のまま、茜音はこちらに歩いてくる。
(…………!?)
そして、神栄の前に立ち、茜音は耳元で囁く。
「次は、碧君の番だよ?」
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「あぁぁあああぁあぁぁ!!」
ようやく夢から覚めた神栄は、再びケータイを見る。
時刻は、朝の4時。
今は、何もする気が起きない。
ゲームも、漫画も、勉強も、何もやれない………。
誰とも話せない。俺はもう、終わったんだ……………。
だったらもう、全て消えればいいんだ………。
神栄は再び眠りにつき、昼になるまで起きることはなかった。
昼、1時。
神栄は殺せんせーに電話をし始めた。
「なぁ、殺せんせー」
『にゅや?あなたから電話してくるなんて珍しいですねぇ、どうしたんですか?』
電話した理由はただ一つ。
ここから消えることを、殺せんせーに言うだけだ。
「突然で悪いんだけど………俺、A組に行くわ。もう、ここに居られる気がしない………」
『な、何があったんですか!?』
「俺………もういいんだよ、とりあえず今言っておくよ。ありがとう、殺せんせー。これからも頑張れよ……」
神栄は勝手に電話を切り、ケータイの電源を切った。
さぁ………理事長に言いに行こう。これで、みんなの関係は真っ白になる。
これが、俺のできる最大の事だ………。
さようなら………暗殺教室…………。
今回は短いし変な文ですがすいません。
えー、明日からまさかのテスト週間です。
流石に最初のテストを落とすとマジでヤバイので、2週間位は投稿できません。
すっげぇ変なところで終わらせて本当にすいません。
次回………は全く決めておりません。
あ、感想はできる限り返信しますよ……?
では、また2週間後にお会いしましょう。
さようなら………じゃなくて、逝ってきます